のり弁に入っている魚のフライは何の魚なの?安すぎて怖い中身とは

お弁当といえばコレといってもいいくらい人気なのがのり弁です。

私もお弁当屋さんに行って頼むのは、たいてい唐揚げ弁当かのり弁になります。

どちらも安いしお腹いっぱいになるからコスパがいいんですよね。

唐揚げ弁当は、ブラジル産の鶏肉使ってるから安いのかな?と想像がつきますが、のり弁に入ってる白身魚のフライって一体なんの魚なんでしょう?
まさかタイじゃないだろうし。

今回は、のり弁に入っている魚のフライが何の魚なのか調査しました。

のり弁に入っている魚のフライの正体

安くて美味しい、みんな大好きのり弁当。
そののり弁当のメインともいえる白身魚のフライは「メルルーサ」という魚だということです。

メルルーサはタラ目メルルーサ科の海水魚のことと言います。

タラに似た白身で、フィッシュ・アンド・チップスに使われているのもこのメルルーサのようです。

日本に一般に流通したのは1960年代で、当初は馴染みがない魚種であることからシロムツ等とばれ、紛らわしい命名として問題視されていました。

メルルーサが定着して以降は大衆向けの総菜魚として、市場には白身のフライ・粕漬け・味噌漬けとして半加工して出されることが多く、摺り身の材料にも使われています。
安価であることから、外食産業や学校給食などの加工食品に用いられる白身魚としても定着しているようです。

日本ではあまり聞き覚えのない魚の名前かもしれませんが、amazonでも普通に売っていますので、危険な魚ということはありません。

お家でフィッシュフライを作りたい時などに是非どうぞ。

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フィッシュフライも白身魚だけど?

のり弁の他にも、白身魚のフライを使った身近な食べ物に、フィッシュバーガーがあります。
これも、メルルーサなのでしょうか。

フィッシュバーガーで使われる魚はスケトウダラなどのタラ系の魚や、ホキ系、バス系など様々な魚が使われているようです。
その時の魚の原価によって使用する魚が変わっているのかもしれません。

有名ハンバーガーチェーン「マクドナルド」のフィッシュバーガーは1994年までは「マダラ」が使用されていましたが、1994年にリニューアルし「スケトウダラ」を使用するようになったようです。

ちなみにモスバーガーのフィッシュバーガーには「ホキ」が使われています。

両者のフィッシュバーガーの味が全然違うのは味付けはもちろん、使ってる魚が違うからなんですね。
ちなみに私はモスバーガーのフィッシュバーガーの方が好きです。

サメも使う?かまぼこやちくわなどの練りものに使われる魚とは?

のり弁に入っている魚のフライやフィッシュバーガーに使われる魚は、メルルーサやスケトウダラ、ホキなどですが、かまぼこやちくわなどの練り物も白身魚が使われていますね。

そのような練り物には、どのような魚が使われているのでしょうか。

ここでは、練り物の原料となる魚と、その魚たちについて紹介します。

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練り物に使われる魚を種類別に紹介

練り物にもいくつかの種類があります。そこでその種類別にどのような魚を使っているのかを紹介します。

練り物には以下のようなものがあります。

  • ちくわ
  • かまぼこ
  • はんぺん
  • さつま揚げ
  • 伊達巻き

ちくわ

ちくわは魚のすり身を棒に巻き付けて形を整え、焼いたり蒸したりゆでたりして作ります。

ちくわに使われるすり身の原料は、スケソウダラやホッケ、あじやキントキダイ、イトヨリダイ、シログチ、タチウオやハモ、蓮子鯛などです。

それらの魚をすり身にして塩や砂糖、でんぷんや卵白などを加えて味付けをしてから棒に巻き付けます。

かまぼこ

かまぼこの原料となるのは、加熱をするとよい弾力が出る魚で、スケトウダラやキントキダイ、イトヨリダイやシログチなどです。
地方によって使われる魚が異なりますが、数種類の魚を組み合わせることによってそれぞれの長所を生かしたかまぼこを生産しています。

魚の頭や内臓を取ってすり身にし、板の上に山形に形づけて蒸したり焼いたりして加熱をします。

はんぺん

はんぺんの原料に使われる魚は、キントキダイやイトヨリダイ、レンコダイ、それにヨシキリザメやクロカジキです。

はんぺんはかまぼこと違って、加熱してもあまり弾力が出ない魚の方がふんわりと仕上げることができます。
すり身に山芋や卵白を加えて気泡を入れ、熱湯に浮かせてゆでます。

さつま揚げ

さつま揚げに使われる魚はスケトウダラやホッケ、キントキダイやイトヨリダイ、シログチやタチウオ、ハモ、レンコダイなどです。

2種類以上の魚で作ったすり身に塩や砂糖などの調味料と、卵や豆腐や山芋などふんわりと仕上げるための材料を入れて油で揚げます。

練り物に使われる魚について

それではちくわやかまぼこなどの原料として使われる魚たちを紹介していきます。

スケトウダラは、水深100mから400mという比較的深いところにいます。下あごの方が上あごよりも突き出ていて、卵巣はタラコになります。鮮度劣化が早いので、加工品に利用されます。

ホッケは冷水性の魚で、成長するたびに青ホッケ、ロウソクホッケと名前が変わります。東北地方から北海道の沿岸にかけて多く分布し、制御は推進100mくらいの所に生息します。
ホッケも鮮度が落ちやすく、干物やすり身などの加工品として使われます。

アジは、沖縄県を除く日本各地で水揚げされています。鮮魚のほか干物などの加工品によく利用されます。

キントキダイは、きれいな赤色のタイで、水深100mくらいの所に多く生息しています。美味なのでン付けやフライ、刺身などにも適していて、加工もされます。

イトヨリダイは全長50cmくらいで、赤色の体に黄色い横線が数本あるのが特徴です。癖のない白身魚で、高値で取引する魚です。

シログチは、頭骨の中に石を持っていることから「イシモチ」ともいわれています。日本海や東シナ海、太平洋沿岸などの水深15mから140mの砂泥地に生息しています。1年を通じて水揚げされ、安く提供されている魚です。鮮魚意外に練り物の原料としてよく使われ、練り製品の原料としては高値で流通しています。

タチウオは刀のような形をした魚で、立ち泳ぎをしています。脂がのっている個体が多く旬時期が長いです。白身で骨から取れやすく、繊維質が少ないのも特徴です。

ハモは、体が円筒形で、背びれや尾びれ、尻びれが連続してついていることが特徴的です。水深100mよりも浅いところに生息し、夜になれば活発に泳いで餌を求めます。
ハモは白身魚ですが、脂質も多めで濃厚な味わいです。

レンコダイはキダイともいわれ、背部に黄色い斑がある鯛です。日本海の西部から東シナ海でよく水揚げされ、体長は35cmから40cmくらいの小ぶりな鯛です。やや水分の多い白身魚で、加熱をしてもあまり硬くなりません。

ヨシキリザメは世界中の温かい海に生息し、日本近海で水揚げされるサメの中では一番多いです。危険性も高く、人や船を襲ったこともあるとされています。
しかしヨシキリザメの身は弾力性に富んでいて練り物の原料としては欠かせません。中華料理の高級食材であるふかひれもヨシキリザメが原料となっています。

クロカジキは、体長が4.5m、体重が600㎏にもなる大型の魚です。マカジキやメカジキの方がよく食されていますが、スポーツフィッシングでの釣りの対象となっています。
水揚げされる地域では生食ができますが、漬け魚やみりん干しなどの加工品に使われることが多いです。クセがないので食べやすい魚です。

練り物に使われる魚は、白身であまり癖がなく、鮮度が落ちやすい魚ほど原料になりやすいです。

はんぺんのようにふわっとした練り物は加熱しても身に弾力がでないような魚を用い、かまぼこのようにしっかりと弾力のあるものには、加熱をすることで弾力が高まるさま名を使用しているのですね。

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