YouTuberやプロゲーマーなど20年前だと考えられなかった職業が今では当たり前に認知されるようになってきています。
時代の変化とともに、新しい職業が生まれていますが、その裏でなくなっている職業もあります。
今回は、時代とともになくなっていった仕事、これからなくなっていく仕事を紹介します。
平成になくなった仕事
国勢調査で行われている職業分類において、
平成2年時点では存在していたものの、平成27年調査で廃止・削除された職業です。
- 速記者学校教師、タイピスト学校講師
- ワードプロセッサ捜査員、タイピスト
- 声色師、奇術師、あやつり人形使い、腹話術師、ボードビリアン、曲芸師
- キャバレーのレジスター係
- 預貯金集金人、保険料集金人
- 場立人、才取人
- 注文取り
- 呼売人、ミシン販売員
- 絹織物買継人、牛馬仲介人、雑穀仲介人、電話売買仲介人
- 書生、留守番
※ここでいうなくなったは、国勢調査の職業分類から記載がなくなったという意味で、該当の職業の人数がゼロというわけではありません。
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これからなくなっていく仕事
今はまだあるが、これから先、価値が大きく下がっていく、人がやらなくても良くなる仕事が、今後なくなっていく職業になるでしょう。
供給過剰の仕事
供給過剰というのは、商品を提供する側が増えすぎてしまう状態です。
供給側が多いと、供給側同士で、需要(客)の取り合いになり、売上を出すのが難しくなります。
供給過剰の仕事例としては
・整体師などの治療家
・美容室
・歯科医院
が挙げられます。これらはコンビニよりも多く、供給過多に陥っています。
また、資格取得として人気の士業(公認会計士、行政書士、社会保険労務士、税理士、司法書士)の仕事にも供給過多の波が来ています。
年々、資格者が増えているので仕事の価値が大きく下がってくることになるでしょう。
技術革新により失われる仕事
ここ20年、インターネットの技術が発達したことで新しい仕事を生み出した反面、多くの仕事がなくなりました。
新しい技術は人から仕事を奪ってしまうことがあります。
例えば、昔は写真を現像する仕事がありましたが、デジカメが登場したことにより、需要のほとんどがなくなってしまいました。
技術革新により失われる仕事例としては以下のようなものがあります。
・製造業
→製造工程のロボット化が進めば、ロボットが仕事をしてくれます
・翻訳業
→Google翻訳などの自動翻訳機の技術が発達しています。さらに進化が続くと翻訳家の必要はなくなります。
まとめ
職業が消滅するのは、需要がなくなるか、「新技術」が誕生して人がやる必要がなくなる時です。
機械の手軽さ、便利さ、正確さに人間はかないません。
しかし、京都の人力車などは交通手段としてはニーズはなくなっていますが、観光としてのサービスや、風情を感じさせる仕事として残っています。
このように、時代が変わっても需要の形を変えて残る職業もあります。
最近では人工知能の技術革新が目覚しいものとなっており、実用化されるのもそう遠い未来ではないでしょう。
そのため将来的にはほとんどの職業がなくなると言われています。
しかし、人がやるからこそ意味があったり、機械ではできない価値を提供できれば
仕事を失うこともないので、悲観的になる必要はないのかもしれません。