MLBエンゼルス大谷翔平選手が、投打の大活躍で3度目の週間MVPを獲得。オールスターファン投票もDH部門トップをさらに快走中と絶好調です。
出場予定のホームランダービーでライバルの一人になりそうなのが、「規格外の怪人」ジャンカルロ・スタントン選手(ヤンキース)です。ジャンカルロ・スタントンとはどんな選手で、どこが凄いのか。その成績や年俸、大谷選手との比較もまとめました。(出典:Wikipedia、MLB公式サイトなど)
ジャンカルロ・スタントンとは?
ホームランダービーで大谷選手と対決があるのか?動向が注目されるメジャー屈指の「大砲」ジャンカルロ・スタントンとは、どんなプレーヤーなのか、成績や年俸などの基本情報を見てみましょう。
ジャンカルロ・スタントン選手は米カリフォルニア州出身の31歳。父はアイルランド系米国人、母はアフリカ系米国人とプエルトリコのハーフだそうです。
これまでのタイトルは本塁打王2回、打点王1回。MVP1回。シルバースラッガー賞2回など。オールスター戦にも4回選出されています。
スタントンの本塁打の過去成績
「メジャーといえばスタントン」とファンが思い浮かぶほど、スタントン選手といえばとにかく規格外のパワーが超絶なメジャーを代表する長距離砲。
特にもの凄い弾丸ライナーや大飛距離のホームランが「代名詞」ともいえる世界的なスラッガーです。メジャーでの本塁打を含めた主な打撃成績は以下の通りです(21年は6月23日現在)。
■14年 145試合出場、打率.288、37本塁打、105打点
■15年 74試合出場、打率.265、27本塁打、67打点
■16年 119試合出場、打率.240、27本塁打、74打点
■17年 159試合出場、打率.281、59本塁打、132打点、OPS1.007
■18年 158試合出場、打率.266、38本塁打、100打点
■21年 52試合出場、打率.263、13本塁打、36打点
【メジャー通算】325本塁打
スタントンのその他の数字
スタントン選手を象徴するようなその他の数字をご紹介しましょう。
・打球速度でメジャー史上No1といわれるハイパワー。平均打球速度は97mph(約156km/h)、最高打球速度は123.9mph(約199km/h)。これはスタットキャスト導入以後史上最速とされる。
・ホームランダービーに2度出場し、初参加の16年は3ラウンドで計61本放って優勝。大谷もTVで見て驚いたという。17年は一回戦で敗退。
It’s time to Feast! #OpeningDay pic.twitter.com/B401YakMly
— Giancarlo Stanton (@Giancarlo818) April 1, 2021
スタントンの年棒
スタントン選手はマーリンズ時代の14年オフに、13年総額3億2500万ドル+出来高の、当時北米プロスポーツ史上最高額の契約を締結。ヤンキース移籍後も引き継がれています。
■スタントンの推定年俸(19年以降)
・19年 … 2600万ドル(約28億6000万円)
・20年 … 962万ドル(約10億円)
・21年 … 2900万ドル(約32億円)
・22年 … 2900万ドル
23年には年俸3200万ドルまで増額。契約は27年までですが、28年にも2500万ドルのオプションが付いているという破格の巨額契約です。
2021年大谷翔平との比較
大谷選手も日ハム時代から注目して見ていたという、メジャーを代表する大砲スタントン選手。二人の今季の成績をあらためて比較してみましょう。
■ジャンカルロ・スタントン
・52試合出場、打率.263、13本塁打、36打点、OPS.849、61三振、24四球
■大谷翔平
・68試合出場、打率.272、23本塁打、54打点、OPS1.008、78三振、30四球
スタントンへのネットの反応は?
- 22、23歳くらいで体力のピーク=タティス、ゲレーロ、アクーニャjr。ここを通過した選手が25〜28歳くらいで技術の完成形に=トラウト ベッツ ハーパー スタントン
- HRダービー、タティスjrは出て欲しいな、あとスタントンも!盛り上がらんやん
- ジャッジやスタントンっていい人そう。マー君来年帰って来るかな
- 大谷翔平、7、8年前にはあんな細かったのに今やスタントンと遜色ないくらいゴツいし、打球も同じ
- やっぱりスタントンが打たんとん…
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
- 大谷のホームラン競走相手となるか?MLB屈指の規格外大砲スタントン
- 通算300本塁打超。打球速度200km近い史上最速の超絶パワーバッター
- 13年350億円の巨額契約中。高校時代はアメフト、バスケでも才能発揮
スタントン選手というと高校時代のスポーツ万能ぶりも当時話題だったそうです。野球のほかアメフト、バスケでも才能抜群。卒業を控えた頃には進路選択に全米の注目が集まり、南カリフォルニア大学は野球とアメフトの奨学生としてオファー。
同大はアメフトで全米屈指の強豪のため特に熱心に勧誘したそうです。MLBドラフト上位指名を受けたスタントン選手は、かなり悩んだ末に野球の道を選んだとか。
大谷選手も「アメフト、サッカーやバスケでも超一流になっただろう」と言われますし、思わず「大谷やスタントンが3人いたらな…」とお馬鹿な妄想に浸ってしまいます。
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