小池百合子が自民党と決裂しない理由とは?
女性初の東京都知事となっただけではなく、今までの都知事が実行しようとしなかった都政の入れ替えにも成功した小池百合子都知事。
その政治的行動力は高く評価され、多くの支持を得て今一番期待せれてる政治家のひとりでもあります。
そんな小池さんが都政を取る為に立ち上げた都民ファーストの会の代表につくために、自民党を離党しました。
今後敵対関係のようにも見える自民党と小池さんですが、だが今でも友好関係を継続中であるそうです。
何故でしょうか?
今回は小池さんが自民党と決裂しない訳についてまとめてみました。
小池百合子が自民党を離党したタイミングが的確過ぎ!
小池さんが自民党に離党届けを提出したのは2017年6月1日でした。
東京都知事となり、自民党執行側とは仲が悪いと噂立たれてたのですが、都知事就任後約1年が経ったこのタイミングでの離党な何故だったのでしょうか?
まず小池百合子都知事がなぜ自民党を離党したのかを考えなくてはなりませんが、これは間違いなく都議選で都民ファーストの会を確実な勝利に導くためでしょう!
離党したタイミングは都議選が始まるこの時期に、都民ファーストに追い風を巻き起こすためだと言われてます。
小池さんは自民党と仲が良いとは言えない関係で、安部総理の森友問題、加計問題、また稲田前防衛大臣の発言問題などがあったにも関わらず、離党は避けてました。
そのタイミングを伺ってたのでしょう。
そして6月1日に
都議選前に明確に離党届を出すことによって、選挙を意識している有権者に自民党との決別を意識させ、明確な都民ファーストの会への追い風に変えようという意図があったものと思います。
離党が早ければ効き目が弱く、遅ければ意味がない、そのちょうど良いタイミングがこの日だったのです。
小池百合子、離党届けは受理されたが…
しかしその離党届けを自民党に提出し受理はされたものの、その後の処分は保留となってました。
離党手続きが止まってる状態です。
これには様々な理由があるとされてます。
安部総理は、
「二階俊博幹事長と相談し、適切に対応するように」
と、下村博文党都連会長(幹事長代行)に支持し、自民党内からは、
「すぐに離党を認めれば、小池氏が都議選で自民党と対決ムードを高めて有利に戦うのに利用される」
との声も上がってきました。
このような様々な思惑がある中、ある記事では4月に赤坂の料亭での会談で話し合いがついたのだろうとも言われてます。
その会談には小泉純一郎元総理、安部総理、二階幹事長、小池都知事のそうそうたるトレンドなメンバーがいました。
報道では偶然出合わせて、一緒に会食をしただけとありますが、都議選前にこのメンバーで偶然な訳がないのは素人でもわかる。
そしてその記事によると、
この時、二階幹事長と小池百合子都知事は先日の都知事選での対応で敵対関係にあったと言われています。その2人を小泉純一郎元総理が引き合わせたと言われています。
(中略)
つまり、4月18日とは安倍政権が森友問題で大打撃を食らっていた時期、そして小池百合子都知事の支持者がかなり盛り上がっていた時期です。恐らくこの時点で自民党の敗北は見えており、今後の政権運営について話があってもおかしくありません。最終的に総理になりたい小池百合子都知事の意向は暗黙の了解で理解されているはずなので、小池都政の成功を導きながらどのように国政に戻るのか、国政に戻る際は自民党として議員になるにはどうすべきかストーリーを会話したのではないでしょうか。
その時の会談の内容を想定した記事だが、処分保留にした理由がなるほどと納得できる内容でした。
そしてお互いのメリットについても、
この処分保留が忘れたころに小池百合子都知事の自民党復帰の足掛かりとなり、国政へのチャンスを得るものなのかもしれません。そして自民党は小池百合子都知事が集めた東京の大票田を得ることができるため、双方にメリットのある話となるのです。
と、的をついた内容に納得です。
つまり処分保留にした方がお互いにメリットがあると、判断しての事だったのでしょう。
離党していない小池百合子に批判が…
だがその後、自民党から決別し新たな政党だったはずの都民ファーストを設立したにも関わらず、離党届けが処分保留になってる事に対して批判が出たのも事実。
自民党は小池百合子の離党届を保留している。
ちなみに、豊田真由子様の離党届も保留している可能性が高い。
つまり、両者とも正式に離党していない。これでいいのか?
#都議選 #自民党 #都民ファーストの会 #小池百合子 #豊田真由子様
— information (@information000) 2017年7月2日
小池百合子、まだ自民党を離党していないって、みんな知らないのかな。
— 和田秀子 (@hideinu) 2017年7月2日
小池さんは自民党に離党届けを出した時に、
これまで進退伺を出していたが(自民党側が)なかなか決めてくれないので、こちらから離党届を出した。決起大会で代表に就任するので一つの境目
と話していたので、まだ離党していないとなれば批判が出るのも当然だろう。
そして、この件が度々クローズアップされる事となったのが理由かはわかりませんが、7月に小池さんの自民党離党届けは正式に受理されたようです。
小池百合子、自民党とは友好関係?
小池さんは自民党を離党したもの、敵対関係にあるのではなく友好関係にあるのは何となくわかってきたとおもいます。
距離が近い党関係者は、
「小池氏が敵対しているのは都議会自民党であって、党本部ではない。分かりにくいが、都連と党本部は“別物”で、小池氏は党本部の二階幹事長とは懇ろなんです」
と、敵対してるように思える二階幹事長とは親密だと話す。
自民党総裁の安部総理との関係ついても、
「五輪という共通の目的があり、敵対しても得策ではない。大人の対応をする」
と、東京でオリンピックの成功という同じ目標に向かって協力するようにも伺える。
そして、なにより小池さんが自民党と決裂しない一番の理由は、女性初の総理大臣を狙っているからでしょう。
普通なら離党を出したら決裂し、協力的にはならないはず。
だが、総理の椅子を狙ってるのなら、一番はタイミングをみて自民党に復党するのが得策なのではないでしょうか?
自民党も小池さんが戻ってきてもらえれば、人気と票が得られるので現時点でも離党は受理したが除名までは行ってないようです。
よって決裂した場合、お互いのメリットがなくなってしまうため現在でも有効関係にあるとおもわれます。
最後に・・・
今回は小池百合子都知事が自民党と決裂しない訳についてまとめてみました。
自民党と決別を売りにして選挙に勝った都民ファーストの会。
だが、将来的に総理大臣になるために自民党とは決裂はしないであろう小池さん。
そんな小池さんは今後どのように活動して行くか注目です。
今回も最後までご覧頂き有難うございました。