西郷隆盛について簡単にまとめ。大河ドラマ西郷どんを10倍面白く見るために

大河ドラマ「西郷どん」で

話題の渦中のある西郷隆盛に

ついて簡単にまとめました。

 

西郷隆盛の人生、してきたこと、

最後の言葉。

人柄、そして「西郷どん」の見どころについて。

 

この記事を読んで

大河ドラマ「西郷どん」を10倍面白く見て下さい。

西郷隆盛のしたことについて簡単にまとめ。

西郷隆盛は

幕末~明治初期にかけて活躍した

軍人・政治家です。

 

薩摩藩主、島津斉彬(しまづなりあきら)の元に

薩摩藩を率いて

「尊皇攘夷運動」

(天皇を重んじ、外国を追い払う思想)

の旗頭となりました。

 

そして、長州藩・桂小五郎(木戸孝允)

と坂本龍馬・中岡慎太郎の仲介のもとに

薩長同盟を結成しました。

 

そして、江戸幕府・幕臣の

勝海舟との交渉を経て

江戸城無血開城

(交戦することなく、江戸幕府が江戸城を明け渡すこと)

に踏切り、明治維新の要となりました。

 

こうした奮闘ぶりと

薩摩藩の指導者として

後に、維新の三傑の一人に数えられます。

 

そして明治維新後の政府で

様々な政策を打ち出しました。

 

その後、「征韓論」

(韓国を侵略しようとする論)

を打ち出しましたが

それが当時の明治政府の中で支持を得られず

明治政府から離れます。

 

その後、士族(元侍・武士)を

守る活動をしていましたが

やがて、明治政府に反乱する士族の思いを組んで

士族を率いて明治政府に反乱。

 

「西南戦争」の指導者として

中央政府に戦いを挑み

戦死しました。

 

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西郷隆盛の最後の場所・最後の言葉

西郷隆盛は西南戦争中

鹿児島県の城山で命を落としました。

 

最後、西郷隆盛は二発の銃弾に

体を撃ち抜かれました。

 

その時、崩れ落ちた西郷隆盛は

傍らの別府晋介に

こう言いました。

 

「晋どん、もうここいらでよか」

 

と。

そして別府晋介は

西郷隆盛の首を落としました。

 

西郷隆盛の人柄について簡単にまとめ

 

そんな西郷ですが

そもそも西南戦争には乗り気では

なかったといいます。

 

江戸城無血開城に

応じるような人物です。

 

日本の未来を思うなら

内乱によって国力を消耗することは

意味がない。

 

そういった合理的な考え方の

できる人物でした。

 

そんな西郷を、坂本龍馬は

このように評しています。

 

「鐘のような男。

小さく打てば大きく響き

大きく打てば大きく響く」と。

 

このように

どこまでも人の期待・信頼に答え

義理深く情に厚い人柄でした。

 

「敬天愛人」

天を敬い人を愛する……

それが西郷隆盛の座右の銘でした。

 

国の未来を考え

人を大切に思う。

 

そんな西郷隆盛は

明治天皇からも慕われていたと

言われています。

 

その証として明治天皇は

西郷隆盛の没翌年に

西南戦争の首謀者でもあった西郷の

追悼歌会を開いたと言います。

 

そして

大日本帝国憲法発布の大典で

西郷隆盛に正三位を与えました。

 

西郷隆盛が

災難戦争を引き起こした真意は

武士として生きた誇りと

移りゆく時代の間に取り残された

多くの仲間の気持ちに答えるため

自ら、敗北の戦に身を投じたのだと

言われています。

 

「おいの体をおはんたち

(お前たち)に差し上げもんそ」

 

それが

西郷隆盛が西南戦争挙兵の時に

西郷が部下に言った言葉でした。

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大河ドラマ「西郷どん」の見どころはここ!

そんな西郷隆盛の人生は

前半と後半の大きく二つにわけられるでしょう。

 

前半は、討幕・尊皇攘夷を夢見る

熱き志士たちと共に

新しい日本のための

革命に奔走する時代が描かれます。

 

迫りくる、圧倒的な文明を有する

西洋文明。

それらを目の当たりにしながらも

旧い体制にしがみついている

日本を新しい形に導いていくためには……

 

そんな葛藤と、

命をかけて熱く生き抜く

志士との友情の中で

革命を果たし

西郷が英雄となる物語です。

 

そして後半は、明治維新の英雄として

西郷が明治政府の中枢を

担っていく時代の物語です。

 

同じ時代を生きて戦い抜いた仲間が

「士族」となり

その士族の生きる場所が

新しい時代の潮流に飲まれて徐々に失われていく……。

 

今までの時代の中で

西郷が愛した人・愛した場所が

徐々に失われていく中でも

新しい時代の流れに

日本を導かなければならない……

 

そんな苦悩と葛藤が

描かれる時代です。

 

最後に西郷は

維新前の日本に息づいていた

武士の誇りを背負ったまま

友とともに散る道を選びました。

 

その苦悩と悲壮な決意

一人の男の、友を思う決断が

描かれる時代です。

 

ドラマ「西郷どん」の重要人物

 

そんな西郷隆盛のドラマにおける

中心人物を5人、あげてみたいと思います。

 

稀代の名君、心の父と仰ぐ

島津斉彬との師弟愛です。

 

元々西郷は、身分が低い出身のため

本来は藩政に関わることはありませんでしたが

その才覚を見出し、重鎮として抜擢したのは

藩主島津斉彬の革命性と人物眼が

あったからこそです。

そんな島津斉彬を

西郷隆盛は心の父として敬愛し

その理想である

「公武合体論」の実現のために

力を尽くします。

 

もう一つ、西郷の3人の妻です。

 

西郷隆盛の生涯には

数えて3人の妻がいました。

 

その3人の妻との

ロマンスも鮮やかに彩られるでしょう。

 

そして、西郷を語る上で欠かせないのが

「竹馬の友」大久保利通の存在です。

 

誰よりもお互いを理解し

誰よりも深い友情で結ばれ

お互いに最高の戦友でありながらも

 

最後には、体制の指導者と

反乱の指導者として

血を流し合う関係となってしまいました。

 

深い友情に結びつきながらも

立場上争わざるを得なかった

二人の悲劇が西郷隆盛の人生でも

大きなドラマです。

 

まとめ:西郷隆盛について簡単にまとめ。大河ドラマ西郷どんを10倍面白く見るために

ここまで、

ドラマ「西郷どん」の予備知識となる

西郷隆盛の歴史と

 

大河ドラマ「西郷どん」の見どころを

お伝えしてきました。

 

大きな懐を持った

心の広い人物として

多くの志士達の象徴として生き

象徴として散った西郷隆盛。

 

その生涯はどこまでも

人を愛し、人に尽くし

人のために命をかける生き方でした。

 

もちろん、血なまぐさい時代の

勢力の指導者でもある人物である以上

手を染めたりすることもあり

当然きれいごとだけでは済まなかったでしょう。

 

それでも人がついてきたのは

西郷隆盛が我欲ではなく常に

大義のため

国のため

未来を思う気持ちがあったから。

 

誰よりも己を大義に捧げる人物だったからこそ

多くの人が西郷に

命をかけて信じ、ついてきたのでしょう。

 

そんな西郷隆盛の生き様は

今の日本人である私達にとって

とても大切なメッセージを届けてくれるのではないかと

筆者は思っています。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

これから一年間、共に、

西郷隆盛の生き様を見届けていきましょう。

 

西郷隆盛の史実と

西郷どんとの違いが

「西郷どん フェイク」という形で

議論を呼んでいます。

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