墓じまいをするには費用がいくらかかる?その方法を解説

お金&暮らし

墓じまい」という言葉をご存じでしょうか。
墓じまいとは、お墓を解体・撤去し、お寺や墓地の管理者に敷地を返すことです。

近年、様々な理由で墓じまいをする方が増えてきています。

本記事では墓じまいには一体どのくらいの費用が必要で、どのような手続きを行えばよいのかを解説します。

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墓じまいとは

墓じまいは、その名の通りお墓を撤去し敷地を管理者に返すことです。
代々受け継いできたお墓を解体・撤去し、お寺や墓地の管理者に敷地を返すことを言います。

墓じまいを行った後のご遺骨は、ほかの墓地や合葬墓に移すのが基本です。

なぜ墓じまいをする人が増えてきてるかというと、核家族化や少子高齢化が進み、お墓を守る人がそばにいなくなってしまったり、単純に檀家の経済的負担が大きかったり、最近ではネット墓と呼ばれるお墓のデジタル化も始まり、お墓自体が必要なくなっています。
そのため、身近な管理しやすい場所にお墓を移動したり、そもそもお墓をなくしてしまったりする方が増えてきています。

そんな墓じまいですが、内容が内容だけに、周りの人に内容や費用を聞くのは気が引けるという方も多いと思います。

墓じまいの方法・手順

さて、墓じまいの費用の前に、実際墓じまいがどのような内容になるかを知っておく必要があります。ここでは墓じまいの手順と内容を解説します。

墓じまいの手順

墓じまいの手順は以下の流れになります。

  1. 親族と相談をして、墓じまいの意思決定
  2. 骨壺の状態を確認
  3. ご遺骨を新たに納骨する先を探す
  4. 墓地・霊園の管理者に相談・連絡をする
  5. 役所に届け出を出す
  6. 墓石を撤去してくれる石材店を探す
  7. 閉眼供養(魂抜き)をする
  8. ご遺骨を取り出す
  9. 墓石を解体・撤去して墓所を更地にする。
  10. ご遺骨を移動させ、納骨を行う

このように、墓じまいには様々な手順が必要になります。

墓じまいにかかる費用はいくら?

一体、墓じまいにはいくらくらいの費用がかかるのでしょうか。

お墓は、ご自宅にご用意さてている方はそう多くなく、基本的にはお寺や霊園から土地を借りて作ります。
そのため、土地の所有者はお寺や霊園になるため、墓じまいをする際は土地を更地にして返却をする必要があります。

その際に、以下の名目で費用がかかってきます。

  • お墓の解体・撤去費用
  • お布施代(開眼供養)
  • 諸々の手続きに必要となる書類の費用
  • ご遺骨を新たに納骨するための費用
  • 離檀料(檀家をやめる費用)
  • 墓石の移動費用

お墓の解体・撤去費用

墓じまいで必ず必要になるのが、お墓の解体・撤去費用です。
ほとんどの場合、石材店に依頼して解体作業を行ってもらう形になります。

この解体・撤去にかかる費用は約15~50万円といわれています。

大体、1㎡あたり12万円程度が相場になります。
お墓の大きさや形状、お墓に重機が持ち込めるかどうかなどその時の状況に応じて費用も高額になりますので、墓じまいをする前にあらかじめ石材店に見積もりを依頼すると良いでしょう。

お布施代

墓じまいには、閉眼供養(魂抜き)という手順があります。
この閉眼供養(魂抜き)には、僧侶の方をお呼びして読経をしてもらう必要があります。

その僧侶の方へ感謝の気持ちとしてお布施を用意することなります。
このお布施代の相場が、3~5万円になります。

諸々の手続きに必要となる書類の費用

墓じまいをする際は、親族同士で話し合いの場を持ち、お寺や霊園にその意向を伝える手順が発生すると思いますが、そこで同意が取れると次は役所等で手続きが必要になります。

墓じまいに必要な書類は、移転先で改葬する場合は「改葬許可証」、新しいお墓へ移動する場合には「受入許可証」「埋葬証明書(納骨証明書)」が必要になります。

改葬許可証…墓地のある市区町村の役場で入手することが出来ます
受入許可証 … 改葬先の墓地・霊園がご遺骨の納骨を許可したことを示すための書類。改葬先のの管理者に交付してもらう必要があります。
埋葬証明書(納骨証明書) … 墓地・霊園に誰のご遺骨が埋葬されているかを示すための書類。現在のお墓がある墓地の管理者に交付してもらう必要があります。

それぞれの書類で交付手数料はなく無料でもらえる場合もありますが、役場や自治体、または墓地・霊園によっては手数料が必要な場合がありますので、問い合わせたほうが確実です。
交付手数料が必要な場合であっても、数百円程度で貰えます。

ご遺骨を新たに納骨するための費用

墓じまいをしてご遺骨をお墓から取り出したら、新たに供養するための納骨先が必要になります。
納骨先としては、再度同様のお墓に入れる場合もあれば、改葬・永代供養墓・納骨堂・樹木葬・散骨・手元供養といった選択肢もあります。
以下、納骨先タイプの参考費用になります。

  • 改葬 140万~200万円
  • 永代供養墓 10万~100万円
  • 納骨堂  10万~100万円
  • 樹木葬 5万~80万円
  • 散骨 5万~30万円
  • 手元供養 数千円~100万円

離檀料(檀家をやめる費用)

寺院墓地で檀家になっている場合、離檀料が必要になることがあります。
離檀料とは、お世話になった寺院に対して感謝の気持ちを表すためのお布施のようなものです。

離檀料は、必ずしも支払う必要のある費用ではありませんが、今までにお布施をしていた金額の3倍が相場とされており大体10万円〜20万円程度だとされています。

墓石の移動費用

墓じまいをする際に、墓石を新しく用意する場合もありますが、
今あるお墓の墓石をそのまま利用する場合、墓石の移動費用が必要になります。

墓石の移動にかかる費用は、大体20万円~40万円が相場になります。
ただし、移動距離や業者によって異なりますので事前に確認をするようにしましょう。

いかがでしたでしょうか。
今回、墓じまいに関する費用や手順について解説しましたが、現在の墓石の撤去費用だけでなく、お布施や納骨先での準備費用などが必要になってくるので、その辺の認識をもってないとすぐに予算オーバーしてしまうので注意しましょう。

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