キングダム645話ネタバレ考察~李牧・太子嘉、復権するも先王の遺言で王位は遷へ…

「キングダム」の前回は李牧処刑が翌日に迫った時に悼襄王の体調に異変が生じます。

いつもの大浴場で酒を飲んで吐血して倒れた悼襄王。助けを求めるも小さな男の子たちに知らんぷりされて哀れな最期を遂げました。

さあ645話ではどうなるのでしょうか?

ということで、さっそく645話の内容を予想&考察してみます!

キングダム645話のネタバレ予想

前話までのおさらい

週刊ヤングジャンプ掲載「キングダム」。第643話では信が将軍になり飛信隊の新体制が描かれました。さらに隣国・趙では李牧奪回に動く舜水樹ら、それを罠にはめて兵を削ろうとする郭開。そして李牧のおぞましい殺し方を考えて悦に浸る悼襄[…]

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キングダム645話ネタバレ予想&考察①「悼襄王の哀れな最期」

暗君、少年好きなど、キングダムでは無能で憎たらしいキャラだった趙の悼襄王。

舜水樹らは怒って王に謀反を起こそうとしていたし、実際、どこかで武力行使で暗殺されるものと思っていました。

しかし・・・

悼襄王は前回、毒殺?によってあっさり死んでしまいました。

直前に王太子である嘉の必死な訴えを退けていて、その時に嘉が王の側近に目で合図していたのが印象的です。

また舜水樹も李牧奪還のための作戦をカイネらに説明しつつも、悼襄王の毒殺について何か関わっているのではないかと暗示するような描き方でした。

キングダムでは悼襄王は病気がちな設定になっています。

その割にはお風呂に長湯しながらお酒を飲むという、大変体に悪い習慣を持っていますが。

どう考えても血行が良くなりすぎて心臓に負担を与えると思われます。

誰も信用せず部下に当たり散らし、横暴を極めた存在でしたが、そんな悼襄王の心の拠り所が少年たち。

桃泉殿の大浴場で少年らと戯れながら酒を飲むのは悼襄王にとって癒やしの時間であり最高の娯楽だったのでしょう。

しかし毒殺され、助けを求めても少年らは知らんぷり。むしろクスクス笑っていました。

結局、少年たちにも見放され、孤独な最期を迎えてしまいましたね。

キングダム645話ネタバレ予想&考察②「悼襄王の遺言とは?」

前回、悼襄王は郭開を呼ぶ前に書記官を呼びました。

直前に息子で王太子である嘉が王の逆鱗に触れ、怒りのあまり王太子の交代を考えたのかもしれません。

嘉には遷(せん)という弟がいます。

遷は後に幽繆王(ゆうぼくおう)となり、この代で趙は滅びます。

もし嘉が王になっていれば・・・と思ってしまいますね。

嘉&李牧のコンビなら一枚岩でうまく行ったはずです。

遷がどんな人物なのか分かりませんが、国が滅ぶくらいですから、父親である悼襄王を敬愛し、嘉や李牧を憎んでいる可能性もあります。

ミニ悼襄王として李牧を邪魔して趙の滅亡を早めてしまうのでしょうね。

ちなみに史実では幽繆王は暗愚な人物であると書かれています。

ということはキングダムでもそういう方向に肉付けされていくのではないでしょうか?

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キングダム645話ネタバレ予想&考察のまとめ

次回は毒殺(されたと決まったわけではないが)された悼襄王のその後の話になるでしょう。

趙としては今のこの時期に悼襄王の死去を秦に知られるわけにはいきません。

となると国政を担う郭開は悼襄王の死を隠したまま、個人的な恨みで李牧の処刑を実行しようとするでしょう。

そこへ飛び込む舜水樹やカイネたち。

趙の王都を守る精鋭部隊と戦闘になるでしょう。しかし舜水樹らの狙いは時間稼ぎ。

その間に国の実権を握るべく動き出す王太子の嘉。

郭開に命令して処刑を中止するように言うでしょう。それに反抗する郭開。

そして生前に書記官を呼んでいた王太子交代の件が判明し、立場を失う嘉。

そこへ憎たらしく登場するのが嘉の弟の遷。

混乱する趙の王朝。

こうなると次回ではまだ李牧は救出できなさそうですね。

そうこうしているうちに秦が総攻撃を始めて、今李牧を処刑したらダメだという風潮になり、郭開も仕方なしに中止することに。

そして地下牢から抜け出した李牧は秦の総攻撃に対応するために始動する、みたいな流れかな。

次回も楽しみですね。

キングダム645話のネタバレ確定速報!

2020年6月25日発売の週刊ヤングジャンプのキングダム645話より、確定速報を紹介します。

キングダム645話ネタバレ確定「王翦の軍議にて」

趙の邯鄲を攻めるために王翦が築いた前線に、王翦配下の倉央、田里弥、亜光、そして飛信隊、玉鳳隊、楽華隊を広範囲に展開されてます。

そして各軍が配置についた段階で、王翦は全ての将軍を呼び寄せました。当然、信たちも。

全員揃って、さあこれから軍議を始めようとしたときに、邯鄲に入ってる密偵から急報が届きます。

「昨日、邯鄲にて趙の悼襄王が急死したと!」

李牧の処刑の前日ですから、てっきり李牧死亡の急報かと思いきや、悼襄王でした。

そして場面は変わり、趙の邯鄲。

悼襄王が急死して、郭開派、李牧派で言い争いしています。

曰く、急死したのは李牧派一党の仕業だろうと。しかし証拠もなく、お互いに譲らず激論を交わしています。

そんな中、郭開が李牧派を全員捉えようと近衛兵に命令をしますが、命令を実行しない近衛兵たち。

「何を勘違いしている。我らはあくまでこの国の王に侍る近衛兵だ。貴様の私兵ではない」

「我らの仕える次の王はすでにいらっしゃる」

「ま、まさか・・・」

「ああ、間違いなく名君となりこの趙をお救いくださる嘉様だ」

このような問答があり、さっそうと登場したのが嘉。

嘉は地下牢に行くと

「全ての牢を開けろ!」

ようやく実権を手に入れた太子嘉はその日のうちに捕らえられていた賢人たちを解放したという。

この賢人とは、悼襄王を諌めたことで投獄されていた、いずれも優秀な文官、有力者たち。

「国を立て直す!よいな!」

「ハ!この命、捧げまする!」

そして次に向かうのはもちろん李牧のいる場所。

嘉が行く前にカイネが先行。牢から出された李牧に抱きつくカイネ。

そこへ駆けつける嘉。

「まず今は何をなすべきか言ってくれ!」

「は・・・まずは王都軍を動かすべきです」

ここにきて、李牧=嘉のホットラインが成立し、趙は急激に立ち直っていくわけです。

キングダム645話ネタバレ確定「趙が生まれ変わるはずが・・・」

ここで再び王翦の軍議に戻ります。

次の王、嘉について倉央が語ります。

曰く、前王の悼襄王と違って名器の器という噂以外は伝わってきてはいない。しかし趙の賢人たちは嘉を待って野に潜んでいるという噂もある。

嘉が王になり、それらが表舞台に出てきたら・・・

「趙は生まれ変わる」

と王翦。

そして早くも、趙の防衛線に動きが。

「あれは、邯鄲王都軍だ」

今まで頑なに出てこなかった王都軍が出てきたことで、趙の新しい中枢は機能し始めていると分析する王翦たち。

「…練り直す。各将持ち場に戻り、第2線まで後退せよ」

この後、何が起こるか知らずに後退していく王翦たち。

キングダム645話ネタバレ確定「」

ここで場面は再び邯鄲に戻ります。

追われる立場の郭開は身を隠すために移動中。

そこへやってきたのが江姫(こうひ)、英書記官。

英書記官といえば、悼襄王が死ぬ寸前に呼び出した人物。

江姫はおそらく悼襄王の側室の一人か?

その頃、趙の朝廷では王翦軍が後退したことで盛り上がっていました。

李牧曰く、

・王翦は攻める場所を変えてくる
・こちらから平陽に誘導する
・その後に番呉を拠点として成長させる

もう次々に指示を飛ばす李牧。

そして嘉は郭開の行方を追っています。

「奴は悪臣の根だ。放っておいては害を成す」

すると嘉や李牧たちの周りを突然入ってきた近衛兵が囲みます。

何事か!?

「・・・・」

何かものを言いたげな近衛兵たち。

そこへやってきたのが郭開、江姫たち。

李牧も顔を見たことがあるのか、

「・・・あのお方は・・・」

嘉は

「時期趙王として命ず。近衛兵隊長燕蒙(えんもう)、その奸臣・郭開を捕らえよ!」

しかし燕蒙は、

「太子…申し訳ありません…我々は…」

ククと笑う郭開、江姫たち。

確実に郭開が何かをしたはず、そう思い、郭開を問い詰めるものの、郭開は

「されたのは悼襄王です」

「英殿」

そして出てきたのが英書記官。曰く、

・紛れもなき悼襄王の遺言である
・亡くなる半日前に呼ばれて、言葉どおりに自分が記した
・玉印も押してある正式なものである

「先王の遺言!?」

その言葉に李牧は

「・・・ま・・・まさか!?」

ニヤリと笑う郭開。

「第9代趙王・悼襄王は次の王位を太子嘉・・・ではなく、末子の遷(せん)様に継がせるものとする」

「!!」

そこで江姫の後ろにいた子供のアップになるのですが、この絵がまたひどい。。。

遷は裸に目隠し、口も覆った裸の若い女性の奴隷を四つん這いにさせてその上に平然とこしかけています。

その近くには同じく裸の若い女性の奴隷、男性の奴隷もいます。

趣味悪い。見た目は13~14才ぐらいに見えます。

でも目つきが悼襄王なみに悪人です。冷酷で、残酷で悪魔のような性格をしてそうです。

というか、子供がこんな奴隷をはべらすのを止めない親ってなんだろうな。

たぶん江姫が遷の母親なんだろうな。

そして英書記官のこの発言に驚愕した表情なのが嘉。

最後のコマでは、

「史記趙世家」において著者・司馬遷は悼襄王が太子嘉を廃して行いの悪かった末子遷を王位に立てたことをこう評している

「何と道を外したことか」

そう書かれています。

キングダム645話の感想と考察

そうか、行いが悪かったのか。まあ、ひと目で分かるけど。こいつはろくなもんじゃない。

悼襄王以上に悪い王になる。

まあ、史実でもそう書かれているくらいだからな。

悼襄王は史実では実際は李牧らを登用したりと名君なところもあったが作品的に暗君にしたところがあります。

しかし次の幽繆王になる遷は史実でも暗君ですから、これは今後の暗君ぶりが楽しみですね。

こうなると、太子嘉、李牧は再び地下牢・・・ならまだマシだろうな。

国外追放くらいならまだいいけど、下手すりゃ拷問とか公開処刑とかやりかねん。

キングダムはこういう朝廷での策謀も見応えがあるから面白いなぁ。

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