フェンシングの剣の違いを分かりやすく解説!フルーレ・エペ・サーブルの意味は?

太田雄貴氏が、北京オリンピックフェンシング男子フルーレ個人で、銀メダルを獲得し、フェンシング競技が一躍有名になりました。また最近では、日本フェンシング協会が太田雄貴会長から、陸上十種競技の元日本王者でタレントの武井壮氏に引き継がれたことでも話題となりました。

知名度が上がってきたフェンシングですが、3種目の詳細や特徴についてはまだまだ一般には知られていません。

そこで、フェンシングの3種目フルーレ・エペ・サーブルの剣の違いからそれぞれの競技の特徴を分かりやすく解説していきます。

東京五輪日本代表の21名の選手についてもまとめました。

東京オリンピック決定時の太田雄貴の感動シーンがまだ目に焼き付いている!

フェンシングの剣の違いを分かりやすく解説

フェンシングの剣の違いと各種目の特徴を分かりやすく解説してゆきます。

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フルーレとは

花を意味するフランス語Fleurに由来する名前です。
フェンシングの練習をするときには、怪我を防ぐために剣の先端に花を巻きつけていたことから来ています。

フルーレは軽くて小さい練習用の剣に由来します。
剣は、細身で軽く、断面は四角い形状をしています。
フルーレは「優先権」を尊重します。ここでは、剣を持って向かい合った両選手のうち、先に腕を伸ばし剣先を相手に向けた方に「優先権」が生じます。相手がその剣を払ったり叩いたりして向けられた剣先を逸らせる、間合いを切って逃げ切るなどすると、「優先権」が消滅し、逆に相手が「優先権」を得ることになります。
このように、攻撃―防御―反撃―再反撃といった瞬時の技と動作の応酬(剣のやりとり)がこの種目の見どころになっています。

攻撃は突きのみで、攻撃が有効なのは胴体のみです。

エペとは

エペépéeはフランス語で「剣」を意味します。
騎士の決闘を純粋に受け継いだ種目で、攻撃は突きのみですが、頭から足先までの全身への攻撃が有効です。
剣はフルーレより太目で断面はV字型をしており、3種の中で、最重量となっています。
「優先権」はなく、先に突いた方が勝ちという単純なルールで、特に双方の駆け引きが、重要となります。

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サーブルとは

勇猛なハンガリー騎兵隊の剣技を起源として、その名もsaberサーベル (ややそり身の重い昔の騎兵刀)から来ています。
剣はフルーレより細見で断面は[]型をしており、手の甲を覆う形をしているのが特徴となっています。
攻撃は、腰より上の上半身全てで有効です。

一番の特徴は、サーブルの攻撃には「突き」の外に、「斬り(カット)」があることです。ルールはフルーレと同様「優先権」に基づいていますが、「斬り」の技が加わる分、よりダイナミックな攻防が見られます。

3種目の違いを一覧表にまとめました。

フルーレエペサーブル
起源軽くて小さい練習用の剣に由来騎士の決闘を純粋に受け継ぐ勇猛なハンガリー騎兵隊の剣技を起源
剣の断面細身で軽く、ブレードの断面は四角い形状。剣はフルーレより太目で断面はV字型。フルーレより細見で断面は[]型。
剣の長さ剣の長さ110cm以下、重力500g以下、ガードの直径12cm、ガードから先端までは、90cm以下。剣の長さは110cm以下、重量が770gと種目の中でも最重量級。ガードの直径は13.5cm、ガードから先端までは90cm以下剣の長さは105cm以下で、重量は500g以下。ガードは直径14cm、先端までは88cm以下となっており、手の甲を覆う形をしているのが特徴。
攻撃種類「突き」「突き」「突き」と「斬り(カット)」
優先権攻撃の優先権の尊重先に突いた方が勝ち攻撃の優先権の尊重
攻撃の有効面胴体のみ(背中を含む)頭から足先までの全身腰より上の上半身全て
しっかり頭に入れればより面白く見れること間違いなし

フェンシング日本代表選手と見どころ

3種目の男女、個人、団体の代表選手をこれまでの実績とともに、一覧にしました。

敷根崇裕(23=ネクサス) 男子フルーレ
フェンシング選手だった父・裕一の影響で幼稚園のときにフェンシングを始めた。2016年世界ジュニア選手権で個人、団体の2冠に輝き、2017年の世界選手権の銅メダルを獲得し注目を集めました。2019年アジア選手権個人、団体金メダル。
恵まれた体格と繊細な剣さばきを生かした攻撃力は評価が高く、剣先を下げて前進する独特のスタイルを持っています。

松山恭助(24=JTB) 男子フルーレ
メダル奪回を目指す男子フルーレチームの主将。東京・東亜学園高在学時に五輪メダリストの太田雄貴以来となる高校総体3連覇、「ポスト太田」として名を挙げる。
2016年ジュニアの世界選手権で個人3位、団体でも優勝に貢献。その年の全日本選手権で初優勝。2020年に2回目の日本一。
巧みな剣さばきと駆け引きのうまさが持ち味。

東晟良(あずま せら)(21=日体大)女子フルーレ
高校2年(2016年)の時にアジアジュニア・カデ選手権で金メダルを獲得。2017年、全日本選手権・個人フルーレで初優勝を飾り、2018年夏のアジア大会(ジャカルタ)では女子フルーレ団体で初の金メダルを獲得。2018年11月にアルジェリアで行われたワールドカップで銀メダルを獲得した。
2018年12月に東京グローブ座で行われた全日本選手権・個人フルーレで前年に続き連覇を果たした。距離が離れた相手も仕留める「ロングアタック」を得意とする
東莉央とともに、姉妹揃ってオリンピック代表入りとなった。

そうそうたる面々、期待できそう!

フェンシング関連の公式SNS

公式インスタもなかなか凝ってる!

まとめ

  • フルーレ・エペ・サーブルの剣の違いを言葉の由来から、形状、種目の起源、特徴についてまとめた
  • 日本代表21選手の実績を含めた一覧表を作成し、3名の注目選手について詳細した
  • 注目選手の公式インスタを多数掲載した
これでテレビでじっくり楽しめるわ!

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