ナンバープレートは希望する数字に変更できる?その費用は?

「愛車のナンバーは自分で決めたい!」

「昔決めたナンバーから変更したい!」

そういった方は多いのではないでしょうか。
実はナンバープレートの変更は簡単に可能なんです!
今回は、ナンバープレートの変更にかかる費用や方法をご紹介します!

ナンバープレートは好きな数字に変更できる

ナンバープレートの数字は車の購入時に決めることができますが、購入後でも変更はいつでも可能です。

ナンバープレートには

  • 通常ナンバー(数字指定なし)
  • 希望ナンバー(数字指定)
  • 図柄ナンバー(都道府県別の図柄等)
  • 字光式ナンバー(数字が光る)

の四つがあります。

中でも希望ナンバー、図柄ナンバーは変更に時間を要します。
希望ナンバーは一週間程度、図柄ナンバーは10程度かかるのが一般的のようです。

どちらにせよ即日交付ができないので、事前にナンバーを申請しておくようにしましょう。

希望番号申請サービス

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希望ナンバーについて

希望ナンバーの中でも、 特に人気の高いナンバーは「抽選対象希望番号」と呼ばれ、取得するには毎週行われる抽選に参加して当選する必要があります、

どこで変更できる?

自分でもできるし、販売店やディーラーに依頼することで変更可能です。
もちろん、依頼するより自分で行った方が安く済みます。

自分で行う場合は、管轄の運輸支局で手続きを行う必要があります。

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ナンバープレートの変更にかかる費用は?

ナンバープレートの変更費用は、希望ナンバーかどうか、字光式ナンバーかどうかで費用が変わってきます。

通常ナンバー約2,000円
希望ナンバー約5,000円
図柄ナンバー約9,000円
字光式ナンバー約5,000~6,000円

また、販売店やディーラーに依頼する場合は上記にプラス手数料がかかってきます。

ナンバープレート変更の流れや、変更に必要な書類は?

変更の流れ

  1. 必要な書類を準備する(当日まで)
  2. ナンバーを変更する車両で運輸支局に行く
  3. ナンバープレートを返却
  4. 新しい車検証を取得
  5. 新しいナンバープレートを購入
  6. ナンバープレートの取り付け

※希望ナンバーや図柄ナンバーに変更する場合は事前に希望ナンバー申請を行いましょう。
※ 購入後に変更する場合は、自動車保険の変更手続きも忘れずに行ってください。

変更に必要な書類

当日までに準備する書類

  • 自動車検査証(車検証)
  • 委任状(販売店やディーラーに依頼する場合のみ)
  • 理由書(車検をなくした場合のみ)
  • 字光式自動車登録番号標交付願(希望する場合のみ)
  • 住民票(住所変更がある場合のみ)
  • 車庫証明書(住所変更がある場合のみ)

当日に運輸局で貰う書類

  • 申請書
  • 手数料納付書
  • 自動車税申告書

ナンバープレートは好きな地名にできる?引っ越し後の変更手続きは?

車を購入する際、ナンバープレートの数字は好きなものを希望することができ、所有してからも申請をすれば変更が可能です。
では、ナンバープレートの地名はどうでしょう。

近年は、「ご当地ナンバー」など地名もどんどん増えてきていて、1つの都道府県には複数の地名がナンバープレートに表示されるようになりました。

その中で好きな地名、人気の場所にすることは可能でしょうか。
また引っ越しをした場合には、すぐに変更をしなければいけないのか、などナンバープレートに表示される地名について解説します。

日本全国のナンバープレート地名一覧

かつては一つの都道府県に1つか2つしかなかった地名ですが、2006年に「ご当地ナンバー」が導入され、2022年5月の時点で133種類にまで増えました。
その一覧は以下の通りです。

都道府県ナンバープレートの地名
北海道札幌・函館・旭川・釧路・帯広・北見 (ご当地)苫小牧・知床
青森県青森・八戸 (ご当地)弘前
岩手県岩手 (ご当地)盛岡・平泉
宮城県宮城 (ご当地)仙台
秋田県秋田
山形県山形・庄内
福島県福島-いわき (ご当地)会津・郡山・白河
茨城県水戸・土浦 (ご当地)つくば
栃木県宇都宮・とちぎ (ご当地)那須
群馬県群馬 (ご当地)前橋・高崎
埼玉県大宮・所沢・熊谷・春日部 (ご当地)川口・川越・越谷
千葉県千葉・習志野・袖ヶ浦・野田 (ご当地)成田・市川・船橋・市原・柏・松戸
東京都品川・練馬・足立・八王子・多摩 (ご当地)世田谷・杉並・板橋・江東・葛飾
神奈川県横浜・川崎・湘南・相模
山梨県山梨 (ご当地)富士山
新潟県新潟・長岡 (ご当地)上越
長野県長野・松本 (ご当地)諏訪
富山県富山
石川県石川 (ご当地)金沢
福井県福井
岐阜県岐阜・飛騨
静岡県静岡・浜松・沼津 (ご当地)伊豆・富士山
愛知県名古屋・豊橋・三河・尾張小牧 (ご当地)岡崎・豊田・一宮・春日井
三重県三重・鈴鹿・四日市・伊勢志摩
滋賀県滋賀
京都府京都
大阪府なにわ・大阪・和泉 (ご当地)堺
奈良県奈良 (ご当地)飛鳥
和歌山県和歌山
兵庫県神戸・姫路
鳥取県鳥取
島根県島根 (ご当地)出雲
岡山県岡山 (ご当地)倉敷
広島県広島・福山
山口県山口 (ご当地)下関
徳島県徳島
香川県香川 (ご当地)高松
愛媛県愛媛
高知県高知
福岡県福岡・北九州・久留米・筑豊
佐賀県佐賀
長崎県長崎・佐世保
熊本県熊本
大分県大分
宮崎県宮崎
鹿児島県鹿児島 (ご当地)奄美
沖縄県沖縄

「ご当地ナンバー」とは、自動車登録検査証がない地域でも対象市町村の区域を限定して独自の地名が定められるように、国土交通省がはじめた制度によってできた地名です。

ナンバープレートの地名は好きな場所に設定できる?

地名は自分が住んでいる地域名になることはわかってはいるけれど、「別の場所だけど好きな地名にしてみたい」と思ったことはありませんか?
住んでいるわけではないけれど、「湘南」や「品川」ナンバー、日本一のパワースポットの「富士山」など多くの人が憧れるような地名や、思い出深い場所など、ナンバーだけでなく地名も好きなところに設定できたら、車に乗るのがわくわくしそうですね。

しかし結果から言えば、原則として「使用の本拠の位置」以外の地名にすることはできません。

ナンバープレートの地名は、登録名義人が車を所有して使用する場所で決まります。つまり、警察署から発行された車庫証明書に示される、「使用の本拠の位置」に記載される住所で決まるのです。「使用の本拠の位置」は実際に住んでいる住所と同じ場合が多くそれが一般的ですが、なかには申請者の住所と異なる場所を指定する場合があります。

住所と異なる場合は、指定する住所が「使用の本拠の位置」と言える証明書類を警察署に提出する必要があるのです。例えば個人なら公共料金の領収書やその指定住所宛に届いた郵便物などです。法人なら、支店や営業所が書かれた現在事項証明書などが該当します。
車庫証明が不要な地域であっても、同じような書類を陸運局に提出する必要があります。ただ陸運局では郵便物は認められないので注意しましょう。

このようにナンバープレートの地名は車庫証明書に記載される「使用の本拠の位置」で決まるので、原則としては実際に住んでいる場所になり、他の地名は認められません。
しかし別の場所でも車庫証明書または公共料金の領収書などを確保できるようにすれば、好きな地名のナンバープレートにすることもできるということです。

ただし好きな地名のナンバーを取得したいからと言って、架空の住所を作るなどして不正に取得すれば違法になります。

引越をした場合は?すぐに変更しなければいけない?

ナンバープレートの地名の対象地域と同じエリアに引っ越す場合の変更は不要ですが、対象エリア外に引っ越した場合は変更をしなければいけません。
近年は、運輸支局の管轄が同じでもナンバープレートの地名が異なるケースが多くなってきています。そのため、管轄が同じでも対象エリアが異なれば変更手続きが必要です。

ナンバープレートの変更申請先は、「運輸支局」です。まずは車検証と車庫証明書、住民票を準備して、変更する車で運輸支局に行きます。そこで申請書と手数料納付書、自動車税申告書を入手して手続きを済ませ、旧ナンバープレートを返却します。新しい車検証とナンバーを取得して、プレートを購入し車に取り付けるという流れです。プレートの費用は通常で約2,000円、図柄入りは約5,000円から9,000円です。
変更手続きに自分で行けない場合は、ディーラーに委託することも可能です。その場合は委任状が必要も必要になります。

引越をして時間が経過してもナンバープレートの変更をしない場合、道路運送車両法では50万円以下の罰金が処されるとされています。実際に罰金が課せられたケースはそれほどないのが実状ですが、廃棄や売却をするときに手続きが困難になる可能性が高いので、引っ越しをしたら早めに変更をすることが勧められます。

国土交通省は、「引っ越し後、マイナンバーカードを用いた自動車ワンストップサービスで変更登録申請をする場合に限り、ナンバープレートの交換を次回の車検時まで猶予する」という特例を創設し、令和4年1月4日から運用が開始されています。

豆知識:近づかない方がいい、ナンバープレート

ナンバープレートの数字が自分でつけれるということは、
その人の性格や所属している組織など、様々な趣味趣向・生き様がナンバーに現れてきます。

特殊な思想を持った方や、生きている世界が違う属性の方と関わらないためにも、気を付けた方が良いナンバーをご紹介します。

ゾロ目ナンバー

「1111」や「8888」など同じ数字が4桁並んでいる。
単純にカッコイイ、縁起を気にしているなど、何かしらの思想が強い方が乗っている可能性があります。

893などの語呂合わせナンバー

893、5910などの特殊な語呂合わせ。
これを好き好んでつける素人はいないのではないでしょうか。
そんなことしたら自ら絡まれに行っているようなものです。

下ネタナンバー

0721、8181、1919などの下品なナンバー。
こちらを好き好んでつけている場合、暴力的な危なさとは違った怖さがあるかもしれないので、距離を置くのがよいでしょう。

「わ」「れ」ナンバー

「わ」と「れ」のレンタカーで使用されるナンバー。
これは危険ではない場合も多いのですが、レンタカーは普段車に乗っていない方が運転されるケースが多いので、気を付けたほうがよいでしょう。

Yナンバー

ナンバー左のひらがなの部分がYとなっている。
これは、外国人(駐留米軍など))の車になります。何かトラブルがあったとき、日本語でスムーズにやり取りできない可能性もあり面倒なことになりかねません。
ちなみに、Yナンバーは沖縄でよく見かけますが、沖縄県の任意保険の加入率は50%台と全国一低いので、Yナンバーに限らず沖縄ナンバーにも気を付けましょう。

ナンバープレートが見えづらい

ナンバープレートにカバーをしていたり、角度を変えて見えづらくしている車。
明らかに危険です。ほぼ間違いなく暴走行為常習犯が乗っています。

まとめ

車のナンバープレートのナンバーは希望の数字にすることができても、地名は車庫証明書に示される「使用の本拠の位置」以外の所にすることができません。
住んでいる地域以外の好きな地名にすることは原則としてはできませんが、好きな地名の場所で車庫や家を確保すれば不可能ではありません。

地名以外の所に引っ越しをすればナンバープレートの変更手続きが必要ですが、2022年1月4日から次の車検時まで猶予できるという特別措置が適用されています。

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