ロビンフッド(株アプリ)の日本版ってある?候補を3つ挙げてみた!

取引手数料無料でのスマホ簡単取引で、コロナ禍のミレニアル世代の心をつかみ、米国でアカウント開設数が1300万件を超えたというロビンフッド(株アプリ)が日本でも注目されています。

日本人が同じように取引できるロビンフッド日本版というアプリはないのでしょうか?
候補を3つ挙げ、詳しく比較検討しました。

投資資金は月数千円、安い手数料で、有名企業の株主になりたいという投資初心者のT君にぴったりのスマホ証券会社はどこでしょうか?

じっくり比較して推奨してみました。

コロナ禍で私もぜひ腕を磨きたいわ!

ロビンフッド(株アプリ)の日本版ってある?

ロビンフッド(株アプリ)の日本版について調べてゆきましょう。

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ロビンフッドとは

2013年4月に設立されたロビンフッドは手数料無料の株取引アプリの先駆けで、ミレニアル世代(中心年齢30歳、インターネット環境が整ったころに育った最初の世代)に支持され、昨年末で、アカウント開設数がアメリカで1千万件を超え、今年に入っても300万件増えています。


企業価値は既に76億ドル(約8270億円)に達していると言われています。
ユーザーの半数が、初めて投資を経験するという新しい世代向けの株取引アプリであり、投資のハードルをあらゆる方法で下げています。
・取引手数料は無料
・取引は非常に簡単で短時間で行える
個別の銘柄のページに行き、「Trade」ボタンから「Sell」または「Buy」をタップし、株数を入力して、確認画面を経て購入または売却を完了させる。
取引時間内ならほぼ瞬時に取引が終わります。
・一部の利用者に限っては、1株未満の取引も可能で、0.000001株から注文でき、金額は1セント単位で四捨五入される。
などが人気を呼んでいます。

但し、現時点で、日本在住の日本人は、ロビンフッドで日本株はもちろん米国株の取引もできません。

日本版アプリ候補は?

では、ロビンフッドの日本版ともいえるような日本の株アプリ、スマホ証券はあるのでしょうか?

30代のT君の希望を聞いてみましょう。

30代のT君は、マンションの頭金を貯めたいが、預金しても金利は0.01%程度で絶望的、老後の年金も不安だし、投資経験はないが、勉強の意味も含めて、投資を始めてみようと考えています。

但し、投資資金は、一か月の生活で余った数千円から、平日に証券会社の担当者とやり取りするなどの手間や時間はできるだけ省けて、スマホで短時間に取引したいと考えています。

倒産の心配がない有名、優良企業に少額で良いから広く、長く投資を重ねていけば、株の知識も増え、投資技術を磨きながら資金も溜まるのではと思っています。

従って、希望条件は、こうなります。
・数千円からの少額投資できる
・取引手数料ができるだけ安い
・日米の有名企業に投資できる
・信頼できる証券会社である
・投資の知識を増やせる、勉強できる

スマホ証券は、SBIネオモバイル証券、LINE証券、ワンタップバイ、STREAM、日興フロッギーなど多数ありますが、このうちからT君の希望に近く、ロビンフッドの日本版に相当すると思われるワンタップバイSBIネオモバイル証券スマートプラスの3社を選び、詳しく調査してみました。

なかなか大それた希望だな!
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ワンタップバイ(One Tap BUY)とは?

2016年6月1日にネット証券に参入したスマホ証券の先駆けで、2020年3月時点の口座数は約13万7000口座となっています。

利用者の約7割が株取引未経験者、20代~30代が6割強を占め、3タップの簡単操作で取引完了となる簡単な操作を特徴としています。
最低購入可能金額は、1,000円で、日米の有名、優良企業に投資できます。

ワンタップバイが選定した日本企業には、イオン、旭化成、味の素、KDDI、中外製薬など各業種の有名企業を126社が網羅されています。
その他にも、ETFが4種、REITも4種ありこれらにも投資ができます。

また保有株数に相当した配当も得られます。

さらに、米国株としては、
アマゾンドットコム、アップル、アメリカンエックスプレス、ウォルトディズニー、スターバックス、マイクロソフト、スリーエムなどそうそうたる米国企業32社がリストアップされています。

米国株は、日本に比べて配当が格段に高く、増配を数十年続けている企業や、持ち続けていれば、株価が何倍にもなった企業も多数ありますので、とても魅力的です。

投資の基礎知識を漫画で学習できるなどサポートコンテンツも充実しており、電話やメールにより、口座開設から取引方法まで総合的にサポートできる体制が整っています。

ワンタップバイはソフトバンク、みずほフィナンシャルグループなどから出資を受け運営している信頼性ある企業です。

2021年1月には、ソフトバンクとみずほ証券による共同経営体制となり、PayPay証券と名称変更する予定です。

よく指摘されるデメリットとしては、手数料が基準価格の0.5%で日本株の取引きでは、高めでは、という点です。

約定(取引成立)ごとに0.5%の手数料がかかる「都度プラン」か、月額料金980円を支払って取引し放題の「定額プラン」を選択することができます。

「都度プラン」の場合、月1000円1回投資すると、5円の手数料がかかるということになります。

米国株では、一般に、日本株に比べて、手数料がぐっと高くなりますので、これなら、安いほうだと言えます。

米国株に興味あり!

SBIネオモバイル証券とは?

2018年に設立された証券会社で、最低投資金額は1株からで、ほぼすべての日本株が対象となっています。

手数料は、月の約定金額の合計で50万円まで200円(税別)、300万円まで1000円(税別)などとなっています。

Tポイントで投資ができること、毎月200ポイントのネオモバのみで使える期間固定Tポイントがもらえる(ただし手数料に充当できない)などの特徴があります。

なお、取引がない月でもサービス利用料がかかる点に注意が必要です。

SBI証券と、TポイントやTSUTAYAのカルチュア・コンビニエンス・クラブの子会社「CCCマーケティング株式会社」が共同出資しています。

Tポイントが使えるのがいいな

スマートプラス(SMART+)とは

2017年大和証券とFinatext(フィナテキスト)により立ち上げられた証券会社です。
株アプリSTREAMを用いて、スマホで簡単に取引ができます。

対象は国内株式(単元株)で、取引手数料は無料です。ただし、売買は100株単位となっています。
従って、例えば、KDDIを100株購入しようとすると276,450円の資金が必要となります。

ユーザー同士の交流で情報収集できるしくみや、楽しみながら投資や経済を学べるコンテンツが充実しています。

3つのスマホ証券の具体例での比較

では、最後に具体的に、有名企業KDDI(コード 9433)を、最低投資金額で1回買った場合の投資資金、手数料を比べてみましょう(10/16終値 2764.5円)。

ワンタップバイ 投資資金 1,000円 手数料5円
SBIネオモバイル証券 投資資金 2,765円 手数料200円
スマートプラス 投資資金 276,450円 手数料0円

スマートプラスの投資資金は、まとまった額になります。
ワンタップバイだと、3000円投資しても、手数料は15円となり、SBIネオモバイル証券を下回ります。

次にKDDIを100株1度に購入する場合を考えてみましょう。
ワンタップバイ 投資資金 276,450円 手数料980円(月ぎめ)
SBIネオモバイル証券 投資資金 276,450円 手数料200円
スマートプラス 投資資金 276,450円 手数料0円

このケースでは、ワンタップバイの手数料が他と比べて、非常に高いことが分かります。

なんと言っても手数料0は魅力!

ワンタップバイ等の口コミまとめ

  • ワンタップバイ、手数料がネックだけど、日本や米国の個別株をちょこちょこ少額買ってく分には面白そうだなぁ…ゲーム感覚って感じ。やりたくなってきた…!
  • ワンタップバイでリート/米ETF,BDCを各1000円で少額積立しました。どんどん貯める 衣食住を極限まで切り詰めて、#老後は年4回海外 に行くために年金手動積立だ!!
  • 少額から買えるので、投資の敷居が下がりましたね。 これはいいことです。 株の苦手な僕も、ワンタップバイで地味に楽しんでます
  • 日本株で含み益は ワンタップバイで数万円ずつ 買った 任天堂とキーエンスは 含み益 ネオモバで買った パナソニックも 含み益
  • 昨日初めて株を買ってみました!ネオモバで。 ENEOSが下がっていたので、2株。 どうなるかなー

出典:ヤフコメ

みんな楽しんで投資している!

まとめ

  • ロビンフッドの日本版候補として3つのスマホ証券を挙げ、比較した結果、初心者として、有名企業の株を月数千円程度購入するスタイルなら、ワンタップバイがお勧めである。
  • 初心者といえども、投資スタイルにより、最適のスマホ証券は異なり、手数料無料ならスマートプラス、少額投資、手数料低め、Tポイント活用なら、SBIネオモバイル、少額の日米優良企業投資ならワンタップバイとそれぞれ特徴がある。
  • 投資の敷居が下がり、ゲーム感覚で楽しむひと、含み益を出して、将来を夢見ている者など、それぞれが、うまくスマホ証券アプリを活用しているようだ。

筆者はネット証券で、10年以上の投資経験がありますが、米国株は、為替の問題と証券会社の高い手数料でこれまで躊躇してきました。

しかし、20年以上増配を続けている米国企業50社には、スリーエム(配当利回り4.07%)などあり、いつか手掛けてみたいと思っていました。

ワンタップバイなら、低い手数料でリスクを抑えた少額の投資ができるので、初の米国株投資に挑戦しようかと思い始めています。
さて、米国のコロナ禍拡大と大統領選の結果で、投資結果はどう出るでしょうか?

これで貯金から投資へと進むのかしら?
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