十種競技の得点計算方法は？武井壮の記録は何点？│あいのーと

8/4(水)から東京五輪で男子十種競技が始まります。
2日間で陸上十種の競技を終了させる過酷なレースです。

2021年6月に日本フェンシング協会会長に就任したタレントで、「百獣の王」を目指している武井壮は、この競技を始めて2年半で、日本一となったそうです。

複雑に見える十種競技の得点計算方法を確認してみましょう。武井壮の記録は何点だったのでしょう？

確かに、陸上アスリートの王様ね！

1 十種競技の得点計算方法は？
- 1.1 十種競技の得点計算表
- 1.2 十種競技の得点計方法
2 武井壮の記録
3 世界記録と日本記録
4 まとめ

十種競技の得点計算方法は？

二日間にわたり、以下の10種の陸上競技を行い、その記録を得点に換算し、合計得点で競う陸上競技で、勝者はキング・オブ・アスリート と称されます（Wikipedia参照）。
一日目：100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m
二日目：110mH、円盤投、棒高跳、やり投、1500m

まず、記録をインプットするだけで、簡単に得点を計算できる計算表を紹介します。

十種競技の得点計算表

https://yamagata-tfc.org/tools/m_tokuten.html

ここで、
110mH：110ｍハードル
HJ:走高跳
PJ:棒高跳
LJ:走幅跳
SP:砲丸投
DT:円盤投
JT:やり投です。

十種競技の得点計方法

計算表は、競技種目ごとに次の代入する項目と数式に基づいています。

但し、以下の条件があります。
・各競技（種目）が開始してからの、失格（DSQ）・途中棄権（DNF）・記録なし（NM）、の場合は次の競技に進む事が出来るが、途中1種目でも競技に参加しなかった場合は、以降の競技に進む事が出来ない。
・走幅跳、各種・投てき、の試技は3回までの最高記録を取る。
・短距離走3種目のフライングに関しては、1回目では失格にならず2回目以降は誰が飛出しても失格になる

公平に評価できるようにどうやって計算式を編み出したのだろう？

武井壮の記録

1997年10月4日に国立競技場で行われた第81回日本陸上競技選手権大会の男子十種競技・優勝した 7606点が自己ベストです。
ここで、100m 10秒54、400m 47秒92、1500m 4分8秒と短中距離走で、得点を稼ぎました。
100m走の10秒54は2015年まで、十種競技・100mの日本最高記録でした。

この前には、1997年9月13日に、第66回日本学生陸上競技対校選手権大会男子十種競技・優勝しており、 7500点でした。

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マスターズ陸上競技の4×100メートルリレーで金メダルも取ったこともあるそうよ！

世界記録と日本記録

世界記録は、9126点で、ケビン・マイヤー (29歳、フランス)がタランス（フランス）で、2018年9月16日に記録しました。
それぞれの競技の現時点での自己ベストは、以下ですので、武井壮の短中距離走のレベルが高かったことが見てとれます。
100m 10秒50
400m 48秒26
110mハードル 13秒54
円盤投 52m38
走幅跳 7ｍ80
砲丸投 17ｍ08
走高跳 2ｍ09
やり投 71m90
1500m　4分18秒04

日本記録は、今回の東京五輪にも出場を目指していた右代啓祐選手（35歳）が2014年6月1日に出した8308点です。

世界とはだいぶ差があるな！