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  • 2022年12月10日

恋愛の”自己肯定力”を付けさせる本『すべてはモテるためである』は非モテ体質改善に最適かもしれない|二村ヒトシ

「なぜモテないかというと、それは、あなたがキモチワルいからでしょう。」 そんな辛辣な一文から始まる自己啓発本・・・とりうよりモテ啓発本がこの本、二村ヒトシ『すべてはモテるためである』である。 モテない男からすると、 「自分が持てないのは自分が悪いわけ […]

  • 2022年11月27日

牧薩次『完全恋愛』紹介と感想文:他者にその存在さえ知られない恋は完全恋愛と呼ばれるべきか?

皆さんは『完全恋愛』という言葉をご存じだろうか? この言葉は牧薩次さんが書いた小説の題名で語られる言葉なので、知らない方の方が多いのではないかと思う。『完全恋愛』という言葉は作品の冒頭で読者である僕たちへの問いかけの中に書かれている。 他者にその存在 […]

  • 2022年9月15日

【蜜蜂と遠雷】漫画化するなら『天才を描く天才』である曽田正人先生に描いてもらうべきだよね

直木賞と本屋大賞をダブル受賞した『蜜蜂と遠雷』 タブル受賞で話題性もあり、さらに内容についてもこれだけ素晴らしい作品なのであれば、近いうちに必ずアニメ、映画、ドラマなどのほかの媒体に姿を変えていくことでしょう。間違いなく。 僕はそれら異なる媒体の中で […]

  • 2022年9月15日

どうして人間は人間を食べてはいけないのか?『人間の顔は食べづらい』白井智之

奇をてらった題名で注目を浴びようとする作品はほぼ間違いなく駄作である。 基本的にはそんなスタンスを持っている僕は、あまりにも攻めた…というより狙ってんなぁと感じてしまう題名の本を手に取ることが少ない。内容に自信がないからタイトルだけでも狙いにいってい […]

  • 2022年9月15日

池井戸潤『オレたち花のバブル組』感想文:半沢直樹2-仕事の信念とサラリーマンの宿命を今さら振り返る

最終回の視聴率が40%を超え社会現象にまでなった2013年のTBSドラマ『半沢直樹』の原作小説第二弾である池井戸潤作『オレたち花のバブル組』。相変わらずタイトルのセンスは救いようもないが、内容に関しては最高のビジネスエンタメ作品になっている。 前作の […]

  • 2022年9月15日

池井戸潤『ロスジェネの逆襲』感想文:半沢直樹3-世代間意識に問いかける名言だらけの熱い問題提起!

2013年のTBSドラマ『半沢直樹』の原作小説シリーズの第三弾、池井戸潤作『ロスジェネの逆襲』。前二作に比べてタイトルセンスがいきなり向上したので驚きが隠せないが、作品自体はドラマのあと、つまり半沢直樹が出向が命じられたあとの話が描かれている。 最終 […]

  • 2022年9月14日

朝井リョウ『学生時代にやらなくてもいい20のこと』感想文:非リア充アピールをしてるけどアンタは立派なリア充だよって思うエッセイ集

朝井リョウの文章の魅力は学生年代の鬱々とした感情にこそあると思っていたのだが、このエッセイ『学生時代にやらなくてもいい20のこと』を読んでみてその印象がガラリと変わってしまった。 なんという面白さ!! あまりにも面白すぎて、今では朝井リョウという作家 […]

  • 2022年9月14日

遠藤保仁『白紙からの選択』感想文

遠藤保仁(著)『白紙からの選択』をKindleで読んだ。遠藤はサッカー選手として日本代表の国際Aマッチ出場数最多記録保持者であり、本の出版に於いても、恐らく日本最多出版選手だろう。(現時点で確認できるのは8冊) スポーツ選手の本となると、【辛かった泣 […]

  • 2022年8月28日

東野圭吾『宿命』感想文:1990年~2005年くらいの東野圭吾作品が一番好きだと叫びたい

東野圭吾さんの作品を記事に取り上げるのは少し勇気がいる。 何故なら本を読む方の多くはその存在をすでに知っており、どの作品をどのようなテーマで掘り下げても『今更感』がぬぐえないからだ。今まで避けてきたのはその今更感に負けていたからだ。まぁただの偏見なの […]