そういえば歩きタバコって罰金は取られるイメージだけど、犯罪なんだっけ?
4月1日より施行された、「改正健康増進法」および「受動喫煙防止条例」により、これまで喫煙可が当たり前であった居酒屋やパチンコ店など多くの施設の室内が原則禁煙となりました。
さらに、最近は新型コロナウイルスの影響もあり、屋内にある公衆喫煙所も閉鎖されていることも多く、タバコを吸うには屋外の公衆喫煙所を利用するしかありません。
他に行き場がないので喫煙者が狭い公衆喫煙所に密集する。
喫煙所は外に煙が流れにくいので空気が滞留しがち。
これだと、3密(密閉、密集、密接)の状態になりかねません。
さすがに喫煙者の方も、タバコは吸いたくてもコロナウイルスにはかかりたくないでしょう。
これにより増えてしまうのが、歩きタバコではないでしょうか。
条例により罰金などが設けられている歩きタバコですが、犯罪になってしまうのでしょうか。
歩きタバコは犯罪?
いきなり結論ですが、歩きタバコは基本的には犯罪ではありません。
歩きタバコは地方自治体の路上喫煙禁止条例によって、罰金は設定されています。
しかしこれは過料という行政上の罰であり、刑罰ではありません。(=犯罪ではない)
過料は大体2,000円程度が相場となってます。
また、自治体管轄なので、歩きタバコがバレても警察官に捕まえられたり、罰金を払わされることもありません。(正義感の強い警察官なら注意くらいはしてくるかも)
犯罪ではない、過料も厳しくないとはいえ、歩きタバコはマナー違反ですし、とても危険な行為であることに変わりありません。
喫煙する場合は、マナーを守って楽しみましょう。
一人ひとりがきちんとマナーを守らないと、世間的にもさらに厳しい目が向けられることは明白です。
加熱式タバコ・電子タバコもダメ?
通常の紙巻タバコの場合は、路上喫煙禁止条例によって罰金がある事は前述しましたが、
加熱式タバコ・電子タバコなどの新型タバコはどうなのでしょうか。
実は加熱式タバコ・電子タバコに関しては非常にあいまいで、罰則を設けている自治体もあれば、設けていない自治体もあります。
路上喫煙禁止条例に対して、「たばこの火」が危険だからという点に着目している所は、他人への危害が少ない電子タバコは条例から外しています。「喫煙」や「ポイ捨て」も問題視している所では電子タバコの喫煙も禁止しています。
路上喫煙禁止条例は管轄している自治体によって、電子タバコの扱いが異なるのです。
しかし、電子タバコも吸わない人からすれば同じタバコであることは変わりないので、紙巻タバコと同じようにマナーを守って吸うようにしましょう。
タバコで禁止されていることは、電子タバコでももちろん禁止です。
マナーを守ろう!便利グッズも!
成人の喫煙率はピーク時には80%を超えていましたが、近年喫煙者はかなり減ってきて今では20~30%ほどです。
嫌煙家なる存在もいる現代では、喫煙者の方もかなり気を使っていることでしょう。
そんな喫煙者の方に、便利なエチケットグッズを集めましたので素敵な喫煙ライフを楽しむためにぜひどうぞ!
口臭ケア用マウスウォッシュ
DEXT(デクスト)は大人の男性のための本格エチケットケアブランド。
イタリアの食後酒グラッパをイメージに香り付けされた口臭ケア用マウスウォッシュ。
ドライでさっぱりとした口当たりのフレーバー。
1枚ずつ分包されているので持ち運びしやすく、どんなシーンでも活躍します。
携帯灰皿
高級感が漂うおしゃれな携帯灰皿。しなやかで発色の良い上質なPUレザーを厳選して使用した、高級感漂う携帯灰皿です。
灰皿本体をスライドさせて中の広い空洞に吸い殻を収納できます。
密閉度が高い構造なので、灰やニオイ漏れも心配無用。
片手で簡単OPEN、吸い殻は底を外して手を汚さずに捨てられます。
おまけ:禁煙にはどのような方法がある?あなたに合った方法もある?
愛煙家にとっては、だんだんつらい世の中になってきていますね。喫煙所は少ないし、たばこはどんどん高くなっています。
「この際やめたら?」といわれることも多いでしょう。
しかし「なかなかやめられない」「やめたくない」という人が、寒い真冬でも外に出て吸っているのを見かけます。
煙草は「百害あって一利無し」といわれるように、健康被害を及ぼします。できれば
やめる方が良いでしょう。
そこで、禁煙の方法や禁煙グッズをいくつか紹介します。
禁煙の方法
- 煙草の代わりになるものを探す
- 喫煙場所に近づかない
- 運動をする
- 禁煙グッズを使う
- 専門医の治療を受ける
煙草の代わりになるものを探す
今まで煙草を吸い続けてきた人が急に煙草を吸わなくなると、口が寂しくなります。そういう時は飴やガムを口に入れるようにします。飴やガムはある程度の時間口の中で維持できるので、たばこが吸えない口寂しさを紛らわせることができます。
お菓子コーナーに売っている飴やガムばかり食べていたら「糖分が気になる」「太ったら困る」という場合は、ドラッグストアや薬局で禁煙用のガムを購入して使うこともできます。
煙草が吸いたくてイライラしているときでも、ガムや飴を口に入れることで落ち着くことができます。
喫煙場所に近づかない
頑張って禁煙をしようとするときに、つい癖で喫煙コーナーに行ってしまうと、他の人が吸う煙草の匂いが恋しくなってまた吸いたくなってしまいます。そのため喫煙所には近づかないようにしましょう。
禁煙を始めたころは特に、パチンコ屋や飲み会など煙草を吸う人がたくさんいそうなところにはいかないことが勧められます。
運動をする
口寂しくなったりイライラしてきたら、軽い運動をするのも良いでしょう。外に出て気持ちの良い外気の中で、軽く走ったり散歩をしたりして気分転換をすると、体も頭もスッキリしイライラも解消します。
運動量は人によっても異なりますが、あまり疲れる運動は続けることができません。できれば毎日少しでも歩いたり体操をしたりすることを習慣づける方が良いので、無理のない程度の軽い運動をできるだけ続けるようにします。
禁煙をすると、つい口寂しさから食べ物を口にしてしまうので太るという人も多いのです。そうならないためにも運動を習慣づけると良いでしょう。
禁煙グッズを使う
禁煙をサポートするために、様々なグッズが販売されています。先述した禁煙ガムもその一つです。禁煙ガムには少量のニコチンが含まれていて、体がニコチンを求めるのを和らげます。普段吸っていた煙草の本数に応じて、ガムの一日の摂取量がきめられたプログラムがあり、はじめは多くても徐々に個数を減らしていき、3か月をめどに食べなくても良い状況にしていくというものです。
電子タバコも人気です。電子タバコはニコチンやタールを含まず、フレーバー付きのリキッドを加熱することで水蒸気の煙を吸うことができるというものです。リキッドのほかカートリッジや使い捨てタイプもあります。
同じようなものに加熱式タバコというものがありますが、それは煙草の葉が使われていてニコチンやタールも含まれているので禁煙グッズではありません。
ニコチンを含んだパッチを使用することもできます。ニコチンが入ったガムをかむのと同じで、パッチは皮膚からニコチンを少量体内に入れることで禁断症状を和らげることができます。
ドラッグストアで購入することができますが、それは就寝中には貼ることができません。禁煙外来などの医師の診察を受けると、24時間貼り続けられるパッチを処方してもらうことができます。
専門医の治療を受ける
近年は煙草をやめたい人を支援するための禁煙外来という診療科目を持つクリニックが増えています。禁煙外来は条件が合えば健康保険が適用されるので、費用も安くて済みます。
その条件とは、「ニコチン依存症のテストで依存症と診断された方」「35歳以上の方で、一日の喫煙本数と喫煙年数をかけた本数が200以上であること」「すぐに禁煙を実施したい方」、「治療を受けることを文書で同意した方」の4つで、すべての条件を満たす必要があります。
同意書にサインをして治療が始まれば、まず「呼気一酸化濃度測定」が行われます。禁煙を続けると次の診断時の検査では濃度が低くなり、もし禁煙ができていないと濃度は変わらないか上昇します。肺がきれいになっているか、数字で見て判断できるため、禁煙に対する意欲が強くなることも期待できます。
治療には、禁煙補助薬としての薬を使います。「チャンピックス@」や「ニコチネルTTSパッチ@」など複数種類の薬が用意されているので、患者様に合った薬を選択します。
3か月間に5回診察を受けて、毎回「呼気一酸化炭素濃度」の検査と薬の副作用が出ていないかを調べたり、禁煙による苦痛や悩みなどをカウンセリングして、禁煙をサポートします。
健康保険が適用されるのは3か月間だけなので、できればその間に禁煙が完了するのが理想的です。
禁煙方法のまとめ
喫煙は何のメリットもなく、体に害を与えているだけです。
禁煙室が減ったり煙草の値上げなど国を挙げて禁煙を推奨していて、様々な禁煙グッズや電子タバコなども開発され、禁煙外来もよくみられるようになりました。
30年ほど前まではそこまで禁煙が勧められていなくて、禁煙グッズもあまりなく、禁煙外来も皆無でした。そのころと比較すれば、ずいぶん禁煙しやすい時代になっています。
様々な禁煙方法があるので、選択肢も豊富です。自分に合った方法が見つかることが期待できます。
歩きタバコは犯罪になる?まとめ
- 歩きタバコは犯罪ではないが、過料という罰金はある。
- 歩き電子タバコは禁止している自治体とそうでない自治体がある
- 喫煙はマナーを守って楽しみましょう