残念!斬馬刀は敵将の馬の足を狙う、セコイ武器だった。

戦国時代や三国志などが題材のアニメや漫画、ゲームで「斬馬刀」という武器を目に耳にした人は多いのではないでしょうか。

そのイメージは敵武将を馬ごと斬ってしまうという凄まじい武器として紹介される事が多いと思います。

しかし、残念な事に斬馬刀はそんなデーハーな武器では無かったのです。

斬馬刀とはどんな武器だったのか?

最初に言わなくてはいけないのは、そもそも日本に斬馬刀は無い。中国で使用されていた武器なのです。

そして、その武器の使い方はイメージでは「馬に乗った武将が敵武将ごと馬を斬る刀」とされていましたが、そうではなく「敵将の乗った馬の足を叩き斬る」ための武器だったのです。

タイトルにセコイと書いてしまったが、戦場ではかなり有用な武器だったと思われます。
なぜなら当時の馬は今で言う戦車みたいなもの。
そして、強い馬を育てるには時間とお金がかかるのですが、そんな大事な馬を撃沈してしまうのだから、かなり有用な武器だったには違いない。

▼中国の斬馬刀

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日本には斬馬刀は無いのか?

日本には斬馬刀という武器はないが、「大太刀(野太刀)」という武器が存在する。

この武器は意外と中国の斬馬刀よりアニメや漫画、ゲームに出てくる武器のような使い方をする。
その使い方は「馬に乗り、走る勢いで敵兵を斬っていく」という物。

バッサバッサと斬っていくというよりは、馬のスピードに乗せてサササーと斬っていくイメージだろう。
また、腕力に自信があったり、体格に恵まれていた者たちは白兵戦でも使用したという。

▼日本の大太刀(野太刀)

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