台湾カステラってご存知ですか?
日本のカステラもおいしいですよね!
でも台湾カステラは日本とはちょっと違う製法で、日本のカステラよりさらにふわふわ~なのです。
何が違うのでしょうか。
そこで、日本のカステラとの違いや台湾カステラの特徴、そして期間限定ですが本場の台湾カステラが買えるところを紹介します。
日本のカステラの主な材料や作り方
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日本でカステラが有名なところと言えば、長崎ですね。
ポルトガルの宣教師によって伝えられた南蛮菓子をもとに、日本人の口に合うように独自に改良されていったといわれる焼き菓子です。
長崎にはカステラを製造販売する店がたくさんあります。
もちろんそれぞれの店で企業秘密の材料や量、製法があると思いますが、どのカステラにも使われる主な材料はおよそ以下の通りです。
〈カステラの主な材料〉
- 強力粉:100g
- 砂糖:130g
- 卵:5個
- はちみつや水あめ:大さじ2
- ザラメ:適量
小麦粉は、基本的に強力粉だけを使いますが、薄力粉を混ぜるレシピもあります。
それぞれの材料の使用量は、個々によって異なり、この例はクックパッドから抜粋してみました。
〈作り方〉
- 卵を泡立てます。(卵黄と卵白に分けて卵白だけ泡立てる場合もあります)
- 砂糖・水あめ(はちみつ)・の順に入れて最後に小麦粉を入れてダマにならないようにして混ぜます。
- サラ目を入れた型に流し込み、竹串などで泡を切ってからオープンで焼きます。
(この作り方は一例で、専門店によって材料も作り方も異なります。)
長崎では、カステラ専門店がたくさんあります。卵黄の方を多く使うところやザラメを多く使うところ、少なく使うところ、砂糖は極上の和三盆を使っていたり水あめや卵もこだわりのものを使うなど、各店で特徴があります。
そんな中で、地元の人たちにも好まれるのは、「しっとり」「もっちり」「濃厚」なカステラです。
台湾のカステラの主な材料や作り方
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台湾カステラは日本のカステラよりも柔らかくふんわりとしています。
台湾カステラは、主に下記のような材料を使います。
〈台湾カステラの主な材料〉
- 薄力粉:100g
- 卵:6個
- 牛乳:100g
- バター:100g
- はちみつ:大さじ2
- 砂糖:90g
この材料も一例ですが、日本のカステラは強力粉を使うことが多いところ、台湾カステラは薄力粉を使います。
またバターやサラダ油など何らかのオイル類を使うことも特徴です。
材料の量に関しては一例で、クックパッドから抜粋しています。
〈作り方〉
- 卵を直前まで冷蔵庫で冷やしてから、白身と黄味に分けておきます。
- 小鍋に牛乳とバター、はちみつを入れて弱火で温めバターを溶かします。ただし沸かさないようにし、50度くらいまで冷まします。
- 小麦粉をふるい、その中に②を入れてダマがなくなるまで泡だて器で混ぜます。
- 混ぜたら、卵の黄身を一つ一つ入れて混ぜていきます。
- 白身と砂糖を混ぜて、泡だて器でメレンゲを作ります。
- メレンゲの3分の1くらいを④に入れて、メレンゲが残らないように混ぜます。
- ⑥を⑤の方のボウルに入れてゴムベラでしっかりと、ふわふわになるまで混ぜます。
- 型に流して型をトントンとしてならし、お湯を注いだバットに型を入れ、170度に余熱したオーブンで150度に設定して60分焼きます。
日本のカステラよりも工程が多く、混ぜる作業もたくさんあります。
白身のメレンゲをしっかりと泡立てて、他の材料としっかり混ぜることが重要なところですが、そこをしっかりしておけば、ふわふわの台湾カステラが出来上がるのです。
日本のカステラと台湾カステラの違い
「台湾カステラ」というのは、日本で言われている名称で、本場の台湾では「古早味蛋糕」(グーザオウェイダンガオ)や「布丁蛋糕」(プーディンダンガオ)と言われるそうです。
「古早味蛋糕」は「昔ながらのケーキ」という意味があり、「布丁蛋糕」は「プリンのようなケーキ」という意味です。
ちなみに、「ケーキ」を意味する「蛋糕」の「蛋」という字は、一見「蚕」という字に似てますが、「かいこ」ではなく「たまご」という意味です。
さて台湾カステラと日本のカステラは、よく似ていますが別物と言っても過言ではありません。
なぜなら日本のカステラは、ポルトガルから入ってきた南蛮のお菓子で、台湾カステラは古くから台湾で食べられてきたお菓子だからです。
また日本のカステラは強力粉を使うところ、台湾カステラは薄力粉を使います。
卵も日本の場合は一緒に混ぜることが多いですが、台湾カステラは卵白でメレンゲを作ってそれを混ぜることが特徴です。
焼くときも日本のカステラは型に入れた記事をそのまま焼くのですが、台湾カステラはお湯を張ったバットに型を入れて焼く、いわゆる「蒸し焼き」をするところも異なります。
さらに、日本のカステラはそのまま食べることが多いですが、台湾カステラは温かくても冷たくても、そのままでも食べられ、冷たいときと温かい時の食感や味わいはまた違ったおいしさがあります。
そしてなんといっても見た目が違います。日本のカステラは生地が詰まってしっとりしていますが、台湾カステラはふわふわで、ぎゅっと握ると小さくなってしまうような感じです。
台湾カステラと日本のカステラの違いを簡単にまとめると下記のとおりです。
- 日本は強力粉を使い、台湾は薄力粉を使う
- 日本は全卵を一緒に混ぜ、台湾は白身でメレンゲを作る
- 日本は「焼く」、台湾は「蒸し焼き」
- 日本のあステラはそのまま食べることが多いが、台湾カステラは冷やしたり温めたり食べ方もいろいろ
- 日本は「しっとり」、台湾は「ふんわり」
本場台湾の製法で作る台湾カステラが東京駅で限定販売
台湾の名店で修行した店主が、本場の台湾カステラ…
さて2022年9月16日から30日までの限定販売ですが、JR東京駅の八重洲南口のグランスタ東京内京葉ストリートエリアで催事出展されます。
出店をするのは、台湾フード店のフランチャイズ展開をする会社「BOCジャパン合同会社」が運営する、「台湾カステラ専門店 台楽蛋糕(タイラクタンガオ)」です。
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台湾の製法で、現地の味と食感をそのまま届けてくれるカステラで、プレーンだけでなくチーズや宇治抹茶など6種類の味の台湾カステラが用意されています。
1つの種類だけでなく、2種類から4種類までの味が選べてセットになっている商品や、カステラに合う紅茶や台湾茶、パイナップルケーキやマンゴーケーキ、パパイヤミルクなどの販売もあります。
「台楽蛋糕」のカステラは、スフレケーキのような「ふんわり」「しゅわっ」として食感が人気で、行列ができる人気ぶりです。
2021年3月に東急プラザ銀座にオープンし、その後も5店舗展開しています。
初めて銀座にオープンした時は、ふわふわの大きなカステラを切り分ける様子と味わいが人気を呼び、東洋メトロの銀座駅まで続く行列ができたそうです。
全国のデパートでも期間限定の催事コーナーで出店をし、人気を集めいています。
「台楽蛋糕」では新鮮な卵と牛乳、それに厳選した小麦粉をたっぷり使い、卵白を泡立てたメレンゲを混ぜてじっくりと焼き上げています。
見た目は大きなサイズの台湾カステラですが、口どけが良いので、どんどん食が進んでしまいそうなお菓子なのです。
素材は日本の高品質な食材を使い、台湾の本場の製法で作る台湾カステラです。商品を開発するにあたり、台湾で修業をしたスタッフが来日して、忠実に現地の味と食感を再現しています。
小籠包や魯肉飯(ルーローファン)、タピオカやマンゴーと氷のマングォビンなど台湾の料理やデザートは日本でも人気になります。
特にタピオカは若い人たちの間で、すごいブームになりましたね。
タピオカの次は台湾カステラでしょうか。
台湾の料理やデザートは、日本人の口にもよく合うのですね。
まとめ
日本のカステラとは少し違う台湾カステラ。
日本の高品質な食材を使って、本場の製法で作られた台湾カステラが、東京駅で期間限定販売されます。
食べたことがある方も、まだ食べたこともない方もこの機会に一度食べてみてはいかがでしょうか。
営業時間はAM8時からPM10時、9月17日と23日はAM7時から、最終日はPM9時半までで、開催中は無休です。
価格はプレミアムプレーンが1,180円、チーズと抹茶、アールグレイとバターバニラシュガーが1,380円、プレミアムチョコレートが1,480円です。
食べきれない方やいろいろな味を楽しみたい方のために、半分ずつや4分の1ずつ入ったセットもあります。