スマホしながら運転の厳罰化が決定されました。
ところで、自動車の運転中の
カーナビアプリの使用も
処罰の対象になるのでしょうか?
ナビアプリを使う人にとっては非常に重大な問題なので
この記事にまとめました。
スマホながら運転厳罰化の経緯
平成28年には、交通違反の実に14%が
「運転中の携帯電話の操作」
によって検挙されるなど
毎年100万件規模で「ながら運転」の取締事例が増えてきています。
そこで、厳罰化と取締強化の二点を
警察は対策としてあげています。
なので、これから運転中には、
おまわりさんがスマホ操作をじっと見ている
監視していると考えて
決して操作しないことが大切です。
さらに、今回の厳罰化では
事故がなくても懲役6月以下になると
非常に厳罰になります。
免許の点数にも大きく関わるので
運転中のスマホ操作は決してすべきではありません。
しかし、一つ大きな問題が残されています。
それは、「カーナビアプリ」の使用はどうなるの?
という問題です。
運転中にスマホが使えないのなら
どうしようもないですよね。
だからといって、カーナビの操作と何が違うのか?
ということも問題です。
この点を正しく理解するにには、この法律の存在を
頭に入れておく必要があります。
ながら運転の取締の根拠となる道路交通法について
自動車運転中の携帯電話仕様に関する規制は
1999年に導入されてから、
2004年で一度罰則強化されています。
その内容を大まかにまとめるとこのようなものです。
①携帯端末を、「手に持って」通話すること
②携帯電話を「手に持って」画面を注視すること
ちなみに、この規定だとスマホのみならず
カーナビ・テレビ・携帯ゲーム機(ニンテンドーDS)なども
処罰の対象になります。
ここでのポイントは「手に持って」
というところです。
運転中に、手に持ってディスプレイを見てはいけない
と覚えておくと良いでしょう。
それなら、ナビアプリを使うにはどうすればよいのでしょうか?
ナビアプリを使うにはどうすればいいのか?
ナビアプリを使うには
車にスタンド固定するという方法があります。
例えば、筆者はこの商品を使っています。
運転席の傍らに
スマホを固定できるというすぐれものです。
これなら、手に持つこともなく
ナビの音声も聞けますし
ハンズフリーで良ければ通話もできます。
ただし、画面をあんまりにも注視していたり
操作していたりすると、
それも取締か注意を受ける可能性はありますので
動画を見ながら運転や
ゲームしながら運転
などは決してしないように注意が必要です。
また、道交法71条1項5の5において、
違反となる条件が明記されています。
合わせてチェックしておきましょう。
違反となるのは
1.手で保持しなければ送信及び受信のいずれをも
行うことができないものを通話のために使用
▶ハンズフリーならokと見て取れる。
2.画像表示用装置に表示された画像を注視
▶固定していても、常に見ているような使い方はアウト。
です。
この二点に該当する行為は取締対象に該当します。
まとめ:ながら運転厳罰化…ナビアプリ使用(運転中のスマホ)はどうなるの?
運転中のスマホ使用による事故が相次ぎ
いよいよ取締が厳しくなってきました。
もともと自動車は人の人命を簡単に奪ってしまいかねないほど
パワーの有る乗り物です。
それを操縦しているという自覚と注意は
ドライバーには求められます。
運転中に気をそらすようなものは、
スマホに限らず決して操作したりせず
やむを得ず操作せざるを得ない時は
路肩に止めるなどしましょう。
スマホに限らず
「ながら運転」は他の人の人生を奪うことにもなりかねない
ことであり、
また、自分の人生そのものに大きな影響を与えかねません。
ですので、車にせよスマホにせよ
自分の道具を丁寧に正しく扱うことが
今の時代には求められているのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。