サッカーJ1のヴィッセル神戸は、元スペイン代表MFの〝世界的レジェンド〟アンドレス・イニエスタ選手との契約を2023年シーズン終了まで2年間延長すると発表しました。
この日はイニエスタ選手37歳の誕生日。日本の全サッカーファンへのビッグな〝逆誕生プレゼント〟となりましたが、イニエスタ選手はなぜこんなに日本が好きなのか?「生涯神戸宣言」の理由を探りました。(出典:Wikipedia、スポーツメディアなど)
イニエスタはなぜ日本好き?2年契約延長
イニエスタ選手は、スペイン・ラリーガ1部の強豪・超名門バルセロナで長くプレー。代表格の選手として数々の高い実績を残し、スペイン代表としてもW杯南アフリカ大会での母国初優勝に大きく貢献した世界的スーパースターです。
18年、バルセロナを退団し、移籍先に選んだのは何と日本のJ1神戸!。推定年俸「33億円×3年契約」というJリーグでは超破格の巨額マネーも大きなニュースとなり、スペインの至宝「魔術師」イニエスタ選手のJリーグでのプレーが実現しました。
そして契約期限の3年目を迎えたイニエスタ選手の誕生日。会見で契約延長が発表されると、イニエスタ選手は「この場所が第2の故郷。(コロナ禍を)ともに乗り越えていきたい。3年前の熱い思いと同じ気持ちで挑み続けたい」と語り、「現役生活をここで最後まで続けたい」と〝生涯ヴィッセル宣言〟をしました。
Qué gran día este 11 de mayo! Muchas gracias por todos los mensajes de cariño ❤️
なんて素敵な5月11日でした!
皆さん温かいメッセージをありがとう❤️ #LaHistoriaContinúa#歴史は続く#8HereToStay#VisselKobe pic.twitter.com/E3JZCav55c— Andrés Iniesta (@andresiniesta8) May 11, 2021
なぜイニエスタ選手はこんなに「日本愛」なのか。自身の言葉によると「(来日以来)ファミリーとして受け入れてくれ、信頼され大切にされていると感じられたのが自分にとって一番重要」と温かい日本の人々への思いを吐露。
またヴィッセル神戸を世界的なクラブへ成長させる、という目標も大きな動機になったそうです。「神戸を日本、アジア1のクラブに」。欧州時代全てを手にしたイニエスタ選手にとって、タイトル経験のない神戸の育成や指導を託されたことが、自分の新しい役割として「生涯日本」の決断を後押ししたともいえそうです。
イニエスタの日本での成績
「なぜイニエスタはこんなに日本好きなの?」かは、周囲の多くの日本人から受けるリスペクト、思いやり、愛すべき日本食や生活風土のほか、何より「ヴィッセル神戸をNo1クラブに」のミッションを意気に感じたということが大きな理由といえそうです。
ではレジェンド、イニエスタ選手の日本での3年間を成績で振り返っておきましょう。
■イニエスタのJ1成績
・リーグ戦出場63試合、13得点
・カップ戦出場3試合、1得点
・UEFA/AFC出場6試合、2得点
■イニエスタの日本でのタイトル
【個人】
・Jリーグ・ベストゴール賞:1回(2018年8月)
・Jリーグ・優秀選手賞:1回(2019年)
・Jリーグ・ベストイレブン:1回(2019年)
【クラブ】
・天皇杯優勝:1回 (2019年)
・FUJI XEROX SUPER CUP勝利:1回 (2020年)
イニエスタ契約延長にネットの反応は?
- どんな理由であれイニエスタ居るのがやばいんよなぁ
- 契約延長会見、心が打ち震えました。全てに感謝です
- イニエスタ、日本の“おもてなし”に「私の家族を代表して感謝したい」
- 年棒12億譲歩してもJリーガーとしてはまだ断トツ破格待遇。しかも37歳で…
- 自分はヴィッセルサポでもなんでもないけど、イニエスタの契約延長には「ありがてぇ…」って感情になるよね
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
- 37歳の誕生日にヴィッセル神戸・イニエスタが「2年契約延長」を発表
- 「生涯ヴィッセル宣言」も。日本の温かさ・尊敬の念に「現役最後まで」
- 神戸をアジアNo1に成長させる役割も大きな動機に。将来監督就任も??
イニエスタ選手の神戸への強い思いは19年には特に印象的でした。このシーズンではチーム主将を務め、20年元日決勝の天皇杯で優勝、クラブに初タイトルをもたらしました。
そして昨年、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でもチームを初出場で4強へ導く活躍。ただ途中で負傷し長期離脱したこともあり、「アジアNo1」は達成できず目標がまだ残された形に終わりました。
契約延長会見で、クラブの三木谷会長は「(コロナ禍で)経済的にも大変厳しい状況にある中、かなり歩み寄りをしていただいた」と意外な裏話を披露。クラブのために約4割減、推定年20億円に契約額を譲歩したとみられ、そこにもイニエスタ選手の「本気度」がうかがえます。
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