スマホやタブレットを充電しすぎると、バッテリーの持ちが悪くなる!?
などの噂を聞いたことはありませんでしょうか。
今回は、スマホやタブレットを充電しすぎるとどんなことが起きてしまうのか紹介します。
充電しすぎるとどうなるか
スマホやタブレットの充電が100%になっているのに、さらに電力を供給すると過充電になります。
過充電を続けるとバッテリーに負荷がかかり、充電の消費が早くなってしまうという噂がありますが本当でしょうか。
実は、過充電はほとんど気にする必要はありません。
最近のスマホやタブレットの技術は進歩していて、過充電を防止する機能が付いています。
充電が80%以降になると充電が弱まり、充電が100%になると、電力を要求しなくなるので過充電にされにくい設計になっています。
昔のスマホ等だとそのような機能が付いていない場合もあるので気にする必要があるかもしれませんが現在は充電しすぎということはないので気にせず使用することができます。
充電を長く持たせるには?
ではなぜスマホやタブレットを使っていると充電の減る速度が早くなるのでしょうか。
それには2つの理由があります。
まずはバッテリーに使用されているリチウムイオン電池が熱によって劣化するということです。
端末に熱を持たせるような使い方をしているとバッテリーの寿命が短くなっていきます。
そして、リチウムイオン電池には充電回数に基づく寿命もあります。
充電を長持ちさせるためには、充電を使い切ってから(ほぼ数%台にしてから)充電した方がいいなどという噂もあります。
残り50%から充電するのと、残り0%から充電するのでは同じ1回の充電になってしまうという考え方です。
たしかに電池には充電回数がありますが、残り50%からの充電と残り0%からの充電は同じ1回ではありません。残り0%からの充電が1回とするならば、残り50%からの充電は0.5回分の充電になります。
ですので、充電の残り残量によって電池の寿命に影響は及びません。
充電するタイミングは好きな時に行えば大丈夫です。
熱を持たせないために気を付けたいこと
充電回数はどうすることもできないので、熱を持たせないような使い方が重要となってきます。
粗悪な充電器は使用しない
純正の充電器など、信頼性の高い充電器を使うようにしましょう。
保護機能のない充電器だったり、能力以上の電力を送るような充電器だと熱を持ちやすくなってしまいます。
充電しながらの使用はしない
充電しながらスマホ等をさわっていると手が熱くなるほど熱を帯びることがあります。
端末の使用で内部に熱が発生し、充電により熱が発生するので二重に熱が発生することになります。
バッテリーを長持ちさせるためにも、充電しながらの利用は控えるようにしましょう。
まとめ
最近ではバッテリー自体の性能も上がっているので、充電のし過ぎ等はあまり考える必要がありません。
2年くらいのサイクルで新しい機種に買い替えをするのであればバッテリーの減りもあまり気にすることもないでしょう。
3年以上などもっと長く使用したい場合は、熱に気を付けて利用するように心がけるようにしましょう。