恋愛占い-あみだくじ編-

今回は恋愛占い-あみだくじ編-と題しまして、最も有名な、小学生でもわかるあみだくじについて書いてみます。

あみだくじとは

 

まずあみだくじとは何かですが、あみだくじは「阿弥陀籤」と書くのが本来正式なものだそうです。
なぜ阿弥陀籤なのかというと、最初の頃のあみだくじの形は、仏像の阿弥陀様の背後から発せられる後光のような、放射線状の形をしたものだったからです。

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今のあみだくじは?

今のあみだくじの形はと言うと、人数分の直線を引き、その間に適当な線を引いてつなぎ、人数分の直線の端の方に当たり外れなどを書いたり、印をつけたりして隠しておいて、もう一方を参加者に選ばせて、当選落選を決めるくじです。
金額などを書き込んで使われることもあったようです。
現在では、何かを決めるときや、争いごとの裁定にも使われるようになりました。
争いごとの裁定なんて書くと凄そうですが、子供同士の争いなどに用いられるので、まあ、ジャンケンのようなものです。

あみだくじはいつから行われていたのか?

室町時代あたりから行われていたようです。

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由来は?

由来ははじめに書いたように、阿弥陀様の後光のように中心点から放射線状に伸びたような形のくじだったので、「阿弥陀籤」という名前だったようです。そのようなものから段々と進化して、今のあみだくじが出来上がってきたようです。

あみだくじのやり方は?

どのような方法で行われるのか、一般的な方法を見てみましょう

  1. まず紙などの、線や記号の書けるものを用意します。タブレットのお絵かきツールでもかまいませんが、PCはくじの端を隠せないので、工夫が必要です。
  2. 参加人数分の直線を縦に平行に引いていきます。この際に端の方は名前やマークなどを書き入れられるように隙間を空けておきます。両端に書き込むためのスペースを作っておきます。このときすでにあたりのマークや、順位、景品の名前などを書き入れておくようにします。そして、紙を折ったり、何か物で隠したりして、参加者に見えないようにしておきます。
  3. 書いた縦線の間に、梯子状に横の線を引いていくのですが、互い違いになるように引いていきます。この際に注意しなければならないのは、横の線が隣り合った二本の線より多くの線に触れてはなりません。つまり横の梯子線は、隣通しを結ぶだけのものとします。またがって何本もの線を結ぶことは禁止です。
  4. 公平性を保つ意味で、記事の参加者全員で横線を書き足していくのもありです。この際に順番を決めて、規定の本数の線を書き入れるようにすると、より公平性が増しますから、協議して引ける線の数を決めておきましょう。
  5. ジャンケンなどで線の上端を選ぶ順位を決めます。決まったら上位者から順番に、自分の名前やマークなどを書き入れていきます。
  6. そしていよいよくじ本番です。端から線をたどっていきますが、この際は名前の書かれた線の上端から下側に向かってたどり進めていきます。

くじの引き方について

  1. 順序に従って、重複しないように任意の場所、線の端を選んでおきます。
  2. 全員が線の端を選んで印をつけ終わったら、隠しておいた線の下端をオープンにします。
  3. 順番に従って、各々が自分の選んだところから線を下へたどって行きます。くじをたどって行く際のルールは、必ず下方に向かって進めていくのですが、横線があったならば必ず曲がると言うのがルールです。戻ることも上方に曲がることも許されません。必ず下方に進みます。
  4. たどり着いた場所に書いてあることが、選んだくじの結果となります。ご宣託ということですので、争うことなく、不平くらいは言っても良さそうですが、結果を受け入れましょう。次の機会があったならば、それにチャンスをかけるのです。

あみだくじの当選確率って?

当選確率については難しい理論などは語る気もないし語ることもできないのですが、線が1本だったら当然100パーセントです。

線の数が増えれば、当選確率が減っていきますから、参加人数が少なければ、確率自体は上がるのです。さらに横棒の数によっても確率の不均等なものになっていきます。

くじは均等な確率にならないので、だから最初に自分の位置を選んだ後に横棒を参加者全員が書き足していくのではないかと思います。

この際に一番不正が行われるので、後順位者に不正をさせない意味でも、全員で線を書き足していくわけです。

わかったようなことを書いていますが、確率論なんてよくわかりません!w
ざっと書いてみましたが、もっと簡単に言いますと、ざーっと線を引いて、ひょいひょいと横線を引き、スタートしてたどり着いた先に当たり外れの結果が待っているのです。

海外にはあみだくじは無きに等しい?

日本以外では、韓国で行われている以外には、あみだくじは無いようです。
似たようなものがあるかどうかはわかりません。
ですがさすがに文化圏がかぶっているせいもあって、あるんですね!
調べてみてわかりました。

あみだくじの起源というか歴史

あみだくじは「阿弥陀の光」と呼ばれる室町時代によく行われていた博打の一種が変化した物だと言われています。
当時のくじは、主に金額を書いて使われていたようです。
お菓子を買うときに「阿弥陀の光」を作って、それぞれが出す金額を決めていたのが始まりだと言われています。

そして買ったお菓子は参加者に均等に配ると言うのがくじの仕組みだったようです。
平和的で、まったりとした感じさえ受けますが、当時の生活水準を考えますと、必死になる人も多かったのでしょうね。ギャンブルの始まりです。

当時のくじは、今の梯子状ではなく、直線を参加人数分放射状に引いて、中心部分の線の端に金額を記入して、線の端を選んで金額を決めていたようです。当然真ん中は隠しておいたのでしょうね。梯子みたいに間に線を入れたのかどうかはよくわかりませんでしたが、棒を使ったくじ引きみたいな物だったと思います。

くじはご宣託

くじは先にも書いたおみくじに通じる物だったのでしょうね。
ですから、「阿弥陀の光」から「阿弥陀籤」「あみだくじ」となっていったのでしょう。
推測ですが、と言うかお坊様に怒られそうですが、これが起源となって、博徒などが阿弥陀様や弁天様などの神仏を体に彫り込むようになったのかな?などと勝手に思っています。
全く違っているかもしれませんから、詳しく調べてみるのも面白いかもしれませんね。

日本では宝くじの始まりがお寺だと言われますから、案外関係の深い物なのかもしれません。正月の元旦から七日までに参拝した善男善女が自分の名前を書いた木札を筆の中に入れて、それを七日の日に僧侶がキリで三回突き刺して札を選び、三人の当選者を決めて福運のお札を授けたのが始まりと聞きますから、幸運を引き当てる神事であり、くじの結果は神や仏の言葉であるご宣託だったわけです。

今では宝くじはほぼ毎週のようにやっていますが、日本の宝くじ屋さんに売っているくじに関しては公共の利益のために当てられているようですから、購入すれば公共の利益に貢献できるかもしれません。
先に書いた始まりからすると、最も大きなジャンボくじが年末年始をまたぐのは、こういった起源があるのかな?などと、勝手な想像をしています。

「あみだくじ」のような軽いギャンブルなら、お菓子でも景品にして、子供たちと楽しむレクリエイションとしては面白いかもしれませんよ。ビンゴよりも簡単ですし、紙と鉛筆でできますから、親子で楽しんでみるといいかもしれません。会話が広がるでしょう。

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