女子プロテニスプレーヤー、大坂なおみ選手の昨年6月から1年間の収入が、世界の女子アスリート史上最高額になったことが分かりました。
日本を代表するトップアスリート・大坂なおみ選手。まだ22歳という若さで、年収が早くも女子世界一になったのは一体なぜなのでしょうか。
大坂なおみの年収が女子選手&女子テニス史上最高額に
世界の長者番付で知られる米経済誌フォーブス(電子版)はこのほど、大坂なおみ選手の昨年6月から1年間の年収が3740万ドル(約40億4千万円)となり、同誌が調査を始めた1990年以来、女子アスリート史上最高額になったと発表しました。
これまでの最高額は、2015年のマリア・シャラポワ選手(ロシア)の2970万ドルだったそうです。近く同誌が発表する恒例の世界アスリート長者番付では大坂選手は29位で、38歳のセリーナ・ウィリアムズ選手(米国)が3600万ドルと、女子としては世界2位の全体33位。上位100人に女子2人がランクインするのは4年ぶりのことだそうです。
ウィリアムズ選手は過去4年にわたってフォーブスの年収ランキングでトップを維持。その前はシャラポワ選手が5年連続で首位だったとのことで、22歳の若きテニス界のスターがついにお金でも「女王」の座を奪った形です。
The best dancer on tour? 🕺
(Besides @Gael_Monfils, of course) 😉
🎥: @naomiosaka (IG) pic.twitter.com/6TSWhbY8u2
— ATP Tour (@atptour) May 22, 2020
なぜ大坂なおみの年収はこれほど高いか?
実際のプレーでは既にシングルス世界ランク1位の「女王」の座を射止めている大坂なおみ選手。ついに年収でも世界トップに上り詰めたわけですが、コロナ禍の中なぜこれほど高くなったのでしょうか。
確かに、昨年から大坂選手の試合実績はあまり芳しくなく、現在のランキングは10位。ちなみに2019年の賞金総額は全豪オープンの優勝賞金などもあり、638万8282ドル(約7億円)で、賞金ランクは3位でした。フォーブス調査には全豪賞金は含まれませんので、40億円超の年収の大部分はテニス賞金ではないということになります。
すなわち、フォーブス調べの年収のほとんどはスポンサー契約によるものだというわけです。大坂選手は所属の日清食品を始め、全日空、資生堂、日産自動車、ヨネックス、ナイキなど企業15社とスポンサー契約を結んでいるほか、出場が確実視される東京五輪関連でも多くのスポンサー契約を締結しており、これらの収入を足し上げると何と40億円近くに上るというのが、「世界一」になった理由とみられます。
昨秋に正式に日米のうち日本国籍を選択、母の母国日本での五輪に意欲を示していただけに、延期になって「残念という言葉だけでは言い表せない」と落胆した大坂選手。
今後徐々にテニス界も正常化が図られていくとみられ、来年にかけて大いに活躍し「ビッグなテニス賞金」も年収に上乗せしてほしいものですね。
oof crippling https://t.co/l8RrXgmY1v
— NaomiOsaka大坂なおみ (@naomiosaka) May 14, 2020
大坂なおみの年収へのネットの反応
- NIKEのレブロンとかゴルフの選手とか大坂なおみとかでてる広告クソかっこいいもんな
- 大坂なおみは「世界スポーツ市場の象徴的存在」と米教授
- ジョーダンベルフォートと大坂なおみの年収がほとんど変わらないと知って震えが止まらない
- アベノマスク466億円かぁ、大坂なおみ選手の11倍……。(何の計算やら)
- 大坂なおみと結婚する
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
- 大坂なおみが年収40億円超で女子アスリート&テニス界世界一に
- 現世界ランク10位。収入の大半は賞金より多数のスポンサー契約料
- 専属契約は日清、ナイキ、全日空など15社。東京五輪関係でも多数に
コロナ禍で暗い世相の中、世界や日本の女子たちに大きな勇気をもたらす大坂選手の明るいニュース。調子に乗りすぎた(?)某スポーツ紙が「大坂なおみの年収で○○がどれくらい買えるか」という〝お馬鹿な〟記事を掲載していましたので、最後にご紹介して終わります。
▼吉野家の牛丼・並 1346万6666杯分。
▼富士そばのカツ丼 808万杯分。1日1杯食べても完食まで2万2000日(大坂選手はカツ丼好きで有名)。
▼日産GT-R 1台1000万円超の高級スポーツカー374台分(大坂選手がかつてショールームで一目ぼれ)。
▼漫画「鬼滅の刃」全20巻 約43万9321セット分。
▼スポーツ紙定期購読 約10万347年分。
コロナ禍のため今年は2月ごろから色々なスポーツが中止になり、ちょうど「ハイシーズン」に当たっていたマラソンも多くの大会が取りやめや延期になりました。ファンにとっては早く普通のマラソン大会が見たいところ。マラソンといえば、どの国際大会[…]