コロナ禍の延期を経て、世界でもいち早く再開したドイツのプロサッカーリーグ・ブンデスリーガ。その若きスター・ハーランド選手が一段と注目を集めています。
「世界サッカー界の王の座を争う逸材」とまでメディアが絶賛するハーランド選手。その年俸はいくら?「サッカー界のレジェンド、メッシやロナウドを既に超えている」とまで言われるのはなぜなのでしょうか。
ハーランドの年俸
アーリング・ハーランド選手はイングランド生まれ、ノルウェー国籍の19歳。190cm超の恵まれた体格と、スピード・キレのあるプレーでゴールを量産する、将来を嘱望されたストライカーです。
ハーランド選手は早くから才能を開花させ、欧州CL史上3番目に若い年齢でハットトリックを達成するなどの活躍をビッグクラブが注目。19年1月にオーストリア1部レッドブル・ザルツブルクからドイツ1部ドルトムントへと移籍しました。
契約は2024年までの4年間。移籍金は19歳選手では考えられない2200万ユーロ(約26億円)もの巨額マネーだったといわれます。そして年俸も移籍金に近く、19歳としては破格の1800万ポンド(約25億7000万円)とメディアでは報じられています。
ただ「市場価格」からするとこの年俸も〝安すぎる〟ほどのようです。海外サッカー選手の移籍市場価値を評価するサイト「transfermarkt」によれば、ハーランド選手の移籍マネーはザルツブルク末期には4500万ユーロに上昇。ドルトムント移籍後は一時8000万ユーロ(約96億円)まで高騰しています。
まだ19歳なのに、なぜここまでハーランド選手の評価は高いのか。その理由を戦績から探っていきましょう。
ハーランドはメッシやロナウド以上?
19歳ながら30億円近い年俸で契約したとされるドルトムントのFWハーランド選手。既に市場価値はその3倍に達しているともいわれます。なぜこれほどに高い評価を受けているのでしょうか。
その理由はズバリ、ゴールの量産ぶりが半端ないペースだからです。今季のハーランド選手はシーズン途中でオーストリアリーグとブンデスリーガを股に掛けた形ですが、両クラブで今までに計35試合41得点を決める爆発力を発揮。コロナ禍で2か月以上ブランクが空いたブンデスリーガでも、再開第一号ゴールを早速決めるなど、早くも10得点(29日現在)を挙げています。
このハイペースは、サッカー界に君臨するレジェンドたちと比べても遥かに上回っているという、驚くべき事実をサッカーメディアが報じています。以下に引用します。
7月21日生まれで約2カ月後に20歳を迎えるハーランド選手は、19歳10カ月時点でプロキャリア106試合62得点をマーク。1試合あたり0.58得点という驚異的なペースを維持している。これは現役トップ選手であるメッシやロナウドの、同時期の成績をはるかに凌駕しているものだ。スペイン紙「AS」によると、メッシは63試合20得点(1試合平均0.31点)、ロナウドは87試合12得点(同0.13点)だったという。
:Football ZONE webより
さらに、ハーランド選手は、これまでにクラブレベルで公式戦106試合に出場して累計62得点をマークしていますが、同じ得点数を積み上げるまでにメッシ選手は132試合、ロナウド選手は233試合もかかっているそうです。ブンデスリーガは残り節も少なくなっていますが、新シーズンを含めた今年後半、どこまでハーランド選手が得点を伸ばすのか、世界のサッカー関係者が注視しているようです。
All good here in Dortmund😄 pic.twitter.com/WDK2msaA2j
— Erling Haaland (@ErlingHaaland) January 18, 2020
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ハーランドのネットの反応
- ハーランド、将来的な“プレミア行き”は間違いなし? 同胞FWが持論展開
- ハーランド対ムバッペみたいになればめちゃくちゃ面白い!
- 俺(ハーランド)が、ソーシャルディスタンスなんて取れるわけないだろうに
- 誕生日がハーランドとめっちゃ近くてびびった
- それよ!たしか俺らハーランドと同い年よな?笑
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
- 再開後のブンデスでハーランド(ドルトムント)に一段と注目集まる
- 19歳で年俸26億円と超弩級だが、移籍市場では既に90億円規模まで高騰
- 同年齢時で比較してメッシ、ロナウドを遥かに上回る得点に世界が驚愕
海外メディアは「ハーランドは過去10年でロナウドとメッシが保持してきた欧州ゴール王の座を争う存在として浮上してきた」と論評、次期トップストライカーの候補者だと指摘しています。移籍市場では既に、名門レアルマドリードが獲得を狙っているとの報道も。
スペイン紙は「マドリーがハーランドをロナウドの長期的な後継者と見ていても不思議ではない。マドリーは交渉のテーブルにつくだろう」と予想しており、移籍したばかりのハーランド選手が今夏にいきなり「市場の台風の目」になる可能性さえ出ているようです。