東京五輪BMXのNHKの実況放送で、バンクやカーブなどが設置されたパーク内を駆け回る選手がジャンプなどを決めるたび、「イエス!」「イエィ!」「オーマイガッ」と叫んだ解説がNHKらしからぬと大評判です。
実況で使われたゲシるとは意味は?これらのBMX用語をまとめてみました。
ゲシるとは意味は?
ゲシるが話題になった東京五輪
東京五輪の新種目のスケートボードやBMXフリースタイルのNHK実況、プロスケートボーダーの瀬尻稜さん(24)やBMXプロライダーの勅使川原大地さん(25)の解説が素晴らしいと評判です。
ラフで感情が伝わってくる解説と専門用語を全て理解して噛み砕いて伝えてくれるアナウンサーの掛け合いで、新種目が大いに盛り上がりました。
ノリのよいBGMに乗せて、着地を決めると「ビタ着」、着地でエッジや水平面にタイヤが付き減速すると「ゲシる」、ジャンプ中に片足を出すと「キャンキャン出す」と聞き慣れないBMX用語をリズムよく出し、BMX用語が大きな話題になりました。
解説者・勅使川原大地とは?
勅使川原大地さんは、1995年8月24日年生まれの25歳、BMXライダーの父親勅使川原翔太郎の影響で5歳で始めたBMXライディング歴は20年となります。
14歳で本格的にBMXに取り組み始め、2004年:450Jam ノービスクラス 優勝して以来2018年:Japan Cup 準優勝に至るまで、数々の大会で素晴らしい成績を上げてきました。
現在プロBMXライダーとして、SAMURIDE BMX CLUBというスクールを主宰する一方、BMX関連のファッションモデル、ユニバーサルスタジオでのショー、BMX大会への参加など多数の仕事を抱えています。
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ゲシるの意味
ジャンプから着地する際に、自転車の後輪がエッジや平らな台の部分にぶつかってしまうミスのことで、着地の衝撃でスピードが失われてしまい、滑らかに技の連続ができなくなってしまいます。
高得点を取るためには、「ゲシらない」ことは不可欠です。
語源は「減速してしまう」「着地音」など諸説あるようですが、はっきりしません。
その他BMX用語まとめ
「ビタ着」とは?
「ビタっと着地」のことで、トリックを決めた後着地の時にバイクのタイヤがしっかりと地面に着くことです。
「ゲジることなくすべてビタ着」などと使われます。
「キャンキャン」とは?
ジャンプ中に片足をペダルから離し、逆足の側横に足を伸ばす技のこと。
足が伸びていればいるほど完成度が高く美しさも競われ、足の角度や出来栄えも得点に反映される。
足を出すことからダンス「フレンチカンカン」から名前が取られているとも言われています。
「キャンキャンでた」などと使われます。
「ボトム落ち」とは?
ボトムはパークの底を意味します。
ジャンプして着地した際に、底の平らな部分あたりに落ちてしまうことで、かなりの衝撃があり、パンクすることさえあるようです。
減点対象になります。
「スーパーマン」とは?
足をペダルから話して手を伸ばし、スーパーマンのように飛ぶ高難易度の技。
高得点が期待できます。
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ゲシる解説へのSNSの反応
- 勅使河原さんナイス解説でした。アナウンサーが繰り出す難しい技名、アナウンスする横で、「イエッス」とうなずいている。それぞれの技がきちんときまると、「ベタ着がなんども決まってますねっ」 ランの後、得点を待つ選手への称賛が凄い。終始、褒めまくっていた。
- 勅使河原さん、素人の視聴者の私にも物凄く自然で素直に感動できる。& 最後まで見届けたい気持ちになる素敵な解説者でした。
- 「この技は例えるなら、利き手じゃない方の手でお箸を持つようなものです」最高な解説だと思った!箸に「お」を付ける丁寧さも好きです!
- 終始落ち着いた口調、BMXの良さ、パフォーマンスのすごさを伝えようという気持ちが伝わってきました。乱れた言葉でハイテンション! というイメージはなく、でも自然体でとっても良かったと思います!実況アナと解説で大技が出たときのハモリとか、楽しめました!
- NHKが勅使河原大地に解説を頼んだっていうのがちょっと面白いというか興味深い。おしゃべり解説大好きって感じじゃあないよね、彼。でも落ち着いてるからいいと思ったのかな。
出典:ヤフコメ
まとめ
- 「ゲシる」とはジャンプから着地する際に、自転車の後輪がエッジや平らな台の部分にぶつかってしまうミスのこと
- 「ゲシる」の外4つのBMX用語につき説明した
- 五輪実況で、解説者・勅使川原大地のノリとアナウンサーの掛け合いが素晴らしいと好評です
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