ブログやアフィリエイトをしていて、なかなかアクセス数や収益があがらないという悩みを持っている方は多いはず。
もしかしたら、ニッチワードを狙えば、アクセス数も収益も伸びるかもしれません。
今回は、ニッチワードって何?ニッチワードの探し方などを紹介します。
ニッチワードとは

ニッチワード(ニッチキーワード)は、検索数やCVRに対して、競合が少ないキーワードのことを言います。
ニッチは隙間という意味があります。
つまりニッチワードは「潜在的な需要があるものの、誰も手を付けずにいるようなキーワード」のことです。
複数のワード(単語)の組み合わせにより検索されるキーワード「ロングテールキーワード」とも呼ばれます。
ニッチキーワードは上位表示への難易度は低く、競合となるコンテンツが少ないので安定した集客を行う事ができます。
ニッチワードの反対で、1単語のキーワードで多くの検索回数があるものをビックワードといいます。
ビックワードは検索される回数も多い上にライバルも多いです。
ビックワードSEOで上位表示することができれば多くのアクセス流入も見込めますが、CVRは低くなりがちです。
※CVR=コンバージョン率
さらにビックワードは競合が多いため、リスティングなどでの入札単価が高くなるので利益率が悪くなる可能性も高いです。
例えば「枕」というビックワードだと検索数も競合も多くなりますが、「枕 いびき防止」の方が検索数は減りますがCVRは上がります。
アフィリエイト初心者の方は、このようなキーワードを発見しSEO対策を行うことで、サイトのアクセス数やCV数を増やすことができます。
広告に使える予算が少ない場合などでもニッチキーワードを狙うことで、入札単価は低く、CVRは高くなる傾向があるので効率よく収益を上げることができます。
ニッチワードのメリット
- ビックキーワードに比べて競合が少ないので、上位表示しやすい
- リスティングの際、入札単価が低い
- ユーザーの検索意図が明確なので、CVに繋がりやすい
- ライバルが少ないので安定的に集客ができる
- ユーザーの検索ニーズを捉えたコンテンツが作りやすい
ニッチワードのデメリット
- ビックキーワードに比べて検索する人がすくないので、アクセス数が期待できない
- 短期間では大きな収益に繋がりにくい
ニッチワードの探し方

ニッチワードの探し方は色々とあります。
ただし、ニッチワードの中で、自分のサイトに合う本当に効果のあるキーワードを探すのは地道な努力が必要です。
google検索のサジェストや関連キーワードから探す
サジェスト
関連キーワード
キーワードを探す際に活用できるツールとして一番身近なものが「Google検索」です。
Googleでキーワードを検索すると、検索結果のページ最下部に「関連する検索キーワード」が表示されます。
これらは実際に検索されたキーワードからGoogleがユーザーの検索意図を推測し表示されるものです。
ニッチワード対策において参考にすべき重要なデータです。
キーワードプランナーから探す
Google広告(リスティング広告)のアカウントを作っていれば使えるツールです。
メインのキーワードを入力することで、メイン+複合キーワードの検索数や競合性を確認できます。
検索クエリから探す
Google Search Consoleの検索パフォーマンスから流入キーワードとそのキーワードの検索数を調べることができます。
Google Trendsから探す

Googleで検索されているキーワードのトレンドと、急上昇ワードをチェックすることができるツールです。(無料)
Google Trendsで検索すると、人気のある関連キーワードを知ることができます。
上記のような調査を続けて、実際に検証を繰り返すことで競合が少なくCVRも高いお宝キーワードに巡り合うことができます。
検索ワードが複数あるほど本気?ロングテールキーワードを生かそう
GoogleやYahoo!などで何かを調べたいときは、まずは検索窓にキーワードを入れて検索しますね。
検索窓にワードを入れるのは、無数にある記事やブログなどから条件を絞って、見たい記事を探すということです。
もし自分が記事やブログを書いて投稿していて、誰かに見てもらいたいという場合は、まずはその検索条件に合わなければ、記事を見つけてもらうことすらできません。
そこで、検索キーワードの数と検索結果のページ数との関係と、マーケティングにおいても利用できる「ロングテール」について調べてみました。
検索キーワードの数と検索結果
見たい記事を探すには、検索条件を絞る必要があります。
記事は無限にあるので、検索条件に合わないと探すことも探してもらうこともできません。
キーワードが、多くの人に検索されているような言葉ほど、検索結果のページ数が多くなって、キーワードが2つ、3つと増えていくほど、検索結果のページ数も少なくなります。
自分は、検索結果が多いほど初めの2ページか3ページくらいまでしか見ませんが、キーワードを複数入れて検索結果のページ数が少ないと、最後のページまで見てしまう傾向にあります。
例えば、「冷蔵庫」というワードを入れるだけなら、電気メーカーや通販会社による製品の紹介や人気ランキング、容量や機能別の記事、使用した感想や口コミなど「冷蔵庫」に関わるたくさんの記事が出てきます。
次に「冷蔵庫 人気」という二つのワードで検索をすれば、人気ランキングをはじめとした人気のある冷蔵庫の紹介記事が出てきます。
さらに「冷蔵庫 人気 大容量」と検索ワードを3つにすれば、人気の冷蔵庫の中でも大型のものが紹介されるようになり、「冷蔵庫 人気 大容量 両開き」」と4つのワードを入れると、4つとも条件を満たして冷蔵庫が紹介されていますが、検索結果はだんだん少なくなります。たとえ5ページくらいあったとしても、すべての条件を満たさない状態で検索結果にあがってくる記事もあるのです。
しかし4つとも条件を満たした商品を真剣に探している場合は、検索結果のページが5ページだとしても最後のページまで見て、4つの条件を満たす記事を探してしまうのです。
時間のない時はそこまで見ることができないとしても、高価なものを購入したいときや本気でいい記事を検索したいときは、検索条件を3つ4つと入れて、すべての条件を満たす記事を探したいと思うのは、自分だけではないと思います。
ロングテールキーワード
「冷蔵庫」のように多くの人に検索されるワードは「ビッグワード」、「冷蔵庫 人気」のように2つのキーワードで検索をするのは「ミドルワード」と言われるのに対し、3つ4つのキーワードを合わせる場合は「ロングテールキーワード」と言います。
使われる回数をグラフにして、左から検索回数が多いビッグキーワードから、右にワード数が2つ、3つ、4つと増えていくに従い回数が減って少なくても長く続く様から「ロングテールワード」と言われます。
ニッチワードともいわれますが、「ニッチ」は「隙間」という意味で、1つのワードでも何かの分野の専門用語など、他の人がほとんど検索しないようなキーワードも含まれます。
ロングテールキーワードを意識した記事を作ることで、ビッグワードで検索される記事よりも本気で記事をさがしたい人に見てもらえる可能性があるのです。
マーケティングにおけるロングテール
ロングテールという言葉は、マーケティングにおいても使われます。
例えば、ある企業で、数ある製品のうち売れ筋の良い3つの製品を集中的に売り込んでいるとします。
他にもたくさん製品はあるものの、それほど人気があるわけではないので力を入れていません。
しかし、それらの製品も全く売れないわけではありません。気に入っている人からはリピートされているので、売り上げは少ないながらも安定して売れているのです。
売り上げ数をグラフ化すると、A、B、Cの3つの製品は高いところで推移していて、D、E、Fの製品もある程度売れ、G、H、I、J、Kの製品は少ないながらも安定して売れているので、左が高く右に行くにつれ低くなっています。
そのグラフは長い尻尾のようなので、「ロングテール」といわれます。
そして主力となる上位3つの製品だけでなく、ロングテールの部分にあたるGやJなどの製品も大切にして、リピート者からの口コミを活用したりしながら改良を重ねて販売するというマーケティング方法があります。
するとそのG製品が上位に挙がってくることもあるわけです。
そのようなマーケティング方法を「ロングテール戦略」といいます。
ロングテールビジネスを行うためには、主力商品も大きく出したうえで品数を豊富にそろえる必要があります。
なぜなら品数が多いと、売れ筋ではない珍しい商品が目に付くお客様も出てくるからです。
品数を豊富に持っておくためには、大きな倉庫が必要になるので、小規模な実店舗では行うことが難しいです。
しかしネット通販なら、商品の掲載ページ数を増やすだけなのでそれが可能になります。
そして、ロングテールビジネスとロングテールキーワードは関連しているのです。
3つ4つのキーワードで検索をするような商品のページを作ることで、ニッチな商品が欲しい人とマッチしやすくなります。
さらに、ロングテールキーワードを分析することで、ニッチな商品を求めている人がどのような悩みを持っているのかを知ることができます。するとその悩みを踏まえた商品ページを作ることができるようになるということです。
リピーターが増えることも期待できますよ!
ロングテールというのはグラフで示される形から生まれた言葉です。
検索をかける時も、条件が多いほど本気度も高いです。
そのためロングテールキーワードでの検索結果は真剣に見てもらうことができ、購入や登録にまで至る可能性が高いといえますね。
まとめ
ニッチワード(ロングテール)は、Google からのアクセスやコンバージョンを増やす戦略の1つです。
ビックワードでの上位表示が難しい初心者や、広告に予算を多くさけない方にとっては必ず狙うべきキーワードになります。
複合キーワードになるので検索ボリュームは少なくなりますが、競合性が低いため上位表示がしやすく、ユーザーの検索意図がわかるのでコンバージョン率が高くなります。
初心者~中級者の方は、まずはニッチワードでアクセスを集めてサイトを強化していきましょう。