前回は編入試験で1位だったランスが登場し、トムやフィンたちを人質にしてマッシュを森に呼び出しました。
ランスの重力魔法で押しつぶされるマッシュ。しかしマッシュは筋力で対抗。
ランスもいよいよ本気になり・・・というところで終わりました。続きはどうなったのか気になりますね。
ということで、さっそく今週号の紹介します!
マッシュル9話のネタバレ&あらすじ
・森で戦うマッシュとランス!
前回は箒に乗れないマッシュがなぜかドゥエロに一年生ながら抜擢され試合に出ることに。暑苦しい先輩トムが怪我をしたことで奮起して意外な方法で点を重ねて勝利する。その勝利インタビューを見て面白くない男がいた。それが編入試験で1位だ[…]
マッシュル9話「ロリコン発覚!ランスは変態!?」
前回の戦いの続きが始まります。
ランスの重力魔法グラビオルに対し、どこまでも筋肉で対抗するマッシュ。
グラビオルを意に介さず、そのままパンチで攻撃し続けるマッシュ。
グラビオル、全然効いてないじゃん。
ランスがパンチをかわしたときに、首につけてたペンダントが外れてマッシュの足元に。
それを開いて中を開けると小さな少女の顔写真が。
ザワッ!?
ろ、ろ、ロリコン!?
真剣な表情で
「ロリコンだ、この人」
と心配そうな顔をするマッシュ。
マッシュルおもしれぇ pic.twitter.com/BVawH3z1Hm
— \\\\ あや////【すくりーむ】🌈🐼🍞💜🍦🍮姉 (@2zikoaya) March 23, 2020
警察呼ばなきゃと慌てるマッシュに
「俺はロリコンじゃない」
そう答えるランス。ではロリコンじゃなければ何か?
「俺はシスコンだ」
今週の『マッシュル-MASHLE-』のここジワジワくる
この後「(ペンダント)返せ」って言われて「あ…ハイ」ってなってんのもいい写真の妹見てロリコンと勘違いしたマッシュが警察呼ばなきゃってなってるのも、ある種のマグル(こっちの人間)っぽさなのかもなあ 早計だけどそこは漫画だとギャグだし pic.twitter.com/o6eLNiKsJd
— 光 (@7koyuki2) March 23, 2020
ドーン!
変態だ。この人、変態だ。
マッシュも「あー、そういう感じで」と理解したようです。
ランスはなおも続けます。
「この世で一番尊いものが何かわかるか?」
お金、命、愛、次々答えるも、食い気味に「違う!」とランスに否定されるマッシュ。
その答えは・・・
「俺の妹だ!」
・・・うん、本物のシスコンだ。
マッシュルのこういうギャグっぽいやりとりは好きだなぁ。
マッシュル9話「ランスの悲しい過去と決意!」
ランスはなおもマッシュを追い詰めます。
人質の入った瓶を崖の上から落とし、それを拾いに行くマッシュを攻撃すると宣告します。
そう言うランスは内心で
「俺は妹のためならどこまでも非情になれる」
とつぶやきます。
なぜランスはこんな非情なことをするのか?
それは、何が何でも神覚者にならなければならない理由があったわけです。
以下、ランスの過去話。
ランスには愛する妹アンナがいたが、ある日、アザが消えて魔力がなくなる難病にかかってしまう。
医者によると5年持たないという。
しかしランスの両親は
「魔力を失ったらアンナを国に渡すか」
「私の血からこんな子が・・・」
そう、この世界では魔法が全てで、魔法の使えない人間は下賤な者として国により間引かれる。
それが世間の常識だから、両親もアザがなくなったら急にゴミ扱いするんですね。
普通はマッシュの親代わりの爺さんレグロのように、魔力がないことを隠してでも生かそうとするものですが、ランスの両親は違うようです。
そんな両親にランスは当然反発。
「お前らなんてもう親じゃない!」
「俺が神覚者になってお前を助けてやる!」
そう、神覚者になり魔法局に入り権力をつけることでアンナを救おうとしてるわけです。
そのためには金の硬貨をたくさん手に入れる必要がある。
邪魔者がいれば排除する。目的のためならいくらでも非情になる必要があるわけです。
つまり、ランスって悪いやつじゃないじゃん!ってことです。
いいですね、この悪い人に見えて実は悲しい過去があり、本当はいいやつだった、ってパターン。
よくあるパターンだけど、別に嫌じゃないというか。
マッシュル9話「マッシュのハムストリング魔法!?」
ランスは重力魔法グラビオルを使って瓶を崖の下に落とそうとして、ふとマッシュの方を向くと、
マッシュは制服を脱いで本気の時の黒タイツ、黒ロングTシャツ姿になってました。
「・・・は?」
意味が分からないランス。まあ、そうですよね。
そしてマッシュがつぶやく。
「ハムストリング魔法・・・ビッグバンダッシュ」
大方の読者が思っていたであろう、そこまでデタラメな筋力あったらそれもう魔法だよ を『マッシュル-MASHLE-』作品内で正式に使ってきた
しかしランス、クラウチングスタートは知っててもハムストリングスはわからんのだな…我々(マグル)にも別に一般用語ではないが(ないよな?) pic.twitter.com/GvuL92rYfe
— 光 (@7koyuki2) March 23, 2020
ランスからすると、あれは完全にクラウチングスタート。
マッシュには負ける選択肢も、助けられない選択肢もありません。
魔法名をつぶやくと、鬼のようなダッシュ!
ドッ!!!
「は?」
唖然とするランス。そして気づくととマッシュが瓶を片手に戻ってました。
「まさか一瞬で崖を降りて瓶を拾い戻ってきただと!?」
目の前の出来事が信じられないランス。
ランスはマッシュの魔法を身体強化魔法と思い込みます。
まあ、魔法が使えないとは思わないわな。身体強化魔法ならごまかしが効く。
それでもまだ戦闘を続けようとするランスに、マッシュは
「もうやめよう。君、そんなに悪い人じゃないしね」
そう、瓶は空だった。最初から人質を危険にさらす気はなかったわけだ。
そして一瞬で近づき、ランスから瓶を奪うマッシュ。
一方的に決闘の終了を宣言します。納得いかないランス。
なぜならこのまま試合に勝って銀のコインを手に入れた方が利口だからです。
しかしランスは言います。
「自分は合理的な方ではないんで。器用じゃないから」
不器用。それはランスが妹アンナからも言われた言葉。
同じ不器用同士、何かシンパシーを感じてしまったのか、ランスは
「…フッ」
そう言って、銀のコインを渡して帰っていきました。
最後のページの煽り文句には
「二人の強者、戦いの末芽生えたのは……」
ということは、この後、二人は友人になるのかもしれないですね。
マッシュル9話のまとめ
今回は人気上昇につき23ページに増ページされてます。
マッシュルって第1回から今回に至るまで、テンポがいいですよね。
ギャグも入って面白いし、マッシュの規格外さも際立ってます。
ストーリーも分かりやすいし、安定していてけっこう好みですね。
魔女の守人と比べると、圧倒的にこっちの方が面白いですね。
次回も楽しみです。