東京五輪男子100mの東京五輪代表の座をかけた日本選手権決勝は、ロケットスタートを生かした多田修平が1位、日本記録保持者山縣亮太が3位となり、代表が決定しました。
2位は、予想外の、有力5選手に含まれていなかった人・デーデーブルーノとなりました。
2位の人の名前デーデーブルーノとは?出身とこれまでの成績!3人目の五輪代表となる可能性はどれくらいあるかについて見ていきます。
デーデーブルーノとは?出身とこれまでの成績
2位の人の名前は、東海大のデーデーブルーノBruno Dede
長野県出身1999年10月7日生まれの21歳で両親はナイジェリア人の父、日本人の母です。
私立創造学園高校の2年から陸上を始め、1年を経たずして、北信越大会で初優勝したそうです。
高校3年の7月に行われた長野県選手権では、10秒45(向かい風0・6メートル)をマークし、注目されました。
2018年に東海大学へ入学し、その年の秋には、U20日本選手権に出場し、100mで初の全国タイトルを獲得しました(10秒39)。
2021日本学生陸上競技個人選手権大会の100mでは、10秒29(追い風0.4m)で優勝しました。
現在東海大4年生です。
(2020/8/23)
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まだ21歳。競技歴も5年。これから期待の選手です。
2着のデーデー・ブルーノ「実感がわいてない」…競技開始は高校2年の筋骨隆々大学生スプリンター(スポーツ報知)#Yahooニュースhttps://t.co/uK26Qz0CFW— Dai Tamesue 爲末大 (@daijapan) June 25, 2021
デーデーブルーノの五輪代表の可能性
3位以内に入ったデーデーブルーノの五輪代表の可能性はあるのでしょうか?
決勝出場の有力候補をまとめました。
日本陸上競技連盟が定めた代表選考要項
条件1.今回の日本選手権で3位以内に入り、かつ参加標準記録(10秒05)を突破している者
多田修平、山縣亮太は両者をクリアーしており、直ちに代表に決定しました。
しかし、デーデーブルーノは、2位ですが、決勝で出した10秒19が自己ベストで、10秒05を突破したことがありません。
従って、3人目の代表は他の条件を勘案する必要があります。
条件2.日本選手権3位以内で、7月1日付のワールドランクにより出場資格を得た者
「ワールドランクにより出場資格を得た競技者」というのが、難しいですが、男子100mで、標準記録10秒05の場合、ランク81位以内と目されています。
デーデーブルーノは、2位ですが、6/22付けワールドランクで、174位ですので、今回の結果を含めても81位以内となる可能性は小さく、小池祐貴のワールドランク31位、桐生祥秀の22位からは大きく劣ります。
条件3.日本選手権の4位以下で参加標準記録を突破している者
日本選手権の順位が、優先順位となりますので、小池祐貴が条件に当てはまります。
3位の山縣亮太と同タイムという点も考慮すれば、さらに有利です。
日本陸連はメダルが有望の400メートルリレーを優先しており、原則として100メートルか200メートルのどちらか1種目しか出場できません。
もし200mにエントリーしている小池祐貴が代表決定となり、200mを選択した場合は、桐生祥秀、次いでサニブラウン・ハキームになる可能性も残されています。
デーデーブルーノ2位にネットの反応は?
- やっと本物が現れた 彼は男子短距離界をけん引する選手になります。今年か来年には9秒8ぐらいの記録はだします。
- あの後半の加速なら、200mが楽しみになってきた。サニブラウンもうかうかしてられないぞ。
- デーデーの後半の伸びが凄い。リレーメンバーの4走に適任と思うけど。
- あれ?デーデーブルーノ選手は2着なのに内定じゃないの?と思ったら、そっか彼は参加標準記録出してないのか。厳しい世界だ。でも、2着になったインタビューぐらいしてあげてよ素晴らしかったよ
- デーデーブルーノ選手、「2位とっちゃった。すみません。」って、いやいや、謝っちゃダメだよ。
- 2位入賞、あっぱれだ!胸張れ!!
出典:ヤフコメ
まとめ
- 日本選手権男子100m2位は東海大4年のデーデーブルーノで、決勝で自己ベスト10秒19を出した
- 3位以内の条件は満たすが、五輪標準記録10秒05を突破しておらず、ワールドランクも、今大会前で、174位であるため、代表に選ばれる可能性は小さい
- 今後に期待するコメント多く、後半の加速に期待し、400mリレーのアンカーにとの声も
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