- 2021年10月14日
村田沙耶香『殺人出産』は100年後の常識という名の恐怖を教えてくれる
『コンビニ人間』で芥川賞を受賞した村田沙耶香さん。 その村田沙耶香はクレイジーであると、以前作家の加藤千恵さんがラジオで話していた。もちろんそれは冗談半分なのだろうが、確かに村田作品を読んでいると「コイツはクレイジーだぜHAHAHA」と思う場面は多い […]
『コンビニ人間』で芥川賞を受賞した村田沙耶香さん。 その村田沙耶香はクレイジーであると、以前作家の加藤千恵さんがラジオで話していた。もちろんそれは冗談半分なのだろうが、確かに村田作品を読んでいると「コイツはクレイジーだぜHAHAHA」と思う場面は多い […]
だいぶ前になるが、渡辺淳一氏の【鈍感力】を読んだ。 内容紹介 シャープで、鋭敏なことが優れていると世間では思われているが、本当にそうなのか!?医師としての経験や作家としての眼差しを通じて、些細なことで揺るがない「鈍さ」こそ、生きていく上で最も大切で、 […]
『みをつくし料理帖』という時代小説がある。 時代小説というと、 「読みにくい文章で書かれているんじゃないか」 とか、 「おっさんやおばさんが読むような作品なんじゃないか」 とか、若い年代からはネガティブな印象を持たれることが多いジャンル […]
U-NEXTの無料トライアルはどんな感じ?映画やアニメは全て無料なの? 見放題作品が14万本以上と断トツのラインナップ数! しかも31日間も無料トライアル(お試し期間)があって解約も簡単だというU-NEXT! 登録時に無料にも関わらず600ポイントも […]
先日、『スロウハイツの神様』を読み終えてすぐ、同じく辻村深月の『ゼロハチゼロナナ』を手に取った。スロウハイツを読み終えたあとの温かな感動と爽快感が忘れられずに、同じく辻村作品を読むことにしたのだ。ところが、その安直な行動で僕は大いに傷ついた。 この『 […]
辻村深月『青空と逃げる』を読んだ。 重苦しい読書感覚を味わうも、爽やかで前向きな結末のこの作品は、読み終わった後の余韻が実に気持ちいい。 感覚的には同じく辻村深月の作品である、 『島はぼくらと』 に近い気持ちよさと言えば伝わる人には伝わるかもしれない […]
柚木裕子『凶犬の眼』を読んだ。 前作『孤狼の血』の男くさいハードボイルドな雰囲気を気に入ったので、その続編にあたるこの作品も貪るように読みふけてしまった。 『孤狼の血』感想文|魅力的な汚さが躍動する男くさい本|柚木裕子 続編もやはり面白い。 前回の流 […]
柚木裕子『孤狼の血』を読んだ。 昭和という時代背景と限りなくグレーなマル暴の刑事が織りなす、無骨で男くさい警察&ヤクザの小説。 男くさいハードボイルドな作品を拒絶してきたわけではないが、今まではあまり好んで手に取ってこなかったタイプの作品だ。 しかし […]
有川浩『明日の子供たち』を読んだ。 多くの有川作品を読んできた中で、僕がNo1であると断言できる作品かもしれない。 いや、断言してしまおうか。 この作品がNo1だ。ハッキリ言って名作だ。 あまり強い言葉で褒めると作品のハードルが上がってしまうかもしれ […]
伊坂幸太郎の小説は上品なパズルのように思える。 パッと見た限りだとそのパズルは、果たして絵になっているのかもわからないが、パズルを完成させようと奮闘すると、埋まるべき所に美しくピースがはまっていく。そのピースのはまり方も上品で、気が付くと優美なパズル […]