- 2021年8月1日
親は子供の命と人間性のどちらを望んでいるのだろうか?『望み』感想文|雫井脩介
雫井脩介『望み』を読んだ。 この作品を読み終えた後に持て余す ”虚無感” は、今まで読んだ小説の中でもトップクラスであることは間違いない。 痛みと悲しみに溢れ、救いはなく、圧倒的な死が目の前にある作品。 同時に家族が身内に対して抱く ”望み” につい […]
雫井脩介『望み』を読んだ。 この作品を読み終えた後に持て余す ”虚無感” は、今まで読んだ小説の中でもトップクラスであることは間違いない。 痛みと悲しみに溢れ、救いはなく、圧倒的な死が目の前にある作品。 同時に家族が身内に対して抱く ”望み” につい […]
ウィリアム・ゴールディングの小説『蠅の王(原題:Lord of the Flies)』を読んだ。 1954年に出版されたこの作品は内容の過激さから多くの出版社から発売を拒絶されていたそうだ。その拒絶も納得してしまうような物語…具体的に言えば、無人島に […]
”近親相姦”という言葉はエロ動画のジャンルでしか見ることがない。 男性はそういったアダルトなジャンルとして目にする機会があるので、そこまでの非日常を感じないかもしれないが、女性は”近親相姦”という言葉自体に触れる機会がそもそも少ないと思う。しかし、小 […]
小説の中には読むに値しないような”つまらない小説”がある。 本を読むということは、人生の内の貴重な数時間を一冊の本に費やすということである。それなのに読んだ本がつまらないというのは、本当に地獄のような出来事なのだ。その本に対価を払ったことも地獄。時間 […]
住野よる『青くて痛くて脆い』を読んだ。 思春期の痛々しさを表現した小説はたくさんあるが、その中でも飛びぬけていたたまれない気持ちになる作品だった。 いたたまれない気持ち、という事はつまり、自分にも心当たりがあって恥ずかしくて身もだえしてしまうというこ […]
『恋愛小説は女性が読む本である』 そんな考え方は一世代前の偏見で、今では男性でも恋愛に比重が置かれた作品を普通に楽しむ時代になってきているように感じる。映画『君の名は』のように、性別に関係なく支持される恋愛作品も増えてきた。それでもやはり、女性目線で […]
映画『世界から猫が消えたなら』を皆さんは見ただろうか? そして、この原作本を読まれただろうか? 思ったよりも読みやすい本 正直な話、僕が初めて川村元気さんの『世界から猫が消えたなら』の文庫を読んだ時の感想はあまりよくなかった。おそらく、僕が勝手にこの […]
辻村深月『かがみの孤城』を読んだ。 多くの辻村作品を読んできたが、この作品はその集大成とも呼ばれており本屋大賞を受賞するのも納得の傑作といえる。本当に素晴らしい作品だった。 正直、素晴らしい作品すぎて書評・レビューなんて書ける気がしないので、まだ読ん […]
リアド偉武さんはこれまで「BIGMAMA(ビッグママ)」のドラマーとして活動するかたわら、「Alexandros」のサポートドラムも担当。 そしてこの度、「BIGMAMA」を脱退し、正式に「Alexandros」に加入となりました。 映画やドラマ、C […]
人気ロックバンド「Alexandros(アレキサンドロス)」 に正式加入し、注目度が急上昇中のドラマーのリアド偉武(いぶ)さん。 そこで今回は リアド偉武さんの身長 リアド偉武さんの誕生日 といったプロフィールなどの基本情報を調べてみました。 また、 […]