プロ野球2020シーズンが終了し、野球界は毎年恒例「ストーブリーグ」入りしました。FA宣言、MLBへの挑戦、自由契約、戦力外通告…。選手たちの様々な動きがメディアを賑わせる季節です。
そのストーブリーグでは選手たちの契約更改もファンの大きな注目ポイント。特に圧巻日本一V4を成し遂げたソフトバンクホークスはどんな〝大盤振る舞い〟になるのでしょうか。日本シリーズで大活躍したニュースター・栗原陵矢選手の年俸予想は?評価大幅アップでどこまで上がりそうなのか、探ってみました。(出典:Wikipedia、各スポーツメディアなど。年俸額はすべて推定)
栗原陵矢の年俸予想
高卒ドラフト2位でホークスに入団し今年6年目を迎えた栗原陵矢選手。本来は捕手ですが、これまでは怪我で出遅れたり、甲斐、高谷捕手といったレギュラーの控えに甘んじることがほとんどでした。それが昨年から外野手にチャレンジ、得意の打撃に比重を置くようになると一気にブレイクします。
今季はついに開幕スタメンを勝ち取り、怪我もなく好調さを保って全試合に近い118試合にほぼスタメン出場。勝負強い打撃で優勝に大きく貢献するなど大飛躍しました。
24歳でようやく花開いた栗原陵矢選手。注目の来季年俸予想はどうなるのか、これから始まるホークス球団の契約更改を推測してみました。
栗原陵矢選手のこれまでの年俸を振り返ると、1年目が700万円。その後ほぼ横ばいで推移し、昨年の更改で300万円アップの1000万円となりました。
栗原選手の年俸予想を立てるに際して、他のホークス選手の年俸推移を参考にしてみます。例えば高卒ドラ1で入団した今宮健太選手は、1年目が800万円。3年目までほぼ横ばいでしたが、この年120試合以上に出場してほぼレギュラー格となったことで、翌年は倍以上の2200万円に大幅アップしました。
また同じく高卒ドラフト4巡目で入団した上林誠知選手は1~2年目500万円。1軍で満塁本塁打を放つなどして3年目に800万円に増額。4年目に開幕1軍となると134試合出場、打率.260、13本塁打の好成績や堅守で大ブレイクし、翌年は一挙に4倍以上の3500万円に激増しました。
こうした経緯から見ると、シーズンのタイトルはないものの「日本シリーズMVP」を獲得、「ベストナイン」「ゴールデングラブ賞」などの候補になることも予想される栗原選手も、来季は3倍増の3000万円程度への大幅アップも十分あり得ると考えられます。
栗原陵矢の評価が大幅アップ
来季は年俸予想が跳ね上がりそうな栗原陵矢選手。打撃の個人タイトルには届かなかったものの、チームへの貢献度は極めて大きかったといえます。
今季の栗原選手打撃成績(レギュラーシーズン)は500打席、107安打、打率.238、本塁打17本、打点73。ホークスの今シーズン規定打席到達者4人のうちの1人となり、本塁打数はリーグ7位、得点圏打率は5位の.333を記録。特に満塁の場面では打率.545と驚異的な勝負強さが光りました。
他にも、犠飛はチーム主力の中村晃選手と並びリーグ2位の6をマーク。その結果打点は73で柳田選手に次ぎリーグ4位と、ポイントゲッターとしての働きは申し分なく、とりわけシーズン前半のチームの苦しい時期を牽引。周囲や球界内での評価は一気に急上昇しました。
これらの実績を、契約交渉で球団がどう査定するのか。12月中とみられる契約更改とその後の会見が注目されそうです。
栗原陵矢の2020年評価まとめ
- 栗原陵矢選手にもっと福井県はチヤホヤして良いと思います
- 失策1で守備もよかった。今年は飛躍のシーズンになった
- 栗原陵矢選手はまだ結婚はしていませんが、イケメンなのでモテるでしょうね
- かつて日本シリーズのヒロインでモノマネ?ぶっこんだ人はいただろうか? 栗原のメンタル半端ないって!!
- 2017年優勝パレード。五十嵐投手狙って撮影しました。隣には1年目の栗原選手の姿が!ごめんなさい、このとき知らなかった…
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
- リーグ&CS&日本一V4と完全優勝のホークス。大貢献した一人が栗原陵矢
- 入団6年目、年俸1000万円。勝負強さで活躍、来季は3倍増もあり得るか
- 得点圏打率リーグ5位、打点4位、犠飛2位。球界内で評価大幅アップ
コロナ禍で異例尽くしの2020プロ野球ですが、契約更改でも早くも暗雲が。プロ野球選手会は交渉が始まった中日に「査定方法の説明が不十分」「選手の金額への不満で揉めているかのような発言が球団からあった」と抗議文を送りました。
今季は球団経営悪化で厳しい交渉が予想されるため、あらかじめ選手会は年俸の一律減額を一方的に決めることがないよう要望。減額に際しては経営資料を開示して協議するよう求め、選手たちには「球団の説明にしっかり納得ができるまでサインはしないように」とも促しています。
その結果、中日ではサイン保留が続出。しかし球団側も「上乗せは一切しない」と厳しい姿勢を崩しません。今年は非常に短いオフの中、選手と球団の間で十分な話し合いや相互理解ができるのか、懸念されます。