「ビッグボス」新庄剛志・日ハム監督が就任し、CSを押しのけて話題を独占している2021NPB。秋季キャンプで若手を叱咤激励する姿も注目されましたが、その一人が清宮幸太郎選手です。
新庄監督はキャンプで清宮選手にいきなり「ダイエット指令」を下すなど、早速〝改造〟に着手。いまだブレイクできない「大器・清宮幸太郎」は来季どうなる?新庄効果で覚醒するのか、清宮選手の現在地を考えてみました。(出典:Wikipedia、スポーツメディアなど)
清宮幸太郎どうなる?新庄監督後を占う
沖縄の秋季キャンプで精力的に期待の若手選手たちを視察、指導した新庄剛志監督。清宮幸太郎選手にも興味津々で、フリー打撃を見守った後に2人きりで何やら話し合い。
当初は股関節の柔軟性の重要さなどを説いていたようですが、徐々に会話の内容は清宮選手のおなか周りに。清宮選手の脇腹をふにっとつかむシーンもみられ、どうやら「太りすぎ」と忠告していたようです。
実際その後報道陣にも、指導内容について「(清宮から)『痩せてしまったら打球が飛ばなくなるのが怖い』と言われたので、いや、変えないと、と。今も打球そんなに飛んでないよって」と鋭く指摘し、ダイエット指令を下したことを明らかにしました。
新庄メソッドで清宮幸太郎は来季どうなるのか。まずは清宮選手のこれまでを振り返ってみましょう。
2021年までの状況
清宮幸太郎選手は東京都生まれの22歳。早実時代に高校通算111本と史上最多本塁打記録を打ち立てた希代のスラッガー候補として、17年ドラフトでは高校生最多7球団の競合指名の末、日本ハムにドラフト1位で入団しました。
18年5月に早くも1軍デビュー。1年目こそ53試合出場、7本塁打とまずまずの活躍を見せましたが、ケガや手術を受けたこともあり、2年目もやはり7本塁打止まり。
3年目の20年はプロで初めてケガなく離脱しない体調面では最高の1年でしたが、結果は96試合、打率.190、本塁打はやはり7本。そしてついに4年目の今季は1度も1軍に上がることなく終了してしまいました。
プロ1軍3年間の通算成績は230試合、本塁打21本、打率.198、打点73。「鳴り物入りのドラ1」としては到底納得できる内容ではありません。
受けて受けて受けまくる⚾️#清宮幸太郎 #野村佑希 #特守#lovefighters #秋季キャンプ pic.twitter.com/Kbgbg2Oe8z
— 北海道日本ハムファイターズ公式 (@FightersPR) November 14, 2021
新庄監督で期待されること
なぜ清宮選手はブレイクできないのか。バットにボールを乗せ柔らかいスイングでスタンドに運ぶ才能は天性のものとも評されますが、やはり打率が低すぎ安定感に欠けます。
今季2軍本塁打王とはいえ、本塁打率は1年目より下がっており、打率は106試合で.199と低迷。そして守備の悪さも課題です。1軍では主に1塁手でしたが2年間で11失策と確実性がありません。これでは中々1軍レギュラーには定着しづらいといえます。
清宮幸太郎選手自身も感じるものがあったのか「(減量は)今まで挑戦したことはないけど、やってみないと分からない」と来春までにトライするようです。
2022年筆者予想
新庄効果で清宮幸太郎選手は果たしてブレイクできるのでしょうか。5年目の来季はいよいよ正念場、勝負の年となりそうです。
なぜか優しかった栗山監督が去り、チームは稲葉GM・新庄監督新体制。一見明るく兄貴分の2人に見えますが、ストイックさは球界随一で指導も非常に厳しいとされます。
中田翔選手が不在となり得点力不足が課題の日ハムでは、来季は打線の中軸を固めることが重要。清宮選手には期待が大きいとみられ、調整が良好なら序盤から5、6番でのスタメン起用が見込まれます。
メディアでは「2022年も結果が出なければ放出もあり得る」との見方も。同期・同い年の村上宗隆選手(ヤクルト)が球界No1の主砲に成長する中、来季清宮選手は〝ラストチャンス〟の覚悟が必要といえそうです。
清宮幸太郎新庄監督で覚醒する?SNSの反応まとめ
- 春季キャンプまでにどれだけ体を絞れるか、下半身を鍛え上げれるか。春までの出来で将来が決まると言っても過言じゃない
- スマートな体型でもギータや山田哲人みたいに体にキレがあれば本塁打は打てる
- 張本勲氏 清宮に『プロ野球の投手に対応できるように形を変えていかなければ』
- 守備力を上げれば一軍でレギュラー行ける❗ バッティングは良い物あるし
- 清宮幸太郎はまだまだこんなもんじゃなーい!来年はドカンと決めましょ!みんな待ってるよー!
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
- 日ハム新庄監督が清宮幸太郎を熱血指導。早速「ダイエット指令」下す
- 今季1度も1軍に上がれず悔しい日々。2軍本塁打王も安定感いまだ欠ける
- 来季はラストチャンスか。「絞ってキレ出せ」新庄指導の答えは来春に
新庄監督は野球選手の自己管理に強いこだわりがある様子。以前「野球選手は監督、コーチがいると動き出すタイプが多い」とし、「練習しない人はケガをするしレギュラー取れない。体が結果を見せるというか、体つきですぐ分かる」と指摘しています。
さらには「(自己管理できてない意味で)デブって人として情けない気がする。野球選手多くない?引退した後」というやや〝暴論〟まで。パワーが必要なスラッガーの場合、人によってベスト体型は違うのでしょうが、とにかく清宮選手は成績で周囲の雑音を黙らせるしかありません。
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