川崎重工業車両受注の理由は4つ。多方面から称賛の声「おめでとう」

川崎重工が、ニューヨークの地下鉄1600両を
車両受注する見通しが19日に報じられました。

受注額は、なんと4000億円。
圧倒的な規模の金額が動く
大きな仕事です。

世界に通用するこの日本企業の快挙に
「おめでとう」とたくさんの声が寄せられています。

なぜ川崎重工なのか。その理由は?

そんな川崎重工の躍進にある理由と

応援のコメント含む様々なコメントや論調をまとめました。

川崎重工車両受注の理由

スポンサーリンク

2016年から狙っていた展開

「2018年度は今までにない事業規模となる」

これが、2016年の小河原誠常務執行役員の言葉でした。

 

その言葉通りに2018年初めから

大きな展開を見せています。

 

つまり、この動きを川崎重工はずっと

虎視眈々と狙っていたということです。

 

「(2016年)現段階で売上高、受注高とも半分はすでに見えている」

と。

小河原常務の戦略

「欧州はハードルが高い。

あえて行かなくても、北米やアジアにまだ魚はいる」

 

として、アメリカやアジアへの進出を

意向していました。

 

特に、過去には4000両の車両受注実績を持つ川重は

アメリカでも大きなシェアを築いています。

 

過去には、3000億円規模の受注が発生したという

実績もあります。

 

言うまでもなく、その時の取引が大成功に終わったからこそ

今回の大きな受注につながっているというわけですね。

 

また、ライバルに中国や韓国の重工業の存在もありましたが

実際に受注実績のあり、そのサインに高いパフォーマンスを発揮して

信頼感を勝ち得た川崎重工業が

今回の受注を得るという結果に至りました。

 

この受注がさらなる実績として

これからも右肩上がりに活躍してほしいものです。

 

それをも視野に入れているのか

小河原常務は「25年まで安定した運営が可能」と

2016年時点から、先の安定した見通しを語っていました。

スポンサーリンク

M&A戦略

また、M&A戦略、買収と言った動きにも積極的で

野心的な事業拡大を仕掛けてきたことも

見逃せない要因の1つです。

 

また、車両だけではなく

様々な鉄道システムをパッケージで提供できるのも

総合重厚メーカーとしての武器でした。

 

企業としての総合力の高さが

オールインワンのサービス力となって

強いインパクトを与えるポイントになっています。

そして、鉄道のエース、金花芳則副社長の存在

鉄道車両のエースとも言われる金花芳則副社長の存在も

大きいでしょう。

 

入社以来鉄道車両の製造に注力してきた金花芳則副社長は

合計20年の海外駐在をしてきた

国際的エグゼクティブです。

 

ニューヨークでの商談をうまくまとめたのも

こうした国際実力派社長金花芳則副社長の

交渉力や実力が大きく反映された結果であるといえます。

 

ともあれ、日本の企業が世界を相手に

大きな取引を結べたということは

日本人としてもとても誇らしい朗報ですね!

 

そんな川崎重工の躍進に、応援・期待の声が数多く上がっていますので

その一部を取り上げてみたいと思います。

川崎重工車両受注にネットの声は

川崎重工車両受注祝福・応援の声

鉄道に関しては、値段や賄賂以外のスペックがきちんと審査される国、照準は先進国になると思う。
アジアで痛い目に遭った。
運行システムや高速鉄道なんかも含めて、本命マーケットは北米、欧州、オセアニアなんかになるんじゃないのか。
難しい受注だったと思う。
おめでとう。

不断の努力が実を結んだ結果ですね。おめでとうございます。

川重さんこれまでの努力が報われておめでとうございます。最近問題の多かった日本の製造業にとって明るい話題ですね。

今朝の朝刊で読んだけど、価格面では当初は不利な流れだったけど、長年の納入実績やその他諸々から、最後は川崎一本で価格面の詳細を詰めていたんだったね。つまり信頼と信用力。こういう部分は価格でしか競争できない中国にはまだまだ負けないし、東南アジア諸国も「なぜアメリカは川崎を選んだか」を真剣に考慮してほしいです。

https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20180120-00000041-jij-n_ame

こうしてみても川崎重工の果たしてきた仕事ぶりに

期待と応援と信頼が集まっています。

日本の誇り高い企業として是非頑張って欲しいところですし

本当に素晴らしい、おめでたいニュースですね。

川崎重工車両受注に疑問・心配の声

おめでとうございます!
別の話で、ここでちょっと疑問になるのが、なんでアメリカ製のやつを導入しなかったのかな。
アメリカの製造業の復活をなんとか言ってた時期だと思うけど。

トランプ氏怒るやろなぁ。

よく受注取れたな
いつかの新幹線や日本車両の二の舞にならないよう慎重にお願いします

見通しと決定では大きな違いがある~。

中国が絡んでいなければ…同じように、最終決定に至らず苦い経験をした記憶があるからね…。

神戸製鋼の製品も必要になるのでないですか?

品質データ改ざん問題があったので、納入後に訴訟や賠償請求までに至らないかが不安です。

万全な品質管理体制でのぞまれることに期待します。

アメリカと商売するときは契約書を良く見ないと大変な事になる。
金額が大きいなら尚更、だから自分はかなり不安。

川崎車輌製は、すでにNYでの納入実績があるんです、運行実績からの評価だと思いますよ。

川重のアメリカ法人とひともんちゃくあったトランプ氏が
しゃしゃり出て来なければ良いんだけど・・・

https://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20180120-00000041-jij-n_ame

このように、「アメリカファースト」を掲げる

トランプ氏の動向に警戒する声や

アメリカとの商談を心配する声も上がっています。

 

とはいえ、有識者や知的なビジネスマンたちが

このニュースに注目を寄せていることが

コメントの質の高さから感じ取れます。

まとめ:

日本が海外に進出する企業が活躍して

その資本が日本に流れてくることは

日本の国力の増大にもつながり

何よりも景気回復に貢献する

国民としては大きな偉業です。

 

そんな川崎重工の活躍を

一人の日本人として大いに応援したいと思います。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

合わせてコチラも読まれています。

関連記事

株式会社パステルの民事再生が報じられ話題を集めています。とはいえ、そもそも民事再生とは。そして、なぜパステルがその民事再生を行っているのか。その顛末をわかり易く簡単に解説します。民事再生とは何か?わかりやすく[…]

スポンサーリンク