蒙古斑が消えない!種類や原因、消す方法をご紹介!

良く漫画やアニメ、ドラマ、映画などで「まだまだケツの青いガキだな」というセリフの由来になっているのが幼少時にお尻のあたりが青くなる蒙古斑。

通常であれば小学校にあがるころ6歳や7歳ごろに消える場合がほとんどですが、中学校に上がっても消えない、高校生になっても消えない、30歳になっても消えない場合があるそうです。

今回はなぜ蒙古斑ができるのか、どういった種類の蒙古斑が消えないのか、消す方法はあるのかなどを紹介していきたいと思います。

蒙古斑とは!?

幼児の頃に先天的に発生する皮膚にできる青色(灰色)の母斑。先天的なので蒙古斑はお母さんの胎内にいるときからあり、出産後成長につれ蒙古斑も大きくなり分かりやすくなっていきます。

実は蒙古斑は全人種同じように現れるものではなく、特に日本人、モンゴル人、中国人、といったアジア人種の幼児では他の人種に比べてはるかに蒙古斑が現れる確率が高いです。

アジア人種では80%~90%の発生確率と言われています、対して欧米人種では現れることもありますが、かなり数は少ないようで、知識の無い医者が虐待も勘違いするケースも発生するほど数は少ないと言います。

日本では当たり前の蒙古斑ですが、特定の海外地域ではあまり知られていないようです。

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蒙古斑が出来る原因

蒙古斑が出来る原因はメラノサイトという細胞が関係しているようです。
メラノサイトは紫外線を吸収して肌を守る役割もありますが、人の色を決める黒色色素を生み出しています。
このメラニンの量で目の色や髪の色も決まると言われていて、このメラニンによって蒙古斑の痣のような青い母斑が出来るといわれています。

意外と多い蒙古斑の種類

蒙古斑は実は1種類だけではありません、通常の蒙古斑が大人になると消える蒙古斑に対し消えない、消えにくい蒙古斑も存在します。

・濃色型蒙古斑
通常の蒙古斑がぼやけた薄色の蒙古斑に対し、濃色型蒙古斑は肌の色とくっきりと分かる違いがあり色もかなり来い蒙古斑になります。

・異所性蒙古斑
通常の蒙古斑が臀部や腰のあたりに現れるのにたいし、異所性蒙古斑はそれ以外の場所、足に現れたり、肩に現れたり、時には顔に現れたりします。

・持続性蒙古斑
上記した濃色型蒙古斑、異所性蒙古斑はおとなになっても消えない、消えにくい蒙古斑として知られています。そして、持続性蒙古斑は上記二つの種類を含めおとなになっても消えない蒙古斑の事を総じていいます。

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蒙古斑を消す方法!

通常であれば蒙古斑は生まれてすぐに発生し、早ければ3歳~5歳程度で消えます、遅くても10歳頃までには消える方がほとんでではないでしょうか。

そうではなく、中学生、高校生、大学生、社会人になっても消えない場合があります。
大人になって蒙古斑が消えないこともありますが、大人になるにつれ気にならなくなるということもあります。

しかし、異所性蒙古斑のように蒙古斑が現れる場所が顔などのわかりやすい場所の場合はやはり消したいと思うと思います。

そういった場合は現在では医療によって消すことができます。

日本では異所性蒙古斑の場合は保険適用内でもありますので気になる場合は皮膚科へ相談に行くとよいかもしれません。

費用としては3割負担で5000円~1万円前後。保険適用外の美容皮膚科の場合も1cm四方で1万円前後で治療を受けれるそうです。

 
 
 
 
 
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お尻以外の顔や手や足などに出来た蒙古斑は、自然治癒が難しく、病院での治療が必須となります。

病院では形成外科を受診するそうで、レーザー治療が1番おすすめ、最も効果的といわれてます。

しかし全てに効くわけでなく、青あざの症状や場所によってはレーザーが使えないところも必ずあり、可能なところには手術を行うそうです。

レーザー治療可能なものは、「異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん)」「太田母斑(おおたぼはん)」「ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)」といわれる種類の蒙古斑が挙げられます。

治療にかかる費用もとても気になると思います!

蒙古斑は医療保険が適用され、自己負担が軽減されるので安心です!

ただ、治療に使うレーザーにはいくつか種類があり、レーザーによっては保険限度額を越えてしまうケースも考えられます。

限度額を越えた分は、自腹となります。

レーザー治療 費用を調査

 
 
 
 
 
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治療にかかる費用をちょっと調べていきますね!

治療費は、あざの面積で違ってきます。

【異所性蒙古斑・太田母斑】
◎~4c㎡➜20,000円
◎4~16c㎡➜23,700円
◎16~64c㎡➜29,000円
◎64c㎡~➜39,500円

ここから保険割引で、自費をカバーできます。

【ADM】
保険の種類により個人差はありますが、3割負担の場合、6,000~12,000円ほどの目安です!!

レーザー治療 対象年齢

 
 
 
 
 
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蒙古斑のレーザー治療は、対象年齢が0歳からとなってます。

生後3ヵ月から始められるそうなので、まずは病院で受診し、治療方針を決めることから始まります。

レーザー治療を行う回数が気になると思いますので、情報をお伝えしていきますね!

通院の目安としては、このようになってます。

・異所性蒙古斑 3~4回
・太田母斑 3~6回
・ADM 2~3回

あくまで目安であり、情報によっては8回ほどの治療が必要ともいわれてます。

レーザー治療と最も相性が良いのは、異所性蒙古斑だそうで、たいていの人は治療によりあざが薄くなるか消えるそうですが、個人差は絶対です。

入院については、小さい子供やあざの範囲が広い人は全身麻酔を行うため、その条件にはまる人は入院が必要です。

治療に通う頻度については、1回目の照射が終わり、2回目は約3ヵ月後もしくは6ヵ月~12ヵ月ほどの間隔を空けて治療していくそうです!

治療に使うレーザーは、次のようなものです。

・Qスイッチルビーレーザー
・アレキサンドライトレーザー
・ヤグレーザー

など。

繰り返しますが、どんな高品質な治療も効果には個人差があるので、効果の出方を人と比べず、そして焦らず、心に余裕です!!

あざの色はメラニンの深さで違う

 
 
 
 
 
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蒙古斑には、2通りあるそうです。

生まれつきの”早発型”の人もいれば、思春期の女性や大人の女性に多い”遅発型”に区別されるそうです!

青、茶色、黒とあざの色が違うのは、肌の下のメラニン色素がどれだけ深いかによるものだそう。

そのメラニンの深さと、レーザー治療の効果は密接してるんですよね。

浅ければ効果は高く、深いほど効果が遅い、、ということですかね!

レーザー治療は、眼球の白の部分の蒙古斑にはリスクが高すぎて今の医療では治療を行えないそうです。

まとめ

今回は蒙古斑の出来る原因、種類、大人になっても消えない蒙古斑を消す方法などを紹介させて頂きました。

大人になって消えない場合は悩まずにまずは皮膚科で相談してみましょう!

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