不要不急の反対語は何でしょう?そこから曖昧に感じる「不要不急」の定義を明確にして、線引きが出来るかと思いましたので調べたことをシェアします。
2020年3月28日、不要不急の外出の自粛要請が出ました。
筆者も旅行の計画を中止し、外出の予定も中止し、昨日の段階で3日分の買い物を済ませ
家で待機であります。
世の中を見ると「不要不急って定義が曖昧だからどうしていいか分からない」という声が多いですが
ここで定義するならどうなのか見ていきましょう。
不要不急の反対語とは?
不要不急を定義するにあたり、反対語を考えていきましょう。
不要不急の四字熟語の反対語は明確にはありませんでした。
しかし、急ぐという意味で二字熟語はたくさんあります。
それが、急ぎの緊急度で言うと
「火急」
「至急」
「早急」
であります。
必要火急とか必要至急とか必要早急という言葉があってもいい気がしますが、辞書にはありません。
そもそも、不要不急は、戦時中に日本軍が使っていた「不要不急線」から来たもので
それは地方の軍事的に重要ではない線路のことを指すとされます。
不要の反対語は必要、不急の反対語は火急と辞書にありますので、
辞書にはないものの「必要火急」としてもいいような気はします。
それでは、実際に国から要請されている「不要不急の外出自粛」はどう定義し、どう線引きすべきか見ていきましょう。
不要不急の外出自粛の定義・線引きは?
不要不急の外出自粛の定義・線引きを誠に勝手ながら定義してみました。
というのも、いくら都知事や県知事等権力ある人でも、日本国憲法に基づき、人の行動を極端に制限することはできません。
だから、明確なことは言いにくいわけで、そこは空気を読まなければなりません。(ただ、緊急事態宣言では72時間に限って制限出来るようです)
あえて、定義するとすると
■不要不急の外出自粛の定義
・もし自分が新型コロナ保有者だと仮定して、それが他人に与える影響を考えて、行動を抑制する。
ということでしょう。
どうしても人は「正常性のバイアス」が働き、これは花見を自粛できてないクラスターを見ればわかるように
人間に働きやすいバイアスなのですが、
ここで「自分が新型コロナ保有者だと仮定する」という想像力が非常に重要になってくるのかと思います。
不要不急の外出自粛要請へのネットの反応
「不要不急の外出を控えて」不要不急とは。通院と食品・日用品・医療品の買い出しに自粛は必要ありません。何か情報が出る度に皆が店に殺到すると、その都度感染の危機が高まります。
記者会見をするなら最初からわかりやすくそこまで言おう
— ぬえ (@yosinotennin) March 26, 2020
- めちゃくちゃ不要不急な外出をしている。もうすぐ着くその場所は会社…
- お昼までお仕事。道路は普段の土曜と大差無い。 自転車や徒歩で仕事に向かう人に混じりランニングする人がチラホラ。そして、老夫婦が小さい孫を抱いてのどかに散歩している。それ、不要不急?
- 自粛要請出てるけど、仕事だよ
- 普段と外は大差ないぞ。ってか花見してるやついるし!
- こんなに桜が満開なのに、できない春。今年の桜ほど、ワクワクしないものはない
出典:twitter
まとめ
いかがでしょうか。
一言「不要不急」を分かりやすく言うならば
「自分が新型コロナ保菌者だと仮定して行動しなさい」ということでしょう。
- 不要不急の反対語は辞書にはない
- しかし、不要の反対は必要、不急の反対は火急・至急とある
- 不要不急の外出要請は「自分が新型コロナ保菌者だと仮定して行動しろ」ということ
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