UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はついに決勝戦を迎え、ドイツ・ブンデスリーガ覇者のバイエルン・ミュンヘンが優勝、見事トレブル(3冠)を達成しました。
CLを通じて圧倒的強さを貫いたバイエルンですが、中でも輝いたプレーヤーの一人がドイツ代表FW、MFセルジュ・ニャブリ選手。このニャブリとはどんなプレースタイルなのか。その経歴や最近の成績とともに、ゴールパフォーマンスシーンの動画を集めてみました。(出典:Wikipedia、各スポーツメディアなど)
ニャブリとはどんな選手?成績は?
カタカナで書くと思わず猫好きが集まってきそうな(?)ニャブリ選手ですが、まずは「ニャブリとは?」、その経歴から見てみましょう。ニャブリ選手はアフリカのコートジボワール人の父とドイツ人の母を持つ、ドイツ・シュトゥットガルト生まれの25歳。
VfBシュトゥットガルトの下部組織でキャリアをスタートさせ、16歳のときイングランド・プレミアリーグのアーセナルに移籍。トップチームに上り17歳で公式戦デビューを果たします。
Unstoppable? Serge Gnabry this season = 🔥🔥🔥#UCLfinal pic.twitter.com/skNpdCQINa
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) August 22, 2020
2013-14シーズンに、対スウォンジー戦でプロ初ゴール。これは当時のアーセナル所属選手としては、最年少ゴール記録から2番目というスピード記録だったそうです。その後ウェスト・ブロムウィッチ(WBA)へのレンタルやドイツ・ブンデスリーガのブレーメンへの完全移籍を経て、17年、バイエルン・ミュンヘンに入団しました。
再び他クラブへのレンタルをへて18-19シーズンにバイエルンに復帰。この年「絶対的エース」のレバンドフスキ選手に次ぐ10得点で優勝に貢献。19-20シーズンも大活躍で、リーグ優勝、DFBポカール(ドイツカップ)の優勝に寄与します。
そして今季CLでもグループステージのトッテナム戦で一人で4得点を決めるなど、毎試合ゴールパフォーマンスを連発。レバンドフスキ選手に続いてチームの圧倒的攻撃力の源泉になってきました。
19-20シーズンの成績は、CL決勝戦を除く公式戦45試合出場で23ゴール、CLでは10試合で9得点の活躍。ブンデスリーガでは31試合出場で12ゴール、得点ランキングはリーグ10位でした。
ニャブリのゴールパフォーマンス動画
「ニャブリとは?」。猫とは特に関係なく、バイエルンの快進撃と超絶な攻撃陣を支える新進気鋭のドイツ代表プレーヤーのニャブリ選手。若いだけに成績も益々伸びていきそうですが、そのプレースタイルをサッカーコラムなどから探ってみました。
ニャブリ選手の大きな強みはドリブルの鋭さ。後ほどの動画でも分かる通り、スピードがあり細かいボールタッチで相手をスルスルと抜いていきます。足技やフェイントも多彩で、まさにサポーターを魅了するプレーだといえます。
バイエルンでは現在は絶対的存在のレバンドフスキ選手がトップ下。ニャブリ選手は主にウィングの位置ですが、そこで得意のドリブルが真価を発揮。もちろんゴールの決定力もずば抜けています。左右どちらのウィングでもプレーできるため、サイドからニャブリ選手がドリブルで上がってくる際は、常に要チェックといえそうです。
そんなドイツ代表とリーグにとって、トップスターへの成長が期待される若きストライカー、ニャブリ選手の最新ゴールパフォーマンスシーンの公式動画を集めてみました。
ニャブリの海外の反応まとめ
- これで、ついこの前25歳になったばかりか。どこまで成長するのか楽しみ!
- バイエルンは安い買い物をしたな。アーセナルサポは随分後悔してるだろう
- ニャブリは世界でも最高のMFの一人じゃないかと僕は思う
- 何てプレーヤーだ!もっと世界に知られてもいいのに
- 数年前、まだこんなに有名になる前に友達とポスター交換してニャブリのをゲット!貰っといてよかった!
出典:YouTube
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
- 欧州CL見事優勝のバイエルン。攻撃牽引役の1人がMFセルジュ・ニャブリ
- 今季公式戦で計23ゴールを量産。チームのトレブル達成に大きく貢献
- 超絶なドリブルセンスと決定力。将来ドイツ担うエースストライカーへ
ドイツサッカー期待の星・ニャブリ選手ですが、才能の一方課題もあるといわれます。例えばクロスなどのパスの精度やポジショニングのとり方にはまだ改善の余地があるとの指摘も。
アーセナルやWBA時代には目立った働きができず、出場機会を求めて移籍を繰り返し、かつては「プレーが独善的」とメディアに批判されたことも。ただ、それだけ伸び代もあるといえ、パス技術などを高めれば正真正銘、世界を代表する選手に肩を並べる日が来ることでしょう。