2020年5月14日(木)発売の週刊ヤングジャンプ掲載「ゴールデンカムイ」。
前回は宇佐美と犯人が精子を飛ばしながら対決し、結果的に取り逃がします。
そして菊田は犯行現場に有古をみつけます。さあ、今回はどうなるか!ということでさっそく紹介します。
ゴールデンカムイ240話のネタバレ確定速報!
2020年4月30日(木)発売の週刊ヤングジャンプ掲載「ゴールデンカムイ」239話。238話ではアシリパの恋心に気がつく海賊房太郎や、札幌の娼婦殺人事件を捜査する宇佐美がとんだ精子探偵ぶりを見せて犯人らしき男を見つけました。[…]
ゴールデンカムイ240話ネタバレ確定「中央は鶴見中尉を消すつもりだった!」
人目を避けている有古に対し、菊田もひそひそと話しかけます。
有古は鶴見中尉から2重スパイを命じられていますが、なかなか報告できなかったのは鶴見中尉のそばに誰かがいるから。
有古は第7師団から逃亡したことになってるから、兵に見つかるとヤバいわけです。
そしてその有古は土方歳三らに疑われていると自覚しています。
そして鶴見中尉からも信用されていないと感じています。
誰からも信用されておらず、これからどうしたらいいのか苦悩している有古。すると菊田が
「じゃあ、俺につけよ」
ん?どういうことか?
菊田は
・お前を信用しているのは共に戦場で苦労を共にした俺だけだ
・アイヌの父親の遺志は忘れろ
・鶴見中尉に脅された親戚のことも忘れろ
要はどちらについても、将来は破滅するのが目に見えているからです。
そして菊田は決定的なことを言います。
「『中央』は鶴見中尉に金塊を探させて最後には消せと言っている」
ホワット?何ー!菊田って中央のスパイというか、中央とつながっていたのか!
まあ中央政府もバカじゃないから、危険思想の鶴見中尉をいつかは消すつもりだったのは間違いない。
しかし・・・鶴見中尉だって、自分の部下に中央のスパイが潜んでいることくらいは予想してるだろう。
宇佐美のような鶴見教信者ならともかく、そうでない部下はスパイの可能性を鶴見中尉から疑われていてもおかしくない。
となると、菊田がスパイだと知りつつ、あえて泳がせている可能性もあるわけです。
ゴールデンカムイ240話ネタバレ確定「ジャック・ザ・リッパーの手口!?」
場面は変わり、土方歳三サイドです。
潜伏行動中なので、みな金魚売などに偽装しています。
ちなみに、
夏太郎:新聞売り子
土方歳三:金魚売り
牛山:虚無僧
門倉:高野行人(こうやぎょうにん:諸国を行脚しながら銭を乞う僧)
尾形:親孝行(人形を孝行息子に見せて銭を乞う芸)
永倉新八:乞食?
うーん、高野行人とか初めて知った。あと親孝行も職業なのか。。。興味深い。
しかし尾形の孝行息子の人形がなんか宇佐美っぽいがひょっとして勇作を模しているのか?
でも眉毛の独特の形からすると、自分に似せて作ったのかもしれない。
尾形の扮装も、口ひげから頬髭に伸びている付け髭が父親の花沢中将を模しているように見えなくもない。
花沢中将を自ら殺し、兄弟である勇作を戦場で撃ち殺した尾形が孝行息子をやるというのは皮肉が効きすぎてるような・・・
すげえシュールですね。
Twitterの考察では、実は親孝行がしたかった願望があったのでは?という意見もあり、それも有りかなと思ってしまいました。
そして石川啄木がやってきて、最近起きている娼婦の連続殺人事件について情報を知らせに来ました。
啄木曰く、
「イギリスで起きた連続殺人鬼ジャック・ザ・リッパーの手口と似ている」
という。
19世紀にイギリスのロンドンで起きたとされる有名な連続殺人事件で、手口としては
・被害者の腎臓や膀胱など内臓が持ち去られている
・新聞社に手紙を送りつけ警察を挑発、犯行予告をした
・最初の殺人から一月おきに殺し、3人目と4人目は一晩で殺している
・4人目から40日後に最後の5人目が殺されている
・犯人が捕まらずプッツリと消えてしまった
前回、一晩で二人の娼婦が殺されているので、次は40日後の5人目というわけですね。
もし捕まえないとどこかに消えてしまう可能性がある。
この犯人こそが土方らが探す刺青人皮の持ち主の可能性があるということ。
一方で、杉元らも、新聞を読んであちこちで子供が消えてる事件があることに気づきます。
しかも杉元らが通った旭川、歌志内、岩見沢、江別と同じ方向をたどっています。
そんな子供を狙った事件について、海賊房太郎は
「子供の誘拐犯・・・あいつかも」
と心当たりのある様子。その人物とは
上エ地圭二(うえじけいじ)。
子供を何人もさらって庭に埋めてた殺人鬼。顔に「悪」などいたずら書きみたいな入れ墨がある。
それを聞いてアシリパが
「飴売りだ!」
房太郎の説明によると、やっぱり網走を脱走した脱獄囚24人の一人だという。
しかし24人の脱獄囚はキャラが濃いやつばっかりだなぁ。
場面は変わり、菊田の元に宇佐美が来て「鶴見中尉から電報で札幌に来るッ!」と興奮した様子。
奇しくもみなが同じタイミングで札幌に集まってきています。アシリパも、
「札幌で何が起きようとしてるんだ?」
と不安顔。
最後のページでは新聞を読む殺人鬼の姿(顔が見えない)、そしてあやしげな仮面を被った男の姿。
そして親孝行の人形姿の尾形が街の人に「親孝行の息子です。ご報謝願います」と呼びかけている姿が・・・。
尾形ってこんなこともできるんだな。プライド高そうだからやらないと思ったけど。
ゴールデンカムイ240話の感想と考察
最後のページのキャッチコピーには
「死刑囚、札幌、第七師団。何も起きないはずがなく…。」
そして次号の予告には
「次号、イカれた奴らの札幌狂想曲(ラプソディ)」
次号は札幌に来た杉元ら、鶴見中尉ら、土方一味が鉢合わせして一騒動起こりそうですね。
次回も楽しみです。