油性ペンの良い所、それは書く素材を選ばない上に落ちにくいことです。
どんな材質にでもにじまず、消えにくいので、子どもから大人まで愛用しています。
しかし、
・書こうと思っていた場所とはちがう所に書いてしまった。
・誤って洋服や手についてしまった。
・子どもが家具に落書きしてしまった。
そんな時、油性ペンの落ちにくさは急に牙をむきます。
どんなに頑張っても落ちない。
もう一生油性ペンのついた生活をしなくちゃいけないのか・・・
そんなあなたに朗報です!
今回のあいのーとは、
油性ペンが消えなくて困っている方に、油性ペンと水性ペンの落とし方を紹介します。
油性ペンの特徴

油性ペンは落ちにくいというイメージがあると思います。
はい。実際、落ちにくいです。
では、なぜ油性ペンは落ちにくいのでしょうか。
油性ペンには油性の溶剤が含まれています。
油性の溶剤は、乾きやすく耐水性に優れているのが特徴です。
(水性とは真逆の特徴ですね)
そして、油性ペンには定着剤が含まれています。(水性ペンには入ってません)
定着剤は書いたインクが剥がれないようにするための接着剤のような役割があります。
つまり、油性の溶剤で乾きやすく耐水性に優れていて、定着剤で剥がれにくくなっているため油性ペンは非常に落ちにくい性質をもっているのです。
では、洗濯機で洗濯しても落ちないほど強力な油性ペンはどうやったら落とせるのでしょうか。
油性ペンの落とし方

油性ペンの汚れは、付いた素材によって落としやすさが異なります。
落としやすい素材としては「肌、ホワイトボード、ガラス」です。
落としにくい素材としては「布、プラスチック、木、壁紙」などがあります。
また、残念ながらほとんど落とせない素材としては「紙、石、レンガ、ブロック、革、合成皮革」などが挙げられます。
それぞれ、素材別に落とし方が違うのでみていきましょう。
肌についた場合
油性ペンを使っていたら、いつのまにかインクが手について真っ黒になってることはよくあることです。
肌についた油性ペンの汚れを落とすには、ハンドクリームや歯磨き粉を汚れに塗って、ティッシュでふき取ると落とすことができます。
ホワイトボードについた場合
ホワイトボード用の水性ペンと間違えて油性ペンで書いてしまったことはありませんか?
ホワイトボードについた油性ペンの汚れを落とすには、水性ペンで上塗りするか、合成洗剤をつけて拭き取ると落とすことができます。
布製の服や靴についた場合
油性ペンのインクが服の袖につくなどはよくあることです。
布製の服や靴についた油性ペンの汚れを落とすには、布の下に不要なタオルを置いて、布の上から汚れにクレンジングオイルをなじませて、叩いたり揉んだりすることで下に敷いたタオルに汚れを移すことができます。
ガラスやプラスチックについた場合
ガラス容器やプラスチック容器には油性ペンで色々と書いてしまうもの。
ガラスやプラスチックについた油性ペンの汚れを落とすには、消しゴムでこするか、除光液をしみこませたタオルで拭くことで落とすことができます。
木製の机についた場合
木製の机は、表面が加工されているものは拭き取るだけでとれるかもしれません。
加工されてない木製の机についた油性ペンの汚れを落とすには、柑橘類の皮でこするか、マーガリンを付けた布でこすることで落とすことができます。
壁紙についた場合
壁紙は子どもが落書きする場所NO.1。しかも油性ペンでの汚れはかなり落としにくいです。
壁紙についた油性ペンの汚れを落とすには、消毒用エタノールで汚れを溶かして、メラミンスポンジでやさしくこすり落とします。
ナイロン製バッグについた場合
バッグに油性ペンを入れていたら、いつのまにかインク汚れがバッグについていることがあります。
ナイロン製バックについた油性ペンの汚れを落とすには、汚れの裏側に不要なタオルをしいて、汚れに除光液を垂らしてから叩いて汚れをタオルに映すことで落とすことができます。
その後洗濯機等で綺麗に洗ってください。
水性ペンの落とし方

油性ペンの落とし方を紹介してきましたが、水性ペンの汚れはどうやって落とすのがよいのでしょうか。
水性ペンは主な成分が水と着色剤でできています。
油性ペンに比べて乾くのが遅いのが特徴です。
油性ペンも落ちにくいですが、水性ペンの乾いた汚れもかなり頑固です。
水性ペンは乾くと素材に定着し、再度水で濡らしてもにじんで余計に広がるばかり。
慎重に対応しないと、余計に汚れてしまいます。
服についた場合
服についた水性ペンの汚れは、以下の方法で落とすことができます。
- 汚れの下に不要なタオルをしき、洗剤液をつけた歯ブラシで叩いてインクをタオルに映します。
- 洗面器にお湯(40~50℃)と洗剤を混ぜた液を作り、汚れた部分を付け置きします。お湯の温度が下がってきたら揉み洗いします。
壁紙についた場合
壁紙についた水性ペンの汚れは、以下の方法で落とすことができます。
- 水ぶきが可能な壁紙の場合は、水ぶきか洗剤を使って落とします。
- 水ぶきができない壁紙の場合は、ティッシュや乾いた布で叩いてしみこませます。その後消しゴムを使って汚れをこすります。
肌についた場合
肌についた水性ペンの汚れは、以下の方法で落とすことができます。
- 固形せっけんで洗う(入浴中やお湯で行うと落としやすい)
床についた場合
床についた水性ペンの汚れは、以下の方法で落とすことができます。
- フローリングについた汚れは、水拭きで落とすことができます。
- 畳についた汚れは、畳拭きに使う洗剤を使用して落とします。畳の目などに入っている場合は歯ブラシやつまようじでかき出すように汚れを落とします。
まとめ
今回は油性ペン、水性ペンの落とし方を紹介しました。
油性ペンであれ、水性ペンであれ、汚れがついた素材に応じた対応が大切ですね!
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