書道の世界で特待生と言う位置づけは、年齢に応じたそれぞれの部で最高段位を習得し、これ以上段位を与える事が出来ない状態のときに『特待生』と言う呼称が与えられるのが一般的です。
技術にとても優れていてとてもアピールになりそうですが、書道関係の団体は全国に無数にあります。
その書道団体ごとに段位や階級、特待生認定制度を設けており、ここの団体で特待生だから別の団体に移っても特待生として必ずしも、認められるとは限らないので内部だけの認定制度なのです。
ということは、各書道団体の中での階級や、段位に認定されただけであって公的な資格としては計るモノサシが無いと言えます。
したがって、『書道の特待生は進学や就職でアピールできる?』と言う質問に対して、
答えはNOということになるでしょう。
しかし、頑張って練習して積み重ねた努力は段位と言う形で残っていますので『特待生』よりは団体名と段位・級位をアピールした方が認めて貰えるでしょう。
一応、書道の世界でも公的にも認められている資格は存在します。
それは、各団体において、成人の部で師範免許を取得した者です。
余談ですが、基本的に書道教室を開くために必要な免許などはありません。個人で経営し自分で見本を書いて自分で生徒を集めればいいのです。
しかし、生徒を集める為にはそれなりの段位、免許があることなどをアピールすることで信用を得やすいと言うところからある程度の技術が必要になるでしょう。
またその他、習字や書道だけでなくキレイな書くことにおいてアピールをしたいのであれば、一般財団法人?日本書写技能検定協会が行っている毛筆書写技能検定(筆・筆ペン)や、硬筆書写技能検定(ボールペン)がありこの資格は厚生労働省が後援しているため、もちろん公的な資格であり級位によってはとてもアピールとなるでしょう。