2017年にこの世を去った女優:野際陽子さんの回想を
その娘であり女優、真瀬樹里さんが語っています。
母であり、女優として見上げてきた野際陽子さんについて
真瀬樹里さんの回想をおいながらまとめていきます。
また、野際陽子さんの生き方は
ガラスの仮面に出てくる月影千草、という役柄と
少し似てるような気がしました。
合わせて、楽しんでいただけたらと思います。
野際陽子さんのプロフィール
名前:野際陽子
生年月日:1936年1月24日
没年月日:2017年6月13日(81歳没)
国籍:日本
身長:163 cm
血液型:A型
出生地:石川県河北郡津幡町
死没地:東京都
職業:女優・アナウンサー・司会者・歌手・ナレーター・声優
ジャンル:テレビドラマ・映画・トーク番組
活動期間:1958年~2017年(59年)
代表作があまりにも多すぎて
ここに載せることは出来ないでしょう。
ドラマ好きな人なら一度は必ず見たはず。
81歳で没するときまで
抗がん剤治療を受けながら撮影を続行。
「生涯現役」を最後まで貫き通した
大女優でした。
そんな野際陽子さんは
「母」としての役割が多く、息子を溺愛する母の役など
包容力の在る愛情深い人物を演じることが多いため
そのようなイメージを持たれがちです。
その母を語る真瀬樹里さんはこんな方です。
真瀬樹里さんのプロフィール
本名 野際樹里
生年月日 1975年1月1日(49歳)
出身地 東京都
身長 164cm
血液型 A型
職業 女優
ジャンル テレビドラマ・舞台・映画
活動期間 1994年 –
配偶者 未婚
家族・親族の著名人
千葉真一(父)
野際陽子(母)
新田真剣佑(異母弟)
矢吹二朗(叔父)
事務所 レプロエンタテインメント
特技は
ピアノ
バレエ
日本舞踊
書道
乗馬
水泳
スキー
バスケットボール
バレーボール
スキューバーダイビング。
このあまりにも多彩すぎる特技の山…
ものすごい英才教育を受けてきたのですね。
その裏には、母・野際陽子さんの存在が有りました。
娘・真瀬樹里の母、野際陽子についての回想。
「教科書を1回読んで、なぜ覚えられないの」
といい、テストは一問間違えただけで怒られる。
その場でやり直しをさせられる。
(野際陽子さんは、一回見ただけで覚えられたそうです。
超人的な記憶能力ですね…)
裏拳が飛んでくる
夜中の11時からでも勉強をさせる。
横に座りながら、眠くなると裏拳を飛ばす。
小学生で家出を考える
週6で習い事をしていた。
疲れた休みは半日寝ていた。
小学生ながら家出を考えることも。
野際陽子さんに隠された愛情
しかし、女優としての仕事を
しっかり妥協なく全力でこなしながら
母親としても娘につきっきりで厳しく育て上げる。
これが、野際陽子さんの
強さだったのではないかと思います。
この世を旅立つ一週間前
野際陽子さんは真瀬樹里さんを横から
強く抱きしめたようです。
真瀬樹里さんは、知らず涙がこぼれていたそうです。
野際陽子さんは、「月影千草」?
このエピソードを聞いて、
私はこの役を思い出しました。
ガラスの仮面、月影千草役です。
(画像にするとわかりますが、すごい再現率ですね…。)
黒衣をまとうミステリアスな美女として
ドラマの中でも圧倒的な存在感を放ち
マヤを鍛える師として現れます。
その鍛え方は、まさにスパルタそのもの。
教え子を最高のレベルに鍛え上げるために
一切の妥協も容赦もなく
恐るべき試練を次々に下します。
しかし、本当はマヤのことを思う気持ちが強いという
裏の顔…そんな厳しさと愛情の間に揺れる葛藤が
月草千景というキャラクターの存在感を強烈に際立たせる
要素なのです。
体を酷使しながらも
自分の夢である劇団の運営と
愛弟子たちを命をかけて育て上げるのが
月影千草という女傑です。
なんだか、似ているような気がしました。
私の中での野際陽子さんは、月影千草さんですので…笑
もちろん、月影千草は女優としてマヤを育てていたわけですが
野際陽子さんは、真瀬樹里さんの芸能界入りを賛成はしていなかった
という違いはあります。
ただ、根底に流れる「厳しき愛情」という顔については
とても良く似ている部分も
相通ずる部分もあるのではないかな、
と私は思ったのです。
まとめ:真瀬樹里の回想…母野際陽子の生き様と愛情に感動。「月影千草」みたいな人だった
母、野際陽子さんは
とても強く最後まで自分の道を貫きました。
坂本龍馬の
人はいつか死ぬものだが、それでも
自分の信じた道を前のめりに倒れて死にたい
という、自分の死における理想を語った言葉がありましたが
私は野際陽子さんの訃報を聞いた時
そんな言葉を思い出しました。
最後まで女優としていき
母としても妥協なく愛情を厳しく注いだ
野際陽子さん。
その生き様と魂はこれからも素晴らしい作品の中に
焼き付けられて、これからも多くの人の心を
打つことになるのだと思います。
さいごまでお読み頂き、ありがとうございました。