実際、決断力が高い人は仕事ができます。
即決断できる人は、自分の意思や経験、リスクをとる覚悟などがあり、決断した後の行動もサクサクと物事が進んでいきます。
そこに強い意思と責任感があるから、仕事ができるのでしょう。
決断力が高いと、人生を自分で決めて、自分の意思で生きていく事ができます。
誰々がこうした方がいいと言ってたなど、他人に自分の意思を委ねるのをもうやめましょう。
今回は即決断のメリットと決断力を身に着ける方法を紹介します。
決断力が持つメリット
決断力が高いとどのようなメリットがあるのでしょうか。
決断力が高い人には以下のような特徴があります。
変化を受け入れられる
決断のリスクを受け入れる覚悟があるので、決断後に起こる変化を恐れないようになります。
決断するということは、何か変化を起こすということです。ゆえに決断により何かしらの変化がおこります。
変化が怖くて決断ができない人も多いです。
変化は恐れるものではありません。人間変化しないと成長はありませんので、変化を受け入れていきましょう。
変化が怖くて動けない人も、決断力を身につければ一歩踏み出すことができます。
方向性がはっきりしている
決断力がある人は目的がはっきりしているので、決断に一貫性があり、決断した後も道に迷うことはありません。
仕事の場合、上司の決断によって部下の動きが変わってきますが、ふらふらと指示を変える上司より、きちんと向かうべき道を示す上司の方が好まれます。
自分の意思で決断を下している人は目的がしっかりしています。
いつも、他人に方向性を決めてもらいがちな人には必要な能力です。
チャンスを掴みとれる
チャンスは即決断ができる人のもとにやってきます。
モタモタしてると、他の人にチャンスを取られてしまう可能性があります。
決断力が身についていれば瞬時に「やるべきか否か」を状況を踏まえて自分の心に問うようになります。
「もしかしてこれはチャンスなのかも」と気づけるでしょう。
決断力がないと、チャンスなのかどうかもよくわからないまま、後回しにしてチャンスを逃してしまいます。
断れる
日本人は断るのが苦手です。
「嫌われたらどうしよう。」「ノリが悪い奴だと思われたくない。」
そんな空気を読むスタイルでいつも誘いがあると断れずにいます。
断れるのは、自分の意思がはっきりしていてそれを適切に伝えられる人です。
断る事で時間を自由に使えるようになったり、仕事に集中できるようになったりと、人生が他人に左右されなくなります。
断る理由もハッキリしているので、断っても「申し訳ない」と後悔しなくなるでしょう。
失敗を学びに変えれる
自分の意思を持って決断するので、失敗しても何が原因なのかがわかりやすくなります。
失敗を失敗のままで終わりにさせません。
「失敗は成功のもと」とよく言われますが、それを発揮するには自分の意思が必要です。
他責だと「あの人のせいで失敗した」という考えになり、それ以上のことは考えなくなってしまいます。
即決断することのメリットとデメリット
これまで決断力のメリットを伝えてきましたが、今回のテーマである決断力が早い人は仕事が出来るのかについて解説し、またそのメリットデメリットを記載します。
メリットに関しては双方のテンションを維持したままことが円滑に進みます。
逆に先延ばしにすることによって同じテンションで迎えることが難しくなってきます。
それだけではなく、決断を早めることによってタスクを残さないため、他の物事に集中することが出来ます。
デメリットとしては選択肢が狭まるためベストな回答が出来ないという意見もありますが、これは経験によって大幅に改善することが可能です。
ただし本来持った能力もあり、ある程度決断力を鍛えても、即決するより時間をかけたほうがいい場合もあります。
まずはトライアンドエラーを繰り返し自分に合った回答時間を確認することが大事です。
決断力を上げる方法
決断力が高いことのメリットを知ると、自分も決断力を高くしたいと思いませんか。
ここでは、決断力を上げる方法を紹介します。
何事も自分で考える
小さなことから、大きなことまで、まずは自分の頭で考える習慣を身につけましょう。
「あの人の方が詳しいから」「大事なことだから、まずは相談」ではなく、いったん、自分の頭で考えてみてください。
人に聞くのは簡単です。自分で考えなくてもいいんですから。
成功でも失敗でもいいんです。とにかく自分で決断して経験を増やしましょう。
物事を見極める目や、考え方がだんだんわかってくるはずです。
まずは、誰かと食事をする時に「何食べたい?」と聞くのではなく、自分の食べたいものを考える事からはじめましょう。
情報収集をする
決断には、情報が必要です。
今日傘を持って出かけるかどうかの判断には、天気予報や実際の雲の様子などの情報が必要ですよね。
決断ができない人は、情報が足りてない場合が多いです。
決断しなければいけない時、決断に必要な情報を収集して不安を1つずつ消しましょう。
情報収集では自分で調べるのも大事ですが、人に話を聞くのも大事です。
ネットで調べた情報などは、ライター(書いた人)によって内容が偏ってしまっている可能性があります。
色んな人の考えに触れるもの情報収集のひとつです。
情報が積み重なれば、それを踏まえて最善の決断ができることでしょう。
先延ばしにしない
「検討する」「行けたら行く」など曖昧な表現を避けるようにしましょう。
便利な言葉に逃げず、すぐに決断するためです。
決断して良いのかわからない時や、不安がある時はつい先延ばしにしてしまいがちです。
その気持ちをぐっとこらえて、曖昧な言葉を使わないようにしましょう。
どうすれば出来るかを考える
人間は、出来ない理由を探すのが得意です。
「時間がないから」「忙しいから」「詳しくないから」「やったことないから」
そんな出来ない理由を考えても、何も解決しませんし、変わりません。
・自分の何を変えたらできるようになるか
・できるようになるにはどんな行動が必要か
・どんな情報が必要か
これらを考えていると、自分でなんとかできることはあるのだと気づけます。
自分を持つってどういうこと?子供の育て方にも関係するの?
皆さんは、自分というものをしっかり持っていると思いますか?
自分を持つ、ということは「自主性を持つ」とも言い換えられ、自分で物事を考えて判断をすることができる人です。
それは、大人になってからも訓練して身に着けることができますが、小さいころからの親の接し方や環境も関わってきます。
そこで、自分を持った子に育てるための方法をお伝えしましょう。
自分を持つ、ことのメリット
- 人のせいにせず自分に責任が持てるようになる
- どんどん前に進める
- 自己肯定感が高まる
人のせいにせず自分に責任が持てるようになる
毎日の暮らしの中で、小さなことでも「どれにしよう」「どちらがいい?」と、選択を迫られることが多いですね。
そんな小さな選択から、進学や就職、結婚などの人生の中での大きな選択まで、自分の考えで決めることができる人のことが「自分を持った人」といわれます。
人生の大きな岐路で、自分で決められずに親や周囲の人に決めてもらった通りに動いたとき、それがうまくいけば、「あの人のおかげ」と思えるのですが、うまくいかなくなった時は「あの人のせい」と責任転嫁してしまうのが、悲しいかな人間の性ともいえるのです。
自分で決められなかったばかりに、人を恨み続けることもあるかもしれません。せっかく育てた子供から恨まれる親も辛いものです。
自分を持ち、自分でしっかり決められるような人になれば、誰かのせいにすることもありません。自分に責任を持てる人になれるのです。
どんどん前に進める
自分というものをしっかり持っていれば、人の言動にいちいち振り回されることがありません。「自分のやっていることはこれで合っているのだろうか」と不安になって、人目を気にしたり人からの意見に合わせて意見がコロコロ変わったりすることもないので、どんどん前に進むことができます。
自己肯定感が高まる
自分が決めたことをとりあえず行動に移してみても、うまくいくこともあればそうでないこともあります。しかし試行錯誤してみてうまくいくようになれば自信を持つことができ、その自信の積み重ねが「自己肯定感」を引き出してくれます。
自己肯定感というのは、「自分の存在を認める」「ありのままの自分を好意的に受け入れることができる」という感情が持てるということです。
自分の存在価値を認められる人は、他人の存在価値も認めることができます。
自分はいつでも元気で明るくなければいけない・認められないというのではなく、落ち込んでいる自分も自分らしく、こんなことで怒っている自分も自分らしいのだと思って自分を否定しないということです。
自分の良いところはもちろんのことそうでない部分も認められたら、他人が落ち込んだり怒ったりしていても理解することができ、それを受け入れることができます。
自己肯定感を高めることは、人のことも肯定的に認めるということにつながっていくのです。
自分を持てる子どもに育てるために
- 子どもは親の思い通りにはならないことを知る
- なんでもいうことを聞いてあげるわけではない
- 失敗も経験させる
- 子どもに頼ってみる
子どもは親の思い通りにならないことを知る
子どもは小さいけれど一人の人間です。もちろん未熟なまま生まれてくるので、親の手助けが必要です。特に生まれてから自分で立って歩くようになるまでは、完全なサポートが必要です。ミルクやごはんを食べさせたり、おむつを替えて排泄の始末をしたり、歩けないので、室内以外では抱っこやベビーカーなどで移動を助けなければいけません。
しかし1歳、2歳となるにつれ、自我が芽生えてきて自分のしたいことを主張するようになります。親がしてほしいことに反抗して泣いたりわめいたりする、いわゆる「いやいや期」といわれる第一次反抗期です。すでにそんな小さいころから親の思い通りにはなりません。
さらに大きくなると、もっと自分の意見を持ち社会のこともわかってくるので、子どもの方が優れた判断をすることもあります。
親は子どもをペットのように考えないで、一人の意思を持った人間なので思い通りにならないことを知って接することが大切です。
なんでもいうことを聞いてあげるわけではない
子どもも意思を持った一人の人間、と考えて接するとしても、社会に出るまではやはり親が正しい方向に導く必要はあります。
子どもには自分の意思や考えはあるけれど、まだ幼い子どもにはそれが良いか悪いかを見極める力はありません。ただ自分が面白い、楽しいことをしたいという欲求に過ぎないのです。
スーパーで走り回っていること子どもは、広いところで走り回りたいのです。しかしスーパーは走るところではありません。子どもが楽しそうだからとそのまま好きなように走られていると、買い物客にぶつかったり、商品が崩れてくることもあるのです。
スーパーで走ればだれかにぶつかるとか商品が崩れてくるなどのことは大人なら経験上わかっているのですが、子どもは走るとどうなるということがわかっていません。
そんな時は人生経験が多い大人、保護者がきちんと説明してやめさせる必要があります。
いけないことは「ダメ」だと伝えることが大切なのです。何事も子供の意思通り好き放題にやっていれば、良いことと悪いことの区別がつかず、ただ楽しければよいという考えのママ大人になって、周囲のこと、人のことなど考えなくなってしまいます。
すると自己を認める、自己肯定感は身についても、自分の主張ばかりを通してしまい他人を認めることはできなくなってしまうということです。
失敗も経験させる
子どもが自分で考えて行動をすれば、失敗をすることも多いでしょう。しかし親は自分の子どもが失敗をすることを見るのが辛いので、失敗しないようについ先回りしてアドバイスをしたりやめさせたりしがちです。
しかし失敗は成功のもと、といわれるように失敗をすれば、何が悪かったのか、次はもっとこうしようと、それもまた自分で考えるようになります。
けがでも同じです。けがをさせないように親が気を使って安全な道ばかり歩かせると、一人になって危険なところを歩くときに、自分で注意をして歩くことができなくなります。自分で痛い経験もして、次は気をつけようと自ら考えることが大切です。
子どもに頼ってみる
子どもは小さい時から、自分を頼ってくれたらうれしいものです。「どちらのケーキにしようかな」ということからでも良いので、子供の意見を聞いてその通りにしてあげることで、子どもは自分の存在感を感じます。
親が病気で辛い時も、子どもにお手伝いを頼むことで子どもは自分の存在価値を高めることができ、役に立つことを自信にすることができるのです。
自分を持っている人は、自分に責任を持って物事を進めることができ、自己肯定感が高いので他人のことも肯定的に見ることができるようになります。
自分を持つ人に育てるには 子どもは大人の思い通りにならない自分の意思を持つ一人の人間だということを理解しながら、正しい道に導いていくことが大切です。
また親は子供の失敗を恐れないで経験させることと、時々子どもに頼ってみることで子どもは「自分を持つ」ようになります。
まとめ
決断力は、すべての人に必要とされるスキルです。
1つの決断で人生が変わってしまうこともあります。
ただし、決断力はすぐに身につくものでもありませんので、日頃から決断力を磨き続ける努力をしてみましょう。