今年の冬は寒いのか?関西も?ラニーニャ現象が発生

今年の冬は去年のような記録的な暖冬とはならず、冬らしい寒さになるということです。

ラニーニャ現象が発生する可能性が高いため、例年になく、今年の冬は寒いのか?特に関西で?と危惧する声が聞こえてきます。

ラニーニャ現象と厳冬、寒冬の関係について詳しく調べ、今年の冬に備えましょう。

暖冬続きで、急に寒くなると言われても!

今年の冬は寒いのか?

本当に、今年の冬は寒くなるのでしょうか?

最新の冬の長期予報(気象庁9/24)によれば、12月から来年2月にかけて、冬型の気圧配置がやや強く、上空の偏西風が日本付近で平年よりも南を流れる影響で、西日本を中心に寒気が流れ込みやすいため、西日本などでは気温が「平年並みか低い」と予想されています。

寒い冬になりやすいといわれているラニーニャ現象については、現在は、エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態ですが、ラニーニャ現象の特徴に近づきつつあり、今後、秋から冬にかけては、平常の状態が続く可能性より(40%)、ラニーニャ現象が発生する可能性の方がより高い(60%)とされています。

ラニーニャ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より低い状態が1年程度続く現象です。数年おきに発生します。海面水温が高くなるエルニーニョ現象とともに、ラニーニャ現象は、日本を含め世界中の異常な天候の要因となり得ると考えられています。

これも地球温暖化の影響?
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関西の今年の冬は寒いのか?

冬にラニーニャ現象が発生していると、寒くなるのでしょうか?

冬にラニーニャ現象が発生していると、日本の冬が寒くなると考えられているメカニズムは次のようなものです。

ラニーニャ現象で、東南アジア付近の海面水温が上昇し、積乱雲がより活発に発達する。
西から吹く偏西風に影響が及び、平年より偏西風が蛇行する。
この蛇行により、日本付近は寒気の影響を受けやすくなり、平年より寒い冬となる。

ただ、気象庁が過去の気象データを処理した結果では、ラニーニャ現象と冬の気温に統計的に有意な関係はないと結論付けています。

気象庁の今冬、12月から来年2月にかけての予想では、冬型の気圧配置がやや強く、上空の偏西風が日本付近で平年よりも南を流れる影響で、西日本を中心に寒気が流れ込みやすいため、西日本などでは気温が「平年並みか低い」としていますので、ラニーニャ現象が発生しやすいとの予想と合わせますと、偏西風の蛇行による寒い冬の予測に含まれるとも解釈できます。

大雪が一番困るのよね!

似ている年の気温一覧

厳冬の年とラニーニャ現象が発生について見てゆきましょう。
寒冬や厳冬とは、気象庁による3階級表現で12 – 2月の平均気温が「低い」に該当した場合の冬をいいます。

このうちラニーニャ現象が発生した冬が5回あります(Wikipedia参照)。
なお、「1983 – 1984年」の表記は、1983年12月~1984年2月の冬期間を意味します。

1983 – 1984年(五九豪雪)
1983年秋からラニーニャ現象が断続的に発生していた。
平均気温は全国的に平年を大幅に下回り、東日本や西日本を中心に観測史上有数の寒冬となり1944 – 1945年に次いで2番目の低温であった。特に1月中旬から2月にかけては全国的に平年を7 – 8℃下回る日が続き、冬平均(12 – 2月)でも東北から九州にかけて平年より2.3 – 2.8℃も低かった。東日本の2月は平年を3.4℃も下回った。1月以降は南岸低気圧での大雪も頻発し、北日本から西日本まで太平洋側の各地で軒並み観測史上例のない記録的な大雪となった。

1984 – 1985年
前年からのラニーニャ現象が続いていた。
12月下旬から1月は大寒波に見舞われ、日本海側では北陸以北を中心に豪雪となった。1月は北日本、特に北海道で記録的低温となり、旭川などで月平均気温が戦後最低となった。東日本、西日本でも平年を大きく下回った。
2月は寒暖の変動が大きかったが気温の高い日も多くなり3月以降は全国的には平均気温は平年並か高く経過し、前年のような大寒春にはならなかった。この冬も日本列島に低温、豪雪をもたらすラニーニャ現象が続いていた。

2005 – 2006年「平成18年豪雪」
2005年秋にラニーニャ現象が発生し、それまでの顕著な暖秋傾向から一転して冬は極度の低温となった。
12月の月平均気温が戦後最低になった地点が続出し、低温傾向は1月上旬まで続いた。
北日本から九州北部の広い範囲で12 – 2月の平均気温を下回り北日本では平年比-0.8℃(同-0.6℃)、東日本は平年比-1.0℃(同-0.8℃)、西日本は平年比-0.8℃(同-0.5℃)で20年ぶりの全国的な寒冬となった。

2011 – 2012年「平成24年豪雪」
ラニーニャ現象が2010年夏から継続的に発生していて、2011年春に一度弱まったものの秋から再び顕著化していた。

全国平均で平年を0.86℃下回り、1986年以来26年(四半世紀)ぶりの低温になった。北・東・西日本では3ヶ月を通して低温となり、東・西日本ではこれも26年ぶりである。また、この年は主にアメダスの観測所で最低気温の更新が相次いだ。

2017 – 2018年「平成30年豪雪」
ラニーニャが発生しており、偏西風が南に蛇行し、断続的に西日本中心に寒気が流れ込んだ。
全国的に3か月を通して低く、3年ぶりの寒冬となった。特に西日本では1986年以来32年ぶりの寒さとなった。2月7日には福井市で37年ぶりとなる147cmの積雪を観測した。また1月下旬にはさいたま市で-9.8℃、東京都心で-4℃を記録し、低温注意報も発令された。

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まとめ

  • 今年の冬は西日本を中心に寒気が流れ込みやすいため、西日本など関西では気温が「平年並みか低い」と予想されています
  • 今冬ラニーニャ現象が発生する確率が比較的高いとされていますが、気象庁の見解では、ラニーニャ現象と厳冬との関係は統計的に有意とは言えないとしています
  • 1983年以降37年間で、ラニーニャ現象が発生した年の冬は6回あったが、厳冬、豪雪となった年が多い
最近の温暖化で、統計も狂ってきてるのかも! 50年に一度の寒さが来ましたなんてことにならないように!

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