今年のプロ野球ドラフト会議が終了しました。意外と競合が少ない「隠し玉合戦」になった感もある2021ドラフト。
その中で、中日ドラゴンズが1位指名したのがブライト健太選手です。中日ファンも驚いたブライト健太選手一本釣り。彼の成績や凄さはどこにあるのか探りました。(出典:Wikipedia、スポーツメディアなど)
ブライト健太獲得に中日ファンも驚き
12日、今年も昨年に続き別室をつないでのオンライン形式で行われたプロ野球ドラフト会議。中日がまず指名したのが上武大のブライト健太選手でした。
12球団の1位指名発表が順次終了し、ブライト選手を他に指名した球団はなし。その瞬間、ブライト健太選手との交渉権は中日が獲得することが決まりました。
つまりは「一本釣り」に成功。中日ファンの間では事前に「1位はブライト」と予想されていたようですが、無風にすんなりと中日の交渉権が決定したことで驚きも広がったようです。
では次項でブライト健太選手の経歴や成績、期待される役割などを見ていきましょう。
ブライト健太とは?成績やその凄さとは
中日がブライト健太選手を1位指名した狙いは、何よりその長打力・パワーにあります。今季の中日は「貧打」が最大の弱点で、チーム得点は12球団断トツに低い唯一の300点台。
投手力はそこそこ整備されているだけに、優勝を目指すには来季以降得点力、長打力をアップすることが絶対条件です。
父はガーナ人、母が日本人のハーフ。184cm、84kgのしっかりした体、50m走5.8秒という俊足、遠投100mの強肩、高校通算38本塁打のパンチ力など、身体能力が非常に高い走攻守揃った長距離砲です。
幼少期に柔道を始め、バネの凄さに周囲は「五輪にも行ける」と惚れ込んだそうですが、本人は「父が以前から野球が好きだったので」と小6から野球の道へ。
東京都立葛飾野高に進学し硬式野球を始めますが、甲子園には出場できず、野球の強豪・上武大学に進学後も3年秋までは控えのままと、全国的にはまったく無名の存在でした。
しかし地道な練習で変化球に対する対応力が高まり、持ち前の身体能力もあって4年生で大ブレイク。今年6月の全日本大学野球選手権大会で一気に「全国区」に踊り出ました。
西日本工業大戦で、今回4球団競合で西武に1位指名された隅田知一郎投手の鋭いクロスファイアーを、神宮球場の中段まで運ぶ大アーチ。準決勝までの4試合で打率6割、5打点2本塁打と大爆発しました。
まだまだ荒削りなものの、潜在力や伸び代、スター性の“最大値”の凄さを感じさせ、中日スカウトや首脳陣も大いに成長に期待をかけているようです。
中日ファンの反応まとめ
- ちゃんと見たことなかったけどスイング和田さんっぽい感じあるな
- ブライト健太は美術の才能もプロ級!?絵手紙披露
- 中日!!来年優勝です!!!
- なーんかオコエ瑠偉とかぶる
- 1位指名の時「ブライト健太」って呼ばれると思ってたから、最初に「アドゥ」って来た時に誰??ってなった
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
- 2021ドラフトで中日1位指名はブライト健太。上武大の走攻守揃った大器
- ガーナ・日本のハーフ。高校―大学3年まで無名も今年打棒大爆発デビュー
- 身体能力抜群の逸材長距離砲。12球団ワーストの得点力upに寄与できるか
ブライト選手の体のバネやしなやかさは天性のもの。球団幹部も「肩と足があるからセンターで勝負して欲しい。将来的にはトリプルスリーのポテンシャルはある」とぞっこんです。
本人は「自分の実力ではまだまだ」と謙虚していますが、「正木(慶大→ソフトバンク2位)や隅田には負けたくない」とライバル心は人一倍の様子。来季どんなデビューとなるでしょうか。
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