前回は呪詛師のババアとジジイの過去話でした。
五条悟が生まれる前は自由だったのに、生まれてから世界の均衡が変わったという。
晩年にして奪われた自由を奪い返すべくジジイは虎杖と伏黒を相手に戦います。
ジジイの術式が分かった伏黒はなにやら作戦を実行するところで終わりました。
ということで、さっそく今週号の紹介します!
呪術廻戦97話のネタバレ&あらすじ
・五条悟が生まれて世界の均衡が変わった
・伏黒、ジジイの術式を看破!
呪術廻戦97話ネタバレ「ババアの下ろした禅院甚爾がヤバすぎる!」
前回、何をやってもダメージを与えられないジジイに戸惑う虎杖と伏黒でした。
ジジイとの会話で、ジジイの術式は物理無効化ではないと判断した伏黒は「脱兎」でたくさんの兎を召喚します。
ジジイに群がる兎をジジイはそっと手で払う様子を見て、
「奴の術式が分かったぞ、虎杖!」
そう、この時点で伏黒はジジイの術式を看破しました。その術式とは?
ということで今号へ。
今回、冒頭ははジジイではなく、ババア側の戦闘です。
ババアと孫らしき男と戦うのは猪野。
猪野琢真
・2級にして学長の「準1級以上の召集」に呼ばれてる
・人をかなり的確に評価する七海が大量の改造人間を雑に丸投げするほど信頼している
・本人も別に緊張するでもなく「いや数がさぁ多いよね…」「がんばるぞー!」とギャグ調で引き受け、そして1人で倒しきる普通に強いんやで。#呪術廻戦 pic.twitter.com/JUNKJFhqZ9
— 吉野 さくら (@SakuRa_Ysn) February 3, 2020
猪野は4種の瑞獣の能力を下ろして使用できます。
ババアと孫に獬豸(かいち)という追尾する飛び道具を放ったとき、ババアと孫は
「婆ちゃん、今の・・・」
「ああ、”奇遇”じゃのぉ」
と不審な会話をしてます。
そしてそれを受けてババアのイタコ能力でなんとよりによって最悪の「禅院甚爾」を下ろします。
呪力はないけど身体能力がハイパーチートのあの男です。
ちなみに奇遇と言ったのは、お互いに何かを下ろして、その力で戦うからでしょうか?
猪野は禅院甚爾を知らないせいか、
「誰だこいつ。でも・・・強い!」
と警戒している様子。
さっそく猪野が「4番・・・」といって瑞獣の能力を下ろそうとした瞬間、
「メキュ」
もう猪野の右顔面に拳がめり込んでます。
そして鬼神の如く、すげえパンチで滅多打ちです。
猪野、これもう死んだんじゃね?絶対ヤバいだろ。
まあ、生きてれば呪力で治せるみたいだけど。
ちなみに、今号の1ページ目の絵とかハンターハンターに似てるなと思って、調べてみたら面白い事実が。
たしかに絵柄は似てるけど、アシスタントをしていたという事実はなく、作者の芥見先生曰く、「影響を受けたマンガは数え切れない」とか。
つまり、ハンターハンターを参考にしたかもしれないけど、実際にアシスタントはやってないみたいです。
ではどこでやっていたのかというと、叶恭弘先生の「KISS×DEATH」時代にアシスタントをやっていたらしい(意外!)
呪術廻戦97話ネタバレ「ジジイの術式とは?」
伏黒の脱兎という術式で、ジジイを囲い込み、今度はそれを解くと、二人の姿が消えている。
「何をたくらんでやがる!」
そう警戒するジジイの真上から、伏黒が象を召喚。
真上からドスンと落ちるけど、やっぱりジジイは無事。
一体どうなってるのか?
そして今度は虎杖が!
なんと自動車を持ち上げてジジイにぶつけました!
それもけっこうな勢いで。自動車も普通の4ドアのけっこうな重さがあるやつです。
素の力でこれだから、虎杖、もう人間やめてるなぁ。
呪術廻戦の考察界の最高権威のネオ天草さんによると「虎杖=夜蛾学長の作った呪骸」という説がありますが、本当にそうかもと思えてきます。
【呪術廻戦】虎杖悠仁、夜蛾学長の作った呪骸説
まあ、それはさておき、作中ではジジイ自ら術式を解説しています。
術式は「あべこべ」
術式を発動すると、自分に当たる攻撃は強い攻撃ほど弱くなり、弱い攻撃ほど強くなる。
だから、伏黒の出した兎がちょっと接触するのも警戒しなくてはなりません。
でも、戦う相手にしてみれば、必死に攻撃してもダメージが与えられず、必死になればなるほど効きません。
なんか東堂の術式も場所をスイッチするタイプだし、けっこうユニークな術式って多いのかな。
術式は生まれ持ったものらしいが、御三家のように代々受け継ぐ術式もあれば、そうでない術式もあるのか。
実は伏黒は戦いの最中にジジイの術式を看破してました。あべこべであると。
しかも、より詳しい解説つきです。
要は上限と下限があると。
何でもかんでも術式を当てはめると、ちょっとした力で致命的なダメージを受けてしまうので、上限と下限が決まってるはずだと。
だから五条が相手だと強すぎて上限を超えてしまうので勝てない。
ではどう戦うか?
術式を看破したことを悟られずに不意をついて攻撃、ということです。
虎杖と伏黒は今まで通り全力で戦い、伏黒の出した蛙の式神で攻撃。
すると!
蛙の舌の弱い攻撃が当たってジジイは大ダメージに!
こうなるとジジイも焦りだす。
「いつから術式に気づいていた!?」
最後の仕上げは虎杖が。
殴るふりして寸止め、そこからのチョイ当て。
これでジジイが吹っ飛んで完勝!
呪術廻戦97話の感想と考察
ジジイの方は無事に勝ったけど、ババアの方は正直、ヤバいでしょ。
仮にこの後、虎杖と伏黒がかけつけて、猪野と3人で戦ったとしても勝てそうにない。
五条が封印されている現在、どうするのか?
そして、ババアのイタコの術が凄すぎる。
前号で、ババアは「降ろして化けるには死体がいる」と言ってました。
ということは、禅院甚爾の死体を盗むか奪うかして手に入れたということか。
身体能力を完コピしてるから、もし五条悟が死んだら、死体を使って化けて完コピできそうだよな。そうなったら無双状態。
孫は変身する直前に何か液体を飲んでいたが、あれが死体の一部なのかもしれない。
それと変身するにも何か制限があるはず。
時間とか耐久性とか。その辺が攻略の鍵になるか。
またババアをやっつければ変身が解ける可能性もあり。
ということは複数人で二手に分かれて一方が禅院甚爾にやられてる間にひたすらババア狙いをすれば勝てるかもしれないな。
でもスピードもパワーもチートの禅院甚爾だから、猪野が勝てるビジョンが浮かばない。果てしなく絶望的だ。
次号はどうなるんだろう、猪野・・・。