今回は「急性虫垂炎穿孔限局性腹膜炎」について。
急性虫垂炎穿孔限局性腹膜炎という病気をご存知ですか?芸能の方では、狩野英孝さんが患った病気として近年ニュースでも取り上げられていた病気です。
急性虫垂炎穿孔限局性腹膜炎は、誰でもなりうる病気です。
あまり知られていない「急性虫垂炎穿孔限局性腹膜炎」についてや症状などご紹介します。
急性虫垂炎穿孔限局性腹膜炎とは、急性虫垂炎いわゆる「盲腸」のことをいいます。
「盲腸」の症状が酷い場合、虫垂に穴があくことがあります。
そして、腸管内の細菌が腹膜に感染すると腹膜炎を引き起こすケースがあります。多くの場合、強い激しい腹痛が襲うとされています。また虫垂に穴があいた場合、炎症や腫瘍の形成を起こす症状ともいわれています。
そして、進行状態によりステージがあります。
第一ステージが、盲腸こと「急性虫垂炎」。
第二ステージが、急性虫垂炎穿孔限局性腹膜炎。こちらは、狩野英孝さんがかかった病気です。
第三ステージが、急性虫垂炎穿孔汎発性腹膜炎
この3つに分類されます。
盲腸を放っておくと第二~第三へと症状が悪化し、手術が必要となる場合があります。急性虫垂炎穿孔限局性腹膜炎とは、限局性と言われている通りに、炎症や腫瘍などの症状が一部にとどまっているということになります。また、炎症や腫瘍などの移転などが見られないという状態を示します。
しかし、腹膜全体に炎症が広がると「汎発性腹膜炎」と診断されます。盲腸になると、以下の異変が起きるとされています。
・お腹全体がチクチクするような痛みと違和感が何日も続くとされています。
・右下腹部に痛みが集中します。
・チクチクからズキンズキンといった痛みに変わっていく。
・微熱が生じ、38度ほどにもなる発熱があらわれる。
・嘔吐する場合もあります
ちょっとした腹痛や違和感などある際は、悪化する前に病院へ診察されることをおすすめします。またストレスから腸内環境が悪化するケースもありますので、気をつけましょう。