「あれ?なんか前にも同じことがあったような…」
なんてたまに一度も体験したことがないはずのことを、すでに体験したかのように感じることってないですか?
それ、デジャヴです。
今回は、デジャヴについて紹介します。
デジャヴとは
デジャヴは、フランス語で「deja-vu」と書き、直訳すると既に見たという意味になります。
ある風景や状況に遭遇したときに、前にも見た事があるという既視感のことを指しています。
既視感?正夢とは違うの?と思うかもしれませんが、デジャヴは正夢とは違います。
正夢は見た夢が現実になることを言いますが、デジャヴは体験したことがないことを体験したことがあるかのように感じることを言います。
デジャヴの現象は、心理学者や脳神経学者の間でも注目されていますが、再現は難しく、その原理は解明されていません。
デジャヴは、全人口のおよそ6~7割もの人が経験しているそうです。
デジャヴが起こる原因
デジャヴは科学的に解明されていない現象ですが、原因として考えられる仮説があります。
実際、過去に似たような経験をした
過去の似たような体験を同じ現象のように感じてしまっている可能性があります。
自分が体験したことだけでなく、ドラマや映画のワンシーンの記憶からもデジャヴが起きることがあります。
無意識の予測
人は経験則や周囲からの情報によって、近い未来をある程度予測できます。
次に起きるであろう出来事を無意識に予想していて、それが実際に起きた時にデジャヴのように感じてしまうのです。
シャメブとは
デジャヴの反対の意味を指す言葉で「ジャメブ」というものがあります。
デジャヴの反対なので、見慣れ知っているはずのものが未知のものに感じられる現象のことを表しています。
例えば、いつも通っている道が、見知らぬ街路であるかのような感覚に陥るなどです。
一種の記憶喪失のように思われるかもしれませんが、実際、記憶喪失になった人や、てんかん患者によくみられる症状のようです。
まとめ
デジャヴは、一度も体験したことがないはずのことを、すでに体験したかのように感じる現状。
正夢は、見た夢が現実になること。
シャメブは、見慣れ知っているはずのものが未知のものに感じられる現象。
デジャヴを感じた時は基本的に、既視感と同時に「確かに見た覚えがあるが、いつ、どこでのことか思い出せない」というような違和感を伴います。そんな時ちょっと思うのが
「もしかしたら前世の記憶なのでは?」なんて思ったりしますが、そうだとしたらちょっと面白いですね。