NPBソフトバンクホークス入団4年目というフレッシュな九鬼隆平捕手が、5日の1軍戦で初スタメンマスク、初安打が初本塁打という華々しい今季スタートを飾りました。
前途洋々な九鬼隆平捕手ですが、ところで「九鬼」ってかなり珍しい名字。実は九鬼捕手の先祖はあの！すごい人物だとか。「歴史」の血を引く九鬼隆平捕手の経歴や将来性をまとめました。
九鬼隆平の先祖がすごかった
5日の対日本ハム戦でついに1軍スタメンマスクをかぶり、堂々の捕手デビューを果たした九鬼隆平捕手。試合は負けてしまいましたが、3回には持ち前の鋭いスイングで、ソロ本塁打を広い札幌ドームの左翼席中段へ突き刺し、パワーの片鱗を見せました。
さて「九鬼」という名字を見れば、戦国ファンにはすぐにピンとくる方が多いかもしれません。そう、九鬼捕手は実はあの先祖の末裔だといわれています（以下、出典はWikipediaなど）。
その先祖とは、戦国～安土桃山時代、強力な海上の軍事勢力「九鬼水軍」を率いて「海賊大名」の異称でも呼ばれた戦国武将・九鬼嘉隆です。
九鬼水軍は志摩（現在の三重県）を拠点とする一族で、嘉隆は織田信長や豊臣秀吉のお抱え水軍として数々の戦で活躍。武功により信長から志摩など計3万5000石を与えられ大名に取り立てられるなど、武勇・知略に優れた武将として知られています。
九鬼嘉隆とは？
何と戦国時代の名武将・九鬼嘉隆を先祖に持つ「サムライ家系」と分かった九鬼隆平捕手。では本人の経歴を振り返ってみましょう。
九鬼捕手は大阪府生まれの21歳。中学時代にはボーイズリーグで全国制覇を経験。熊本の名門・秀岳館高に進み、3年のとき春夏甲子園に出場しました。強打強肩の捕手としてU18アジア選手権で主将・4番打者を務め優勝に貢献。
その後は大学進学も考えていたそうですが、徳島・池田高で「やまびこ打線」の一員として選抜大会優勝経験がある父・義典さんの助言もあって、プロ入りへの意思を固め、16年ドラフト3位指名を受けソフトバンクに入団しました。
19年に初めて1軍昇格し、5月のロッテ戦に代打で初出場。初球で頭部死球を受けるという珍しい1軍デビューとなりました。今月5日の初スタメンマスクでは、9回まで4人の投手をしっかりリード。自身の打席でも1本塁打と四球を選び、物怖じしない存在感をアピールしました。
序盤戦で負けが込み調子の上がらないソフトバンクですが、経験豊富な先輩「ライバル捕手」たちの間に挟まれながらも、九鬼捕手が今後もリード面の成長やチャンスに強いプレーを見せられるか、注目されます。
九鬼隆平の最新ネットの評価
- 俺の崇拝する毛利元就の後継者を打ち破った九鬼嘉隆の子孫とはな…
- 熊本へは野球留学やったんやね～❗ ヤクルトの村上選手に負けないくらいの期待の長距離砲
- 九鬼君の第1号ホームラン記念グッズは出ないんですかね
- 熱男がホームランボール渡してて微笑ましいけどボールくるの早くない？？って思ったら案の定ただのボールだった
- ホークスのキャッチャー陣 高谷裕亮 甲斐拓也 栗原陵矢 谷川原健太 海野隆司 九鬼隆平 なんですか、このカッコいい名前の人たちばかりって現象は
出典：Twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
- SB4年目九鬼隆平が先発マスクデビュー。初安打が初本塁打の活躍
- 先祖は九鬼水軍を率い、信長・秀吉に仕えた名戦国武将・九鬼嘉隆
- 強肩強打俊足が武器の隆平捕手。「試合に勝つリード」が次の課題
黄金期を率いてきた主力ベテラン選手との世代交代が課題となっているソフトバンクホークス。捕手の育成もその目玉の一つとされます。
近年、育成出身の甲斐選手が正捕手に成長したことに加え、ドラフト上位で指名してきた若い栗原、九鬼両選手も将来の「正捕手候補」です。
今季好調な打撃でブレイクした栗原選手に続けとばかり、早速力を見せた九鬼捕手。打撃面では上々の結果だったものの、日々ノートに敵戦力を書き留めて研究してきたリード面では、制球難の先発投手を立て直せず「満足するところは一つもない」と反省しきり。「試合」と「打撃」の両方に責任を負う捕手というポジションの〝洗礼〟も浴びたようです。
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