※この記事は痔の体験談を話すことで同じ苦しみを味わっている人に勇気を出してもらうことを目的としています。
先日の記事で、痔の市販薬の紹介をしたが、まだまだ良くならない。
今日は僕が試した民間療法について書こうと思うのだが、その前に何故僕が民間療法にも手を出そうとしたのかを説明しておきたい。
実は前回のボラギノールやプリザエースなどの市販の薬を買う時に軽い事故が起きていたのだ。
同志たちが僕と同じような悲劇に遭わない為に、先にその記録を残すこととする。
個人薬局でのリスク
とりあえず病院は最終手段だと思っていた僕は、薬局で売っているボラギノールとかプリザエースとかいう名前の夢のようにハイな気分になるという【例のクスリ】を買いに行こうと思い、行ってきたんですよ。恥ずかしいから近所の小さな薬局に。
で、初エロ本高校生みたいにドギマギしながら薬局に入ったところ、個人薬局だったためか、なんか薬の置き場がわかりにくい。
しかもやっと見つけても【例のクスリ】がレジの裏のショーケースみたいなところにしかない。これは由々しき事態ですよ。
キヨ○ラ氏みたいにヒッソリと【例のクスリ】を買おうとしていたのに、売人に声をかけなければならないなんて。
悩んだ結果しかたないので、一番近くにいた売人のオバサンに【例のクスリ】を探していると伝えたところ、その人は売人どころか薬剤師ですらなかったようで、
「山崎さーーん、痔の薬だってーーー」
と店内に響き渡る声で恥辱の伝言ゲームをし始める始末。なにこの罰ゲーム。当然ほかの客も振り向きます。あわわわわわわ。
大きく発せられた『痔』という言葉にざわつく店内。
「あらいやだ、根暗そうな不審者が痔の薬を求めてさまよっているわ」的、COOLな視線がこちらを刺している。
お尻も痛いけどまわりの視線も痛い。
なんだったら視線の方がずっと痛い。
かなり高度な羞恥プレイを要求されたわけですが、それは年の功。僕だってダテに34年も生きてないです。
まわりの視線に対して無言でニヒルに微笑んでやりました。あとから考えると相当気持ち悪くて死にたくなりますが。
そして奥からバタバタと薬剤師のオバサン(おそらく山崎さん)がやってきて、怒涛の勢いで僕に質問を投げかけてくるんです。
「出血は?」「イボなの?」「キレてんの?」など、とにかく質問攻め。
なんだこのオバサン、僕の肛門に恋をしているか?と疑いたくなるほど僕の肛門のパーソナルデータをかき集めようとするんですよ。
プライバシーポリシーもなんのそので、僕の肛門は丸裸にされそうだ。
でも「キレてんの?」なんて言われたらつい「いや、キレてないですよ」と言いたくなるのが人情というものだ。
だからというわけではないのですが、勢いに押されてつい、
「いえ、今日は様子見です」
とか、意味のわからない言い訳をしながらケツをまくって逃げてきました。
結局後日、違う薬局に行ってしっかりと薬を購入し、先日の記事を書いたのです。もう薬を買うだけでホント大変。
こんなに大変な思いを毎回しなければならないというのも困りものです。
そこで、薬に頼らない方法もあるのではないかと思い、調べて実践してみました。
民間治療の実践と自分の調子などをランキングでまとめてみます。
個人的民間治療ランキング
5位 ワカメなどの海藻類を食べる
まずはソフトな食生活改善から。一応試してはいるものの、これに関してはどれだけ効果が出ているのかは実感としてわかりません。
即効性があるものではないと思うので、継続して続けて体質改善が出来ればうれしいので意識して繰り返すことが大切なのだと思います。
ちなみに僕は毎日、昼にはワカメの味噌汁を飲んでます。都市伝説だが髪にもいいらしいよ。ホントかね。
4位 O型クッション
使ってると調子が悪くならない。
実感としては効果が高い気がするんですが、ちょっと恥ずかしくて会社では使えない・・・。
周囲の社員に全力で僕が痔に愛された男であることをアピールしているようでM心をくすぐられ流石に使えない。
はぁ・・・これはあくまでも家用か・・・と諦めていたところ、
なななななんと、こんな素敵な商品が!!!
パッと見た限りだと、ただのクッションなのに実は中身がO型クッションになっている優れもの!!あなたが神か!?
コレ考えた人天才じゃね?まさに、痔ーニアス。しかも色もたくさん選べるお洒落さ。
あまりのお洒落さに丸の内OL達が腰をガクガクさせ、ヒーヒー言いながらこのクッションを選んでいる様が目に浮かびます。
これならば会社で使っていても、白い目で見られてM心がくすぐられてしまう事もありません。ついに僕はリーサルウエポンを手に入れた!
3位 アルコール、刺激物、油ものを控える
ピリ辛な味付けの揚げ物を酒のつまみにして一杯なんて最高だから、本当は控えたくないのだけれど、やはりアルコールは痔の天敵かもしれない。
ついつい晩酌してしまうのを避けるだけでも調子がいい気がする。
体質的なものも大きいのでしょうが、僕個人の感覚からすると油ものを一番避けた方がいい感覚がありますよ。
もしどうしても飲みたいのであれば、日にちを決めて肝臓と肛門の休息日を!
あと、僕は持っていないけれど、油を控えるという意味ではノンオイルフライヤーという手があるのではないかと思い立ち、今購入しようか本気で悩んでいる・・・。
2位 入浴時間を長くする
単純に長風呂して身体を温めるのもいいのですが、この『オリヂナル薬湯』などの薬用効果をプラスすることで微妙に肌に優しく湯冷めしにくいきがします。
使ってから調子がいいですね。
やはり血の巡りの問題なのかなと実感しました。
でも『オリヂナル薬湯』って名前、確実にいじってきていやがるぜ、ガッデム。
さらにこんな夢のような商品が!!
お湯に入れることでお風呂のお湯がローションになるドラえもんのポケットから出てきたような夢の商品。
愛されローション。ビバ入浴。ビバローション。
痔の治療という目的以外にも、入浴時間をある程度確保することは健康にいいし、本当にヌルヌルになるのでとても気持ちがいい。
あまり具体的には言わないが、きっと他にも楽しめることがあるはず。
あとは言わなくてもわかるよね。
ちなみに僕は入浴中に本を読むことが多いので、濡れない本や飲み物、軽く食べるものなどを持って入ることでお風呂を快適空間に変えて長風呂していたりする。
そして栄えある一位は・・・?
1位 トイレに長い間座らない。
これ!多分原因これ!僕はトイレに酸素カプセル並に長時間こもってる事が多いので、お尻のうっ血が強いみたいなんですね。
でもいくら落ち着くからといって長時間こもっているのは社会的にもお尻的にも良くない!
終わったらさっさと出る!
トイレでパズドラとかしない!
治療法という訳ではないんですが意識しただけでだいぶ良くなった気がします。
ということで、まさかの一位が治療じゃないという暴挙ではあったものの、実感として感じられたものを並べてみました。
『さるのこしかけ』さくらももこ
番外編として、爆発的に売れたさくらももこさんのエッセイ『さるのこしかけ』の中にドクダミの葉を揉んで柔らかくしておしりに詰めるという治療法が明記されていたのを思い出した。
さくらさんはそれによって症状が劇的に改善されたようなのだが、葉っぱをお尻に詰める勇気がなく試しておりません。
試す勇気もないが、どうしようもなくなったら縋ってみてもいいのかもしれない。
ただこの本を久々に読み返してみたのだが、何年も前のエッセイなのに今でも面白いって、ただただ凄いなと感心してしまった。
最後に
民間治療としては以上となる。実体験からのランキングなので個人差があるかもしれないが、多少なりとも役に立てばうれしい。
また、先日、おしりの病院に行ってきた。厳しい戦いだったが、後日体験談を同志たちに伝えたいと思う。
苦しみに喘ぐ同志たちへ希望の光を!
俺の屍を超えていけ!