GOTOイート食事券とは？どこで手に入れてどこで使えるのか？

新型コロナウイルスの感染拡大により打撃を受けている観光や飲食業を支援するため、需要喚起策として実施される「Go To キャンペーン」

Go To キャンペーンは以下の4つの施策からなっています。

①旅行代金等を補助する「Go To Travel」
②飲食代金等を補助する「Go To Eat」
③イベント代金等を補助する「Go To Event」
④商店街支援等をする「Go To 商店街」

今回は②のGo To Eatキャンペーンについて、割引券やポイントがどこで入手できるか、どこで使えるかなど紹介します。

Go To Eatキャンペーン

「Go To Eatキャンペーン事業」は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う外出の自粛等の影響により、甚大な影響を受けている飲食業に対し、期間を限定した官民一体型の需要喚起を図るものです。

「Go To Eatキャンペーン」の事業規模は約2,003億円で、内訳としては委託費が上限469億円、プレミアム付き食事券事業に767億円、オンライン飲食予約事業に767億円となっています。

GoToイート、直訳すると「食べに行く」という意味になります。つまりは外食の需要を喚起し、飲食店や農林漁業者を支援するキャンペーンです。

施策内容

Go To Eatキャンペーンの具体的な施策内容は以下の2点になります。

①地域内の登録店舗で使える25%のプレミアムを付けた食事券を発行

• 販売額の25％を国が負担するプレミアム付き食事券
  例）12,500円の食事券を10,000円でご購入頂けます
• プレミアム付食事券でお支払いの際、おつりはでません
• 購入制限あり。 1回のご購入にあたり、20,000円分まで。
  ※エリアによっては、8,000円単位での販売となり、購入上限が16,000円分までとなる場合があります。
• 販売期間は 2021年1月末まで
• 有効期限は 2021年3月末まで

【プレミアム付き食事券入手場所】
都道府県の事業者ごとに販売場所や事前申込が必要かなどの販売方法が異なりますので、詳細は、各食事券発行事業者から公表される内容をご確認いただきたいと思います。

【プレミアム付き食事券が使用可能な場所】
食事券は県内の加盟飲食店のみ使用可能になります。

オンライン予約サイトで予約・来店した方へ、次回に使える1人最大1,000円分のポイントを付与

• 付与されるポイントは昼食時間帯は500円分、夕食時間帯（15：00～）は1,000円分のポイントを付与
• ポイント付与の上限があり、1回の予約あたり10人分まで（最大10,000円分のポイント）
• ポイント付与の期間は2021年1月末まで
• ポイントの利用期限は2021年3月末まで

【ポイント入手場所】
以下の13事業者のサイトから予約することで入手可能です。

・ホットペッパー（株式会社リクルート）
・ぐるなび（株式会社ぐるなび）
・食べログ（株式会社カカクコム）
・RettyRetty（Retty株式会社）
・Yahoo!ロコ（ヤフー株式会社）
・OZmall（スターツ出版株式会社）
・一休レストラン（株式会社一休）
・EPARKグルメ（株式会社EPARKグルメ）
・LUXA（auコマース＆ライフ）
・ヒトサラ（株式会社USEN Media）
・favy・トレタ（フードテックパートナー）
・大阪グルメ（表示灯株式会社）
・シェフル（株式会社Fesbase）

【ポイントが使用可能な場所】
一部エリア限定のサイトもありますが、基本的には、全国の加盟飲食店で使用可能になります。

補足

GoToイートが始まってすぐに、このキャンペーンを利用した錬金術が話題となっています。

GoToイートは、オンライン予約サイト経由で予約・来店すると予約人数1人につき最大1000円分のポイントが貰える。

この仕組みを利用し、居酒屋飲食チェーンの「鳥貴族」で298円（税込み327円）の商品を1品だけ注文して会計をすると、1回あたり673円分の儲けを出すことができる。

キャンペーンの予約回数に上限はないため、複数店舗を回ることでその分儲けがでる計算になる。

キャンペーンのルールにのっとっているので、違法などではないが、飲食店としてはこのような少額利用のお客さんの対応に時間をとられていては店が活気づくどころか、さらに業績は悪化するのではないか。

鳥貴族は今後、GoToの予約をコースのみに限定する方針を出している。