処分は10日間の謹慎?玉川徹氏の菅前総理と電通への失言と謝罪問題

情報番組のコメンテーターとして知られる、玉川徹氏が失言をしたとして、謹慎処分を受けたというニュースがありました。

謹慎処分を受けるほどの失言とは、いったい何だったのでしょうか。

今回のニュースの詳細や、失言の内容、それに玉川氏のことについて調べてみましょう。

玉川徹氏が謹慎処分に至るまでの流れ

2022年9月27日(火)、反対運動もある中、安倍晋三元総理大臣の国葬がしめやかに行われました。

岸田総理をはじめ菅前総理大臣、衆議院長たちが弔辞を読みましたが、なかでも友人代表として追悼をした菅前総理大臣の弔辞は多くの人の涙を誘った感動的な内容でした。

その内容を一部抜粋してみます。

  • 総理、あなたは、今日よりも明日の方が良くなる日本を創りたい、若い人たちに希望を持たせたい、という強い信念を持ち、毎日毎日国民に語りかけておられた、そして「日本よ、日本人よ、世界の真ん中で咲きほこれ!」これがあなたの口癖でした。
  • 北朝鮮に米を送ろうとしたとき、私が「国民に届くものなら良いが、軍部を肥やすようなことはすべきでない」と反対したことが新聞に載ると、「会いたい」と言ってくれ「菅さんの言っていることは正しい。拉致された日本人を取り戻すため一緒に行動してほしい」と言われました。信念と迫力に満ちたその言葉は、今でも政治活動の糧となっています。
  • 総理が1回目に病気で辞任しているので負い目を感じ、2回目の出馬をずいぶん迷っていた時、2人で銀座の焼鳥屋に行き、私は一生懸命あなたを口説きました。それが使命だと思ったからです。3時間後には首を縦に振ってくれた。私はこのことを、菅義偉生涯最大の達成としていつまで誇らしく思い出すであろうと思います。
  • 総理が官邸にいるときは、欠かさず一日に一回、気兼ねのない話をしました。今でもふと、一人になるとそうした日々の様子がまざまざと蘇ってまいります。

などといかにも安倍元総理大臣の近くにいつもいた人、信頼関係のあった人らしい言葉が語られました。

最後に安倍元総理の部屋の机の上で見つけた本のことについて触れています。

安倍元総理が最後に読んだと思われるページに、マーカーで線をつけてあった箇所がありました。伊藤博文が亡くなったときに長年の朋友だった山県有朋が詠んだ歌でした。

「かたりあひて尽くしし人は先立ちぬ 今より後の世をいかにせむ」

ちょうど菅前総理の気持ちをそのまま表す歌だったのです。

このような内容の弔辞がゆっくりと読まれたあと、会場では拍手が鳴り響き、涙した人たちがたくさんいたようです。

そして翌日の9月28日(水)、テレビ朝日「羽鳥真一のモーニングショー」で、前日の国葬についての振り返りがありました。

そこで、MCの羽鳥アナウンサーが、「菅さんの弔辞が1番刺さったなという感じはありました。」といったことに対し、玉川氏は、「これこそが政治的意図」と指摘しました。

続けて、「それは胸に響く部分はあるんですよ。そういう形として国民の心に残るんですよね」「演出側の人間としてテレビディレクターをやってきましたからね。そういう風に作りますよ」と・・・

さらに「政治的意図はにおわないように制作者としては考えますよ。当然これ、電通が入ってますからね」と言ったのです。

その意見に対し、羽鳥アナウンサーは「ちょっと違う感じがしたと思いましたけど・・」とコメントしています。

そして、翌日29日の同番組で玉川氏は、「昨日の、国葬に電通が関与している、という発言は事実ではありませんでした。さらに電通は全く関わっていないことがわかりました。」「関係者の皆さん、視聴者の皆さんに訂正して謝罪します。申し訳ございませんでした。」と謝罪をしています。

これら一連の内容に対し、ユーザーのコメントは下記のとおりです。

  • 菅さんのスピーチは心がこもっていたと思います。
  • こういう穿った見方しかできないのは、同じ日本人として残念
  • 菅さんの弔辞は、自分で書かれたものだと思います。
  • 想像して発言し、謝れば済むなら、誤報が流れ放題になる。
  • 玉川氏の悪いところは、思いついたことをそのまま断定して話す癖があるところ
  • 番組等は演出して作っていることを暴露したようなものです。
  • タレントのコメントではなく、テレビ局員のこのようなコメントは責任重大
  • 電通に謝る、というより菅さんに謝るべき

など、たくさんの意見がありました。

私自身もこの弔辞を聞いたとき、感動して泣いてしまった一人です。

安倍元総理大臣の日本を思う気持ちと人柄だけでなく、菅前総理大臣の人柄や二人の関係も良く分かったような気がしました。

それなのに、誰かに(電通)作ってもらった政治的な演出のための弔辞、だなんて、菅さんに対して失礼すぎると思いました。

しかもそれが事実でなかったとは・・・確実でないことを自信を持って発言したのですね。

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玉川氏の処分が決定

玉川氏は9月28日のテレビ朝日「羽鳥真一のモーニングショー」で、菅前総理大臣の弔辞が、電通が入って演出をしたかのような発言しました。

翌日に電通は無関係だったことを明らかにして謝罪しましたが、批判は高まる一方でした。

そこで10月4日にテレビ朝日は、10日間の謹慎処分(出演禁止)を決定しました。

近年、広告媒体がテレビよりもネットに重点を置かれているので、番組スポンサーになってくれる企業が少なくなりました。

広告主を連れてくる広告代理店はとても重要な存在です。

そのトップが電通なのに、その電通を怒らせてしまったことは、テレビ朝日にとっては大変な問題です。

また、SNSでは「玉川徹の降板を求めます」というハッシュタグが後を絶たず、自民党からも厳しい声が多くあったということです。

それらを受けた処分でしょうか。

10月5日の同番組で、司会の羽鳥アナウンサーは、「今日から玉川さんが、10日間の謹慎処分となりました。」と説明し、各方面の関係者の方や視聴者に謝罪をしたうえ、(玉川氏は)なぜあのような発言をしたのか理由を改めて説明して謝罪すべきだと思う、と話しました。

玉川氏の復帰は10月19日のモーニングショーですが、どのような説明をするのか、注目をするところです。

TBSの「THE TIME,」では、「昨日バズったトレンドワード10」というコーナーで、2位に「玉川徹」が入っていたことを受け、安住信一郎アナウンサーが、「玉川さんはしばらく番組出演を見送るそうです。」と話しました。

異なる局でも言及するのは、異例のようです。

玉川氏の謹慎処分のニュースに対するユーザーのコメントは以下の通りです。

  • 演出については、自分で取材をして確証を得てから発言すべきだった
  • 批判を浴びやすい玉川氏のキャラを利用して番組の視聴率を上げようとしているのでは?そうでなければ復帰ではなく降板になるはず。
  • 報道に関わる人として、事実や取材に基づかない個人的な主義主張は言うべきではない
  • 番組に復帰予定なんて絶対にやめるべき
  • 謹慎明けにどんな言い訳をするか注目したい
  • あたりさわりのないコメントではなく、下調べをしっかりし筋の通った発言をする玉川さんなので頑張ってほしい
  • いったん口にしたことは謝罪しても消されることがない事を自覚していただきたい
  • 菅さんに対する最低最悪な侮辱行為だと思います。

などです。

玉川さんの発言が良くないという意見が大半ですが、テレビ局側に対しても「それが狙い?」というコメントもありました。

これらのほか、安倍内閣時に首相補佐官を務めた磯崎洋輔氏は「失言ではなく『嘘』で人の名誉を傷つけた」とし、橋下徹氏も「許せない」と厳しく批判、ほんこんやロザン宇治原も「菅前総理に謝ったのか?」など著名人も指摘をしています。

玉川徹とはどんな人?

番組内で失言をし、謹慎となっている玉川徹とはどのような人なのでしょうか。
プロフィールやエピソードを紹介します。

  • 名前:玉川徹(たまかわとおる)
  • 年齢:1963年生まれで、現在61歳です。
  • 出身地:宮城県
  • 職業:テレビ朝日報道局
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経歴

  • 宮城県立仙台大に高校を卒業
  • 京都大学農学部・京都大学大学院農学研究科
  • テレビが好きで放送業界を目指し、大学院卒業後テレビ朝日に入社(1989年)
  • 「内田忠男モーニングショー」でADを務める
  • 報道局の主任になり「スーパーモーニング」などのディレクターを務める
  • 「ちょっと待った!玉川総研」のリポーター
  • 2015年から「羽鳥真一モーニングショー」のレギュラーコメンテーターとなる

テレビ朝日に入社するまでは、取材相手を軽んじる傾向があることに違和感を持ち、ワイドショーだけは担当したくないと編成局長に伝えましたが、最初に担当したのがワイドショーでした。

そこでADとして仕事をしながらもワイドショースタッフとは一線を引いていたそうです。また「撮りたくないものは撮らない」と言って、それを貫く人でもあります。

「ちょっと待った!玉川総研」のコーナーでは、ワイドショーではあまり取り上げなかった経済や政治などもよく取り上げています。

玉川徹の失言は、今回の菅前総理の弔辞だけではないようです。

過去にもいくつかありました。(Wikipediaから抜粋)

  • 2020年1月、トンネル掘ったら水が涸れちゃって・・。箕面の滝の水が少なくなったと取材したが、回復したのかな?という発言で、「トンネル掘ったら箕面の滝の水が減少した」という誤報をうけたものとし、事実誤認であると箕面市長から抗議があった。
  • 2020年12月、新型コロナウィルスについて、「ロックダウン的なこと」か「大規模な検査をして陽性の人と陰性の人を分けること」をしないと、2,3週間のうちに医療が崩壊する」と発言して、国民の不安を煽った。
  • 2022年3月、ロシアによるウクライナ侵入について、「ウクライナが引くしかない」と発言。
  • 2022年9月5日、「エネルギーは自給をすべき」という玉川氏の意見に対し、石原良純氏が「再生エネルギーだけで賄うことはできない」と答えると、「できます」「蓄電技術があればできます」と具体的には語らず断言。また原発に関しては「地震や火山が多い日本では安全性なんて担保できませんよ」と発言。

など、失言や不確かとも思えることを断言することがあるのです。

それでもこのようなバトルが面白いということで、玉川徹氏を支持する人も少なくありません。

またバトルが激しくなりかけると、羽鳥真一アナウンサーが軌道修正をしてくれることも多々あったようです。

しかし、今回の菅前総理大臣の弔辞に対して、「演出がある」だの「電通が入っている」などと断定したような言い方をしたことに関しては、羽鳥アナウンサーも厳しい見方をしています。

まとめ

情報番組のコメンテーターなので、広い知識を持ちはっきりと意見を述べることは、視聴者にとっても見応えのあるものですが、それらのコメントを信じてしまう人も多いのです。
それだけ影響力があるので、確信のない発言は控えていただきたいと思いました。

今回、玉川氏は翌日すぐに謝罪をしています。しかし謝罪の相手は濡れ衣を着せられた電通もですが、一番は菅前総理大臣ではないでしょうか。

まず、菅前総理に謝罪して許しを乞うてこそ、玉川徹氏の謝罪が真実に聞こえると思います。

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