猫の発情期についてご紹介。甘えてくる時はとても可愛いですが、夜の鳴き声は全く可愛くない猫の発情期についてご紹介。
メス猫の発情期について
発情期になると、メス猫は普段とは全く違う行動をとるようになります。(個体差はありますが)夜中に「ナゴゴゴゴ」と叫んだり「ワーーー」と叫んだり、とにかく泣き声は激しくなります。また、床で背中やコシをくねくねとこすりつけたり、またご主人に極端に甘えたりします。
メス猫の発情期はいつ?
生まれてから初めての発情期が来るのは生後6ヶ月前後と言われています。また、その後は冬以外であれば発情期になったり、発情期にならなかったりするそうです。猫は光で発情をコントロールしているようで、冬は日が出る時間が短いので発情しないとの事。また、室内で飼っている場合は光があるので、いつでも発情期になる可能性があるとの事。発情期の期間は約1週間。
オス猫の発情期について
オスの発情期ですが、実はありません。オス猫は万年準備万端です。発情しているメス猫をひたすら待っている状態ですね。
メス猫の発情期動画
猫の発情期も様々です
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猫ちゃんって可愛いですよね♡
暖かい季節が来ると同時に、猫にとっては繁殖期が訪れます。
盛りがついた猫は、突然独特の動きと鳴き声をあげ、時におもらしをしたり、極端に甘えてきたりと不思議な動作を見せ始めます。
一般論だと、猫の発情期は生後6ヵ月頃からといわれてますが、早熟な子の場合は4ヵ月頃から始まり、遅いと生後1年で性成熟期に達するそうです。
さらに種類によっては、生後1年半で発情期が来る猫ちゃんもいるそうです。
発情期は決め決めでなく猫によって異なるので、「だいたいこうだな」と情報を知っておくと良いかもです。
猫は交尾排卵で多排卵な生き物
猫は、季節繁殖動物です。
その特性から、明るい時間が長くなるに連れて、猫には発情期が訪れ、クライマックスは早春(2月頃)~秋(9月頃)にかけてだそうです。
それは、女の子の猫にしか見られない特徴でもあります。
発情期は約4~14日間の期間だそうですが、交尾してからの排卵は、約24~36時間辺りだそうです。
猫は「交尾排卵動物」「多排卵動物」といわれ、猫の子宮は、交尾の刺激で排卵が行われる仕組みです。
交尾後に排卵する卵子は、一度につき5~6個だとか。それって子猫ちゃんの産まれる数でわかりますよね。
女の子の猫は、違う猫と一度にたくさん交尾を繰り返し、相手が違う子を一度で妊娠できる生き物だそうで、びっくりやら何やら汗
なので発情期だと相手を変えて交尾しますし、交尾のたびに卵子が排卵し、高確率で妊娠を成立させます。
その結果、同じお母さんのお腹から、異父きょうだいの子猫が一度で誕生するわけです。
これを多排卵といい、猫にとっては珍しくもない普通の現象だそう。
そして初めの発情期に相手が見つからず、交尾を逃した場合は、発情期が終わらないそうです。
交尾出来るその時まで盛りは繰り返され、その周期は約16~36日周期といいます。
また日照と照明の灯りは猫にとっては同じなもので、室内飼いの子は年がら年中発情が続くという…
猫は多発情性動物です。
猫の本質をわからないまま飼い主になって、「費用がかかる」「かわいそう」を理由に、人のエゴで避妊手術をしないと後々が大変です。
猫を迎える前に、飼い主さんは猫との生活を考え、責任ある行動を取らなくてはいけませんね。
春に発情の理由
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猫は、なぜ暖かい季節に集中して発情するのだろう?と超気になってしまい、一生懸命調べてみました!
納得したのは、外猫さんは寒い季節より、ぽかぽかな時期の方が、食べるにそこまで困らない。
外で暮らす子にとって、子育てしやすい季節は断然春です。
春は食材がたくさん芽吹く季節でもありますし、寒さ凌ぎの場所を考えなくていい。
外猫さんにとっては、育児しやすい環境ではないでしょうか。
猫にプラスな気候は、子猫の生存率も高いと思います。
暖かい時期に発情するのは、子孫を残すための猫の本能です。
一方の男の子の猫は、異性のフェロモンと鳴き声をキャッチして発情しますが、時期的には生後9ヵ月頃が一般的だそうです。
発情期の猫と飼い主の様子
発情期の猫と飼い主の様子を、時間の許す限り精一杯集めてみました!!
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飼い猫ちゃんの初めての盛りに、うろたえる様子の飼い主さんです。
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4ヵ月の早熟な猫ちゃんのいきなりの発情に、飼い主さんはバタバタおろおろ苦労している模様。
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盛り真っ只中の猫ちゃんと、避妊手術を考える飼い主さん。
発情すると猫もストレスで睡眠不足、悶える毎日が続きます。それを初めて目にする飼い主さんはおたおたするばかりです。
見る分には可愛いですが、いきなりだと家族も大変ですよね。
病気のリスクと生理がない猫
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基本、猫の女の子には生理がありません。
前述しましたが、猫は交尾排卵の生き物なので、周期的な排卵はなく生理にならないんですよね。
多発情性といわれる猫は、繁殖期に突入すると一年で何度か発情期が訪れます。
日光に12時間以上当たる生活をする猫は、排卵するまで、いちいち発情期がやって来ます。
発情期が終わるのは、排卵したか避妊されたかの時。
環境が揃えば、いつでも発情期が来る仕組みなので、外猫よりペットの子の方が一年中ホルモンの分泌が盛んな状態。
よって、お年頃の猫は無抵抗でホルモンの言いなりという状態なんです。
それちょっときついですよね。
排卵で発情期は収まりますが、妊娠が原因で乳腺腫瘍や子宮などの病気を引き起こす率は高まります。
それを防ぐためにも避妊手術は必要で、手術によりリスクをぐぐぐっと下げることが出来るんです!
手術によって盛りのストレスも減り、妊娠することもありませんから、体調によほど疾患や問題がない猫には避妊手術をおすすめします。
去勢も然り。獣医師さんにまず相談です!
まとめ
鳴き声が可愛いくないような猫の発情期ですが、産まれて来る子猫は本当にみんな可愛らしいです。
でも、猫の妊娠は母体に大きなリスクを伴います。
そして、生まれてくる全ての子猫、動物の命をどう守っていくかを、人間はガチで考える時代だと私は言いたい。
殺処分が一番の解決策だと考えるのは、大間違いです。
生を受けた全てが共存出来る世界になりますように!!!
心から祈ってます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。