ようやく緊急事態が全面解除され、夏にかけ経済活動正常化が見えてきた嬉しいニュースの一方、最近、昔からお店に並んできた定番お菓子の「販売終了」というちょっぴり悲しいニュースがちらほら聞こえます。
子供心を思い出すような懐かしいお菓子の数々。今年、何とか最後に一口食べておきたい「販売終了お菓子」の一覧を、今回はご紹介しましょう。
販売終了する&したお菓子一覧
子供の頃から味わい、大人の今でも大好きな懐かしい味も多いお菓子。販売減少などを理由に、惜しまれながら生産・販売終了するお菓子もかなりあるようです。2020年現在、既に販売終了したものを含め2020年の今「最後に一口食べておきたい」お菓子一覧をまとめてみました。
■くるくるボーゼリー
渦巻き状の透明容器に入った「サイダー味」などで知られるドリンクゼリー「くるくるボーゼリー」。駄菓子の定番商品でしたが、今年9月で販売終了になるとのことです。販売元の東豊製菓によると製造設備の老朽化などが理由。同じタイミングで「のむんチョゼリー」「まぜまぜくん」も販売終了となるそうです。
くるくるボーゼリーが終売になるとのニュースを見て感じたんだが…
このキャラがコンドームにしか見えない(笑) pic.twitter.com/zdE37qpMVZ— masato (@masatosimauma) May 25, 2020
■チョコフレーク
既に生産終了しているお菓子が森永製菓「チョコフレーク」。発表では去年末で生産工場を閉鎖したそうです。コーンフレークをチョコで包んだ67年発売のロングランなお菓子。ただ森永製品は終わりますが、「チョコフレーク」自体は日清シスコが販売していますので、何とかまだ味わえそうです。
■カール
68年以来半世紀の人気を誇る明治のスナック菓子「カール」ですが、消費者の好みの変化から売り上げが減少。17年に全国の生産拠点を愛媛県松山市だけに限定し、西日本だけでの限定販売に縮小しました。しかも継続は「チーズあじ」「うすあじ」の2品目だけで、かつて人気味だった「カレー味」は幻に…。
今ではカールは愛媛県を中心に西日本のお土産として定着。東日本の人には「西の特産品」として喜ばれているようです。
今や関東圏では販売してない上、カレー味は生産終了のカール。
ふとカールカレー味が食いてー!
と思い検索したらメルカリで袋だけ売ってて受けた。
誰が買うんや?、www pic.twitter.com/fxXA89fLpE— ファンキー君さん(ヲサンデス) (@funky_kun) January 11, 2020
■明治フルーツ
こちらは58年発売という「歴史的」お菓子、乳製品と果汁を合わせた瓶入り清涼飲料「明治フルーツ」。銭湯の風呂上がりの味として親しまれ、映画「テルマエロマエ」でも取り上げられ、古代ローマ人がマネしていました。しかし売り上げ低迷のため昨年4月で販売終了。
発売から61年。
どの世代の人にも記憶の中にある、なつかしい思ひ出の味。
平成の終わりと共に、昭和の味がまた1つ消えようとしています。
という事で、今週末はミルクスタンドで
明治フルーツを飲んでからお花見に行きましょう❗️最後のチャンスです(;>_<;)
私たちも寂しいです(ToT) pic.twitter.com/oYzLkjExYO
— 大沢牛乳 (@milkosawa) March 29, 2019
■その他販売終了した主なお菓子
・キスミント …… バブル期に一世を風靡したグリコのガム・キスミントも18年で生産終了。ガム人気自体の低迷も一因だそうです。
・ピックアップ …… 40代以上には懐かしい明治のスナック「ピックアップ」。網形がユニークでチーズ味が人気だったようですが17年で販売終了。
・ポルテ …… こちらも明治のチョコ菓子。サクサクビスケットの上にホイップクリームを載せチョコレートでコーティングした冬季限定洋菓子でしたが17年で終了。
・うまい棒ピザ味 …… 今でも「駄菓子界の王」うまい棒ですが、ピザ味は18年で惜しくも終了したそうです。
らあめんババア等もニュースで話題に
一覧でご紹介した販売終了お菓子たちですが、最近ネットで大きな話題になったのが「らあめんババア」(よっちゃん食品)の販売終了。こちらも駄菓子の定番として人気で一個20円という価格も魅力でした。
製造元によると、原料費高騰やコロナ禍で安定供給が難しくなっているため今年8月末で終了。同時に「けんこうカムカムするめ足」「味あし50g」「イカ足甘醤油味45g」「イカ足甘醤油味70g」も併せて販売終了になるそうです。
このお菓子知ってる人RT下さい!
らあめんババア生産停止らし😭
どれぐらいの人が知ってるんやろー pic.twitter.com/MiuJ9QTQur— マティー@YouTuber (@naoyan444) May 23, 2020
販売終了するお菓子にネットの反応
- 昭和の良き駄菓子たちがどんどん無くなってしまうのが切ない
- 他に頑張れる商品があるならそれはそれで良かった
- 終了が相次いでいるが、生き残るケースもある。愛知の麦のポン菓子「ムギムギ」も製造終了後、高知県の会社が引き継いで今でも売ってる
- 昔からあった建物がなくなる。TVでお馴染みだった有名人が鬼籍に入る。時が経てば彼方に消えていくものがあるのは仕方ないことだが、このような記事を見るたびに昔の知り合いがいなくなるような気がして寂しい
- 駄菓子コーナー今でもつい覗いちゃうけど、今の方がおいしくなっている気もする
出典:ヤフコメ欄
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
- くるくるボーゼリー、らあめんババアなど販売終了お菓子続々
- ここ数年カール、チョコフレーク、キスミントなど次々「引退」
- 好み変化、販売低迷、工場老朽化、原料費高騰など理由は色々
今回ご紹介した販売終了お菓子のうち、「らあめんババア」は静岡市の駄菓子店のツイートがネットで話題になったきっかけだったそうです。
同店は「終了を知った感想は『寂しい』以上。人気定番駄菓子が消えてしまうと、会社の売上にも影響が出るので」と切実。「過去にも終了直前にネットで高値で転売される例があり、そうした事が起きないように、いつも通りの価格で提供していけるようにと考えた」と、いち早くSNSに広げた理由を説明しているそうです。