絆創膏は“バンソウコウ”と思っている人も多いと思いますが、実は地域によって様々な呼び方がされています。
今回は地域によって絆創膏がどのような呼び方をされているのか、なぜ呼び方が違うのか紹介していきたいと思います。
それぞれの地域で違う絆創膏の呼び方
全国に最も使われている呼び方は絆創膏(ばんそうこう)で間違いないと思います。
しかし、日本全国の地域では絆創膏の他に5つも呼び方があるんです!
その呼び方は、バンドエイド、カットバン、サビオ、リバテープ、キズバンです。
それでは、それぞれの地域を見てみましょう。
▼絆創膏(ばんそうこうと呼ぶ地域)
静岡、長野、新潟、石川、福井など日本のど真ん中周辺の県では絆創膏以外の呼び方はないようで、そのままばんそうこうと呼びます。また、その他全国の地域でももちろん絆創膏は呼ばれており、最も多い呼び方ではないでしょうか。
▼バンドエイド
東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、愛知、岐阜、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、香川、徳島など首都圏を中心に使われている呼び方です。商品名がそのまま呼ばれています。
▼カットバン
青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島、山梨、鳥取、島根、岡山、山口、愛媛、高知、長崎、鹿児島など全国のかなり広い地域で使われている呼び方です。商品名がそのまま呼ばれています。
▼リバテープ
奈良、福岡、佐賀、大分、熊本、宮崎、沖縄、九州地方を中心に呼ばれています。キズリバテープという商品名が省略されリバテープと呼ばれています。
▼サビオ
北海道、広島、和歌山と3県のみの呼び方です。商品名がそのまま呼ばれています。
▼キズバン
富山県のみで使われている呼び方。キズバンテープが省略されてキズバンと呼ばれています。
結局どの呼び方を使えば通じる?
どこに行っても通じる呼び方はやはり絆創膏(ばんそうこう)ではないでしょうか!
それにしても全国でこんなにも違う商品も珍しいですね。その理由は皆さんもお気づきだと思いますが、地域によって流通していた商品が違うという事がポイントだと思います。
上記紹介した商品の中にはすでに販売中止されている物もありますが、当時から読んでいた呼び方が代々受け継がれて地域で残っているのだと思われます。
また海外での呼び方も気になると思います。
海外での絆創膏の呼び方は「Band-Aid」日本でも使われているジョンソン・エンド・ジョンソンの商品名そのままで通用するらしいので、海外で怪我をしてしまった時は「Band-Aid please!」と頼んでみましょう。
ちなみに、日本で最初に出た商品名は「ニチバンQQ絆創膏」だそうですよ!
もしかしたら「ニチバン!」や「QQ」と言っていたかもしれませんね!